2クラッチ目

 生きてます。1週のうちに台風の直撃とものすごい大雨に見舞われましたが、幸い無事でした。遠いところからお気遣いの電話やメールをくださった方々ありがとうございました。この場で改めて御礼申し上げます。更新がしばらくなかった上に、特にこの1週間超多忙で、ブログ更新など不可能な状態だったのもあって、ご心配していただいたようです。

 この間カメの方には少しだけ動きがありました。

 一つはニシキハコガメの2クラッチ目が始まったこと。2頭産みましたが、いずれも昨年初産卵した個体たち。がんばるねぇ。
P7050020.jpg

 白濁も始まってます。


 インキュベーターの中の卵は、今のところ順調に発生しているようです。昨年30℃で発生停止が続出したので、今年は1℃下げた29℃で管理中。もう一つは25℃管理。うまくいけば、7月20日過ぎ頃から孵化してくるのではないかと思います。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)
 

日光浴の定位置

 小さな池に放り込んでいるアッサムセタカガメたち「大中小」。特に気を遣うことなく、自由勝手に過ごしてもらってます。

 「中」のお気に入りの日光浴場所がここ。
P6210018.jpg

 落ちた桑の実から勝手に生えてきた実生苗。そのまま利用して、池の水面に被さるように仕立ててます。
P6220008.jpg

 その不安定な細い枝の上が、彼女の日光浴の定位置。

 でも、「大」ほど大きくなったらここではできませんね。期間限定かもしれません。

 水に浸かった桑の葉は食べてるようです。

 

Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

空梅雨 一転 雨が降り始めたら

 梅雨入りしたものの晴れの日が続いていましたが、昨日からやっと雨が降るようになりました。

 これを待っていたかのように、急に産気づいたカメの産卵が続々始まりました。ちなみに昨日の熊本県は「大潮」ではありませんでした。今年の産卵シーズンが終わったあと、カメの産卵が大潮と関係があるかどうか、ここ数年の自分ちのデータを分析した記事を出す予定です。


 まずは(池の)カブトニオイガメ。2クラッチ目です。まだ明るい夕方にさっさと産卵終了。5個。
P6200015.jpg

 こちらはセマルハコガメ。こちらも2クラッチ目。夕方にさっさと産み終わりました。5個もありました。
P6200013.jpg

 もぞもぞしているのは最古参の球磨川産ニホンイシガメ。翌日確認したらお腹が空っぽ。どこかに産み付けたようですが、ついに発見できませんでした。今年は1個体分1クラッチしか回収できていません。狭い飼育場ですが、探し出すのが難しい。自然孵化を待つしかないか。
P6200010.jpg

 こちらはタブ。この春相方が死んだスジクビヒメニオイガメ、と隔離していたカブトニオイガメ。どっちがどっちの卵を産んだか、現場を確認していないので不明。状況証拠や大きさから、たぶん左上がスジクビ。
P6210017.jpg


 日照りが続いていた後の雨の降り始めに一斉に産卵した我が家の5頭のカメ。これだけを見ると、今回の産卵の引き金は雨のように思えます。

 

特別なたった一つの卵

 この小さな卵は、私にとって特別なたった一つの卵。

P6200008.jpg

 カブトニオイガメの卵です。

 これを産んだメス親はうちのCB。甲ずれの個体で、幼体の時に友人のところにもらわれていきました。それがそのお宅で成長し、無精卵を何度も産むようになったので、交配させるために里帰り。環境が変わったためか昨年は産まず、今年初抱卵しました。

 ただ、池に入れておくと、相性のいいペア以外の個体はメスでも攻撃を受けるのか、怯えてしまって陸地に上がっていることが多くなったため隔離。暖かくなってから現在まで、3頭のメスのうち2頭を隔離していました。

(※ ニオイガメ系はそこのところが大変で、しかも噛む力が半端ないので、これまで何度も飼育を続けるかどうか迷いました。でも、カブトニオイガメに関しては、初期のころに自家繁殖させた種なので、ずっと飼育し続けています。個人的な意見ですが、カブトニオイよりスジクビの方が強烈執拗。スジクビは、強いメスが他のメスを攻撃しているのを過去に確認)



 でもその里帰り個体が抱卵したまま体調を崩して急死してしまったのです。



 それなのになぜ卵があるかって?



 それは・・・

続きを読む

待望のオス

 届きました。オーストラリアナガクビガメ。ちょうど脱皮時期。
P6130021.jpg

P6130019.jpg

 確実なオスです。
P6130017.jpg


 直接的には2015年の寒波が原因だろうと思いますが、オスが二頭とも死亡しました。メスは生存。そのメスは昨年は抱卵せず、今年も今のところ抱卵していません。貯精に期待していたのですが、そうとう堪えたんでしょうね。この冬は厳冬期に室内無加温飼育しました。

 冬眠できないわけではないけれど、さすがに低すぎると死にます。
 

 オスをずっと探していましたが、なかなか目にかなうオスが見つかりませんでした。しかし、今月初めの九レプに出展した折、相談に乗ってくださったナガクビブリーダーさんとトントン拍子で話がまとまり、我が家にやって来ることになったのです。2013CB、九レプに出た甲斐があったというものです。本当にありがとうございました。



 早速池に放しています。
P6140012.jpg
P6140015.jpg
P6140013.jpg

 甲長が15センチありますので、来年から繁殖に使えればと思います。もちろん厳冬期は取り込みます。



Chelodina longicollis

これか!

 今朝スジコEを個別管理していた箱をのぞくと、卵が落ちていました。昨日までは無かったものです。
P6140007.jpg

 洗ったところ。
P6140008.jpg

 ガッテン! 最近の不調の直接の原因はこれですね。

 お腹の中に少なくとも1個残っていたようです。体の状態が良くなかったか何かで、全部産み出せなかったんでしょう。

 そしてこの数時間後観察したときには、新たに、それはそれは良い形のりっぱなふんのかたまりを数個発見。やっと日の目を見た、という感じ。



 点としてあったすべての情報が私の中でつながってきました。5月末の産卵数が異例の2個で、いつもより少ないと思っていました。(そりゃあまだ体内に残っているんだもん。) 産卵後は餌を少し食べていたんですが、やがて徐々に不活発に。そして、そういえばここ数日、軟便をしていました。つまり、卵が詰まっており、そのせいで糞も十分出ることができずに溜まっていたということでしょうか。当然餌を食わないですよね。(※あくまでも素人の推理ですけど。)

 我が家ではほとんど起こらないケースで、そこまで気がまわりませんでした。これまでニシキでは経験ないと思います。最初の治療で調子が上がらなかったら、レントゲンを撮ってみましょうと言われていました。何かが詰まっているかもしれなかったからです。でも最初の治療で状態が持ち直し、自力で産み出すことができたんでしょうね。

 この後よく動くようになり、餌をバリバリ食べるようになったのは言うまでもありません。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

物言わぬカメ

 ニシキハコガメ・スジコEが産卵後から調子が上がりません。明らかに餌食いが悪いし、目に生気があまり感じられませんでした。ジャイミルに反応せず、大好きなはずのコガネムシにも同じ。ミミズにだけは反応しますが、少ししか食べず何か食べ辛そう。ほかの個体と比べても動きが緩慢で、でもそれら以外に特に何か症状は見られません。

 スジコEの場合、例年2クラッチ目があるので、この状態のまま抱卵されては生死に関わる可能性もあると思い、動物病院へ。

P6120010.jpg

 治療後二日経って、やっとコガネムシやコオロギを追いかけて食べるようになりました。やはり体の中に何か不具合があったのか。言葉では何も語ってくれないので、観察から異状を感じ取るしかありません。目から感じる生気もだいぶ戻ってきました。もう少しか。

 今年は我が家では調子を低下させる個体がいつもより多い感じ。多くは自然回復しますが、特にメス親は命を懸けて産卵するので、早め早めに手を打たないと。

 ちなみにスジコEの卵2個のうち1個は発生停止。今年は仔が採れるかなあ。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)