カメ、飛行機に搭乗する

 HBM、とんぶりに参加するにあたり、カメを運び込まなければならない。熊本から陸路で行くには時間がかかりすぎるし、新幹線もまだましだけどしかり。で、関東に行くとなると、うちの家族の場合、100%航空機を使う。

 しかし、困った。カメを機内に持ち込めるか?持ち込めるとしても、手荷物検査のX線を浴びさせたくない。以前、関東から金魚を持って帰ろうとしたとき、いきなり手荷物検査場に持ち込んだら、航空会社には伝えてあるのか?というようなことを言われ、これはまずいなという雰囲気になった。結局は持ち込めたのだが、できればスムーズにそうしたい。

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 それで、今回はこちらの空港の手荷物預かりカウンターで、仔ガメを機内に持ち込みたいが、できればX線を浴びさせたくない、と率直に話した。実際嘘ではないんだけれども、少しでも安心してもらうため「子」ガメというのがミソ。そしてその場でチラッと見せることになる。①匂いが漏れないこと、②水が入っていないこと、③カメが出てこないこと、が条件にあるように思われた。そして、手荷物検査場の係員に、カメを持ち込む客が来るということを伝えてもらうと良い。おかげで、すべてがスムーズに運び、カメがX線の中を通らされず、係員の目視で無事に手荷物として持ち込めた。
 そしてもう一つ、機内の座席。大きめの機体、B767クラスならば、機内の手荷物棚に横置きせずとも入る。しかし、それは窓側の席の上の荷物収納の話。中央の荷物棚は若干高さが低いように思われた。だからカメを持ち込むときは中央の座席は避けた方が良いと思われる。一方、小さめの機体、B737の場合、手荷物棚には寝せないと入らない。帰りの機内がそうだった。でも後で書くが、うまく対処できた。また、航空券を購入するとき事前に座席指定できるので、他の乗客のことも考えて、ふさわしい席を選んでおくのは当然である。梱包次第ではガサゴソ音を出すものもいるので。

 羽田から帰る時も、基本は一緒。手荷物預かりで、カメの持ち込みのことを話し、手荷物検査場に前もって伝えておいてもらう。羽田はその検査場がいくつかあるから、私の場合、ある決まった検査場を通るということを、事前にこちらから提案した。そうすると航空会社も非常に協力的で、三席シートの、私と妻が座ったあとの隣りの一席を、できるだけ誰かに割り当てないようにコンピュータ上で指示してくれた。そんなことができるんだと感心した。もちろん満席ではそうはいかないが、席に余裕がある場合は、可能なようだ。おかげで帰りの機内では、私たちの横には誰も来なかった。しかも、機内のクルーにもカメが入ってくるということが事前にしっかり伝わっているらしく、荷物棚に寝かせて入れたくないカメのバッグを、ふさわしい方法で固定してくれた。ただし、羽田での手荷物検査は、若干厳しかったことを付け加えておく。カバンの中を全部外に出して見せることになった。その際も自分からてきぱきと出して協力的な姿勢を示すこと。するとすぐに検査は終わり、むしろ感謝される。

 そんなこんなで、仔ガメたちは無事にX線にさらされることなく往復とも機内に持ち込むことができた。イベントで販売したカメはどれもX線にさらされていないことをここに申し上げておく。
 また、売れ残った個体たちは往復飛行機に搭乗したことになる。うちのカメは飛行機乗りだぞ!と言いたくなった。

 帰りの飛行機の中ではクルーの気遣いが素晴らしかった。降りる間際にもわざわざ近づいてきて、カメのことを気遣ってくれた。さらにカメとは全然関係ないが、機長の客全体に対する気遣いが素晴らしかった。出発前の説明がものすごくわかりやすく、飛行機の巡航速度が秒速180mということまで噛み砕いて説明し、何分後に富士山が見え、さらに何分後にどこの街が見えるなどの情報まで丁寧に発信する。そして到着すると、機長自らねぎらいのアナウンスをする。その姿勢にいたく感動。クルーのカメに対する配慮への感謝と、機長のアナウンスの素晴らしさをクルーに話すと、機長にもその旨伝えると返ってきた。

 このサービスをしてくれた機長とクルーの名誉のために書いておこう。

[便名] JL1807
[出発日] 2014年11月04日(火)
[区間] 東京(羽田) → 熊本
[発着予定時刻] 11:45 ‐ 13:35

 この記事が関係者の目にとまることがあるとすれば、その乗務の記録を調べると、だれが担当したのか分かるだろう。そんな頑張っている人が報われて欲しい。JAL日本航空、頑張ってた。


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