オーストラリアナガクビガメの初産卵

 タブで冬眠させていたオーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)は、そこそこの水深が取れて、太陽の光が降り注ぐ屋外飼育がよかろうと、今春から池へ移動させました。今までより広い環境に最初はおどおどしていましたが、今では餌を求めて足元まで上がってくるほど慣れました。
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 左の個体(2012年末に導入)の抱卵を、5月の連休頃から確認してました。配合飼料も食べる飼育し易い個体です。それが九レプから帰宅してみると、お腹の中がすっからかん。どこかに産卵したようです。

 探してみると、これではないかと思われる卵を発見。
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 大きさのそろった卵が8個、形成不全の卵が1個、そして一つだけ大きな卵が1個、同じ場所にまとまって見つかりました。卵黄が沈んでいるものもいくつか見て取れました。実際、画像のように何個か白濁しました。

 それにしても我が家では初めて見る大きさの卵です。同時回収のニホンイシガメの卵より小さく、ニオイガメ系の卵よりは若干大きい。親個体の図体のでかさからすると、意外なほど小さいと感じました。

 こんな時よく参考にするのが、クリーパー5号(2001年)です。「カメ繁殖のための基礎知識-補遺-」という記事の中の「カメ類の産卵パラメーター」をみると、オーストラリアナガクビガメの産卵データは以下の通り。

環境: 野生
クラッチ数: 1~3
1回産卵数: 6~24個
卵殻サイズ: 固い。長径21.0~33.8mm×短径12.5~21.3mm
孵化期間: 110~168日



 我が家の場合、産卵数は範囲内、卵殻サイズも範囲内(実測値は約30×20mm)でした。たぶんロンギの卵だと思うんですが、初めてのことなので確信が持てません。



≪後日談≫:
その後6月4日に、産み落とされたばかりの似たような大きさの卵を、新たに10個発見しました。成体♀ロンギコリスは2頭いますが、もう1頭は抱卵していなかったはず。頻繁にしている抱卵確認検査をすり抜けた?
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そういえば、このところ珍しい光景を見かけました。通常ロンギは池の中にいるか、上陸しても池のすぐそばで日光浴をする程度。しかし、先日は、すでに産卵したばかりの個体が再び産卵床のところに上陸して一晩過ごしていましたし、もう一頭のメスも、最近顔を見ないなと思っていたら、産卵床の土の中に潜り込んでいました。
誰の卵か謎が深まるばかりですが、10個も産むのは我が家ではニホンイシガメとたぶんロンギのみ。ただ、いつも見るイシガメの卵より卵殻が硬質で小さいです。ちなみに2度目の10個はすべて有精卵でした。孵化まで漕ぎつけられるのか楽しみです。


Chelodina longicollis


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