大荒れのスジクビヒメニオイガメ

 我が家のスジクビヒメニオイガメは年中屋外池飼育です。昨年までは多少の小競り合いはあるものの、問題なく同居飼育できていました。

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 しかし、今年の我が家のニオイガメたちは大荒れに荒れました。例年になく他の個体に対する攻撃がひどかったのです。生傷が絶えず、それが1頭だけでは終わらなかったのです。

 画像は昨年の九レプで購入してきた美しいメス個体、我が家の期待の星でした。この個体、ある時から浅瀬で見かけることが多くなり、ついには隔離して飼育せざるを得なくなりました。種親にと思って導入し、今年目論見通り抱卵したんです。しかし、良かったのはそのことだけ。隔離後、日をあけて少しずつ計4個産卵。残念ながらすべて無精卵でした。そして最終的に死亡しました。

 別の被害者はカブトニオイガメ。うちの場合成体♀2頭を飼育場所の関係で仕方なく池に入れています(これらは自家繁殖し残した個体たちなのでどうも手放せません)。不思議なことにそのうちの大きい方(2003CB)だけが、自分より小さなスジクビから攻撃されるのです。この個体も陸場に避難するようになりました。幸い、よく餌を食べる個体で、体が大きくて体力があったためか、回復していきました。(この個体、昨年スジクビとの雑種がとれた個体です。今年も2頭とも産卵したのですが、すべて無精卵でした。)

 ♂の1頭も調子を崩し、やがて完全に陸場に上がるようになりました。死の間際は、腹甲と背甲を結ぶ組織が緩々になり、腹甲が全体的として少し動くほどの症状。この個体の場合昨年あたりから少しずつ痩せて来たなと感じていたので、もともと病気にかかっていた可能性があります。



 スジクビのオスが攻撃している? そうとも限りません。スジクビの♀がターゲットの個体を追い回して、噛みついているのも見ました。




 こんな状況だったんで、スジクビヒメニオイガメを飼育する意欲がかなり減退しました。今後は今いる落ち着いている個体たちだけを細々と飼育、そして可能なら繁殖して行こうと思います。もうニオイガメはいいかな。自分の気持ちとしては徐々に縮小させていく方向です。



 それでも、今年もスジクビヒメニオイの有精卵(2親分)を数個確保しています。順調に行けば今月末あたりには孵化するでしょう。




Sternotherus minor peltifer

コメント

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あの雌個体がですか、残念な結果に声を失いました。

私はニオイガメ飼育経験はまだ浅いのですが、スジクビはカブニに比べて盗られた子も含め、気の荒さ(とことん追いかけて噛む)を実際見ています。

多頭飼育を思っていましたが難しいですね。

eviccoさん

タブではなく、より広い池飼育にしてから、落ち着いて飼育できていたんですが、
初夏の頃短時間で変貌してしまいました。
個体数や個体の調子の上下などで、それまでの力関係のバランスが崩れるのかもしれません。

記事にする必要もないかもしれないこのような失敗談、どなたかのお役に立てればと思い、あえて公開しています。
どうぞ今後の飼育の参考にしていただければ嬉しく思います。