呼吸器疾患

 ニシキハコガメ・スジオA。色が薄めの個体。鼻の穴が表面上つながり、縁甲板には余分な甲板もあり、決して“完品”ではありませんでした。

 これはこの日を見越して事前に撮った写真です。
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 かなり痛々しい。



 結末からいうと、死亡しました。





 今年も無事冬眠明けしました。でも梅雨の頃、呼吸器系の疾患にかかり、獣医に2度診せましたが、あまり好転せず、このまま異国のこの地で生を全うさせてあげようと世話をしていました。この地では、いつも同じ抗生物質の注射しか頼みがなく、それはそれで有効な場合が多いのですが、あまり効かない場合もあり(それは治療を遅らせた場合が多い)、別の治療法を探す必要性も感じています。とにかく呼吸器疾患は早期に受診しましょう。

 毎年冬眠明け後の春から梅雨頃にかけて、この呼吸器疾患はニシキハコに出ることが多いのですが、死に至ることは、これまでほとんどなかったように思います。しかし、今年の我が家は、この病にかかる成体が特に多く、頭痛の種になっていました。今年初めに亡くしたスジコCも症状が同じ。注射薬への耐性も出てくるのではとは獣医師の話。

 伝染性を疑いますが、病気の個体を隔離していても別の成体が罹患しますし、不思議なことに幼体や亜成体が罹患することはまったくありませんでした。ニシキハコにもともと隠れている何かがいて、体調が一時的に悪くなった時に、悪さをし始めるのかもしれません。真相は分かりません。


 この個体は何年もの間頑なに生餌しか食べなかったのが、数年前ひょんなことから配合飼料に餌付き、とても飼育し易くなっていた個体でした。我が家でちょうど9年間飼育しました。来た当初から繁殖力のある成体でしたので、少なくとも十数年、もしかしたら二十年前後生きていたかもしれません。最近は他のオスとの力関係でもやや衰えが見られ、背甲の模様も少し薄くなってきていました。






追記;

症状; 
●不活発 ⇒ やがて絶食。
●粘性のある鼻水。
●さらに進むと口の周りにもよだれのように粘液が出、結果的にそこに汚れが付いて、口の周りが黒くなる。
●くしゃみ音が聞こえることも。

よく観察していると、あれっ?いつもと少し違うな?と感じることがあります。その感覚はとても大切です。特に餌食いの時に気づきやすく思います。







Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

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