大潮の日にカメが産卵するという説

 カメ友のKazさんのブログに、カメの産卵と「月の満ち欠けとの関係をよく聞きますが、あんまり関係無いように感じています」とありました。実は私も同感です。
 特に大潮の日に産むとか言われていますが、以前私もそう思っていました。

 
 関係あるのかないのか、自分の持っている過去の産卵データを使って、ざっと計算してみることにしました。


 まずは簡単に、年間総産卵数のうち、大潮の日に産んだ卵の個数の割合を出してみました。大潮の日にカメが産卵することが多いのであれば、その割合は大きくなるだろうと思ったのです。また、カメの種類によって、一度にたくさん産むものや少ししか産まないものもいるので、産卵数が多い個体が大潮の日に産めば、割合は若干上がるかもしれません。その逆も然り。個体別にいつ産んだかを数えればいいのですが、そこまで今回は余裕がありませんでした。算出にはネット上の月齢カレンダーを用いました。


大潮の日に産み出された卵の割合。

 2016年(現時点まで) 24%
 2015年        32%
 2014年        28%
 2013年        13%
 2012年        38%


 大潮の日に産んだ卵の個数は、平均すると全体の27%だけでした。大潮の日に産卵するよ、産卵するよという割には、わずか4分の1程度という結果に。

 新月から次の新月まで29~30日あると思いますが、ネット上の月齢カレンダーで、数年分の産卵期の大潮の数を数えてみたら、約30日の間に8日前後あるということが分かりました。それは27%程度。ひと月のうち約4分の1が大潮の日ってことになります。

 これを比較すると、ひと月のうちの大潮の日数の割合と、大潮の日の産卵数の割合があんまり変わらないという結果に。

 うちの産卵データからざっと計算してみましたが、大潮の日に産卵が多いという相関関係はどうしても導き出せませんでした。最近私が感じていたことと同じです。

 皆さんのところのデータでは、いかがでしょうか。

 




 ※ なお、計算や比較自体がおかしかったら教えてください。

コメント

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大潮と産卵の関係は温度に左右されると思います。

今年は特に暖かい日が多いせいか、この辺でも
金魚、亀ともに潮に関係なく産卵しています。

金魚の話になってしまいますが、例年であれば
4月や5月は大潮中に産むことがほとんどですが
気温が上がるにつれ、潮に関係なく産みだします。

亀に関しても、似たような感じを持っています。

なので、産卵のトリガーとしては温度が1番手で
優先順位も高く、時点に潮や気圧、湿度といった
部分が後押ししている感じですかね。

なので、大潮と産卵に関しては寒いところの
屋外飼育者は気にした方がいい程度との認識です。

Faberge さん、

早速のコメント、ありがとうございます。
非常に興味深く読ませていただきました。
金魚とカメの両方を飼育しておられる経験からくる洞察、目から鱗とはこのこと、唸らされました。
ブログ記事の中で、ご紹介したい内容です。

うちは九州熊本、暖かい地方なので、潮もほとんど関係ないのかもしれませんね。
春が来たと思ったら、次は暑い夏が来る感じで、初夏というのか間の気候が短いんですよね。


実は、以前読んだ科学の本の中に、影響されない、という記述を見つけたことがあるのです。
その時は半信半疑だったのですが、今となっては正しいのかな、思っていました。
その本はうちにあったはずなのですが、いろいろあったので探し出せずにいます。
本の情報が正しいとは限らないのですが、あれば本当は記事に中でも紹介したかったです。


> 大潮と産卵の関係は温度に左右されると思います。
> 産卵のトリガー(引き金)としては温度が1番手で
> 優先順位も高く、時点に潮や気圧、湿度といった
> 部分が後押ししている感じですかね。
> なので、大潮と産卵に関しては寒いところの
> 屋外飼育者は気にした方がいい程度との認識です。


ほかの飼育者の皆さんの観察はどうなのか気になるところです。