カメによる列車輸送障害を防ぐ技術

 カメが列車を止めることがあるようです。

高知県佐川町のJR土讃線土佐加茂駅構内で15日午後9時45分ごろ、線路を切り替えるポイントが動かなくなった。カメが挟まっていたことが判明し、JR四国の係員が助け出して、近くの小川に逃がしたという。

 JR四国によると、窪川発高知行き普通列車(1両編成、乗客3人)がホームに進入できずに停車。約45分後の午後10時半ごろ、運転を再開した。上下線で計5本が最大45分遅れ、約80人に影響した。

 駅の周りは水田が広がり、用水路や川がある。JR四国の管内では、これまでもポイントにカメが挟まることはたびたびあったという。同社の担当者は「若いカメだと甲羅が柔らかくてつぶれてしまうこともあるらしい。ただ、挟まれても生きていたことの方が多いようです」と話していた。


朝日新聞2015年6月17日より引用
http://www.asahi.com/articles/ASH6J3F26H6JPLPB001.html




 それで、こんな技術が開発されたそうです。

 「カメによる列車輸送障害を防ぐ技術」、ちょっと固い言い方ですが、カメの生態を調べて考え出したのが面白い。


 
須磨海浜水族園と、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は協力してカメによる列車輸送障害を防ぐ技術を開発し、一定の効果がみられましたのでお知らせいたします。

詳細

1 経緯
 JR西日本では、毎年夏になるとポイント(分岐器)にカメが挟まり、列車に遅れが生じることが問題になっていました。JR西日本が須磨海浜水族園に相談し、須磨海浜水族園ではさまざまな実験と思考を繰り返し、ポイントにカメが挟まらないようにする技術を確立しました。その結果、これまで最も事象が多発していた和歌山線の五位堂駅付近では、今年、まったく事象は発生しませんでした。

2 原因
 事象が起こるのは、カメの活動期である5月から9月です。調査の結果、次のことがわかりました。事象は、陸上を歩くカメが踏切をわたるときに起きます。踏切から2本のレールの間にカメが落ちると、カメはレールに沿って歩くしかありません。カメはやがてポイント(分岐器)にたどりつきます。そして、分岐器の可動部の隙間に入り込みます。そこでポイントが切り替わると、カメは挟まってつぶれてしまい、信号は赤のまま変わらなくなり、列車は止まってしまいます。

3 対策
 須磨海浜水族園は、ポイントにたどり着く前に、U字溝を埋めて、カメをそこに落下させて安全に確保する方法を提案しました。実際に今年4月にカメ救出装置を設置したところ、4月から8月の間に10匹のカメが助けられたため、おそらく10回の事象が避けられたと考えられます。

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JR西日本のサイト2015年11月24日リリースのニュースより画像とも引用
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/11/page_7955.html



 情報を教えてくれた、カメ倶楽部○○県支部長(妻の親友)、ありがとう。

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