大切な血統

 ニシキハコガメ2014CB、唯一残しているマイコレ個体。それが調子を崩していました。

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 この画像では目がパッチリ開いていますが、昨日までは目が充血して、ほとんど閉じた状態でした。

 もうかれこれ2週間になるでしょうか。餌を全く食べなくなり、腫れぼったい目を閉じたままじっとしている、ニシキハコガメで時々見られる症状です。原因は今年の梅雨の異常な長雨にあると見ています。ただ、事前に十分太らせていたので、そこまでは心配していなかったのですが、自分にとっては大事な血統、仕事が大忙しになる前に時間をとって診せてきました。

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 結果として、カメ定番のあの注射、小さなこの個体にも劇的な効果を発揮しました。注射もあり得ると思っていましたが、診察室の秤でわずか41gしかないと改めて知った時、こんなに小さいのに注射を打てるのですか?と尋ねていました。私にとっても仔ガメを連れて行ったのは初めての経験でした。計算のもと微量でも打てると、しかも最も細い針で。具体的な数字は失念しましたが、1gを数桁下回る世界でした。

 幸いにも、処置の翌日には状態が良い方に大転換。おめめぱっちり、強制給餌の準備が無駄になるほどの回復ぶりで、大きな白いジャイミルを自ら捕らえて丸ごと1匹平らげました。


 この幼体、甲板に太模様が出ているのが特徴。親であるスジコGの遺伝の影響があるのはもちろんのこと、オス親の特徴も色濃く表れているのではないかと思っています。そのオス親は、我が家の飼育個体ではなく、すでにこの世にはいない個体。(スジコGを我が家の飼育オスと掛け合わせたのは今年の卵からです。) そういう意味で、血を途絶えさせたくなかったのです。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

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