TSD♀候補、1クラッチ目、孵化終了

 当地では気温が体温と同等か超える日が続いています。台風も直撃しそうですし、明日あたりから養生し始めないと。ビバガのアメハコ百景、久しぶりにときめく企画ですね。早速手に入れました。週末じっくり読めるか。



 8月に入り、6/10産卵のスジコIの卵の孵化が始まり、これでTSD♀予定(1クラッチ目)の孵化がすべて終了しました。
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 昨年より1℃下げただけで、孵化率が大幅に向上しました。最近カメ友さんもおっしゃっていたんですが、卵の温度管理では1℃2℃でかなりの負担になるのを再認識しました。もちろん親カメや卵の状態も関係あるんでしょうけど。


 1クラ目の孵化数は15頭。29℃管理だったのでメスになる可能性が高いと思います。猛暑でしたが、インキュベーターの表示する数字は変わらず。多少誤差があるのかないのか不明。よほど涼しい地方でない限り、カメを繁殖させる人にとって、もうクールインキュベーターは必需品のようになっていると思います。うちもこれがないとやってられません。世の中の気候は異常。

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 今後TSD♂の孵化も控えているので、今年こそは念願のワラワラ20頭越えが達成できるかもしれません。




 ついでに、お尋ねがありましたので、お答えします。私が過去に購入したクールインキュベーターはここから。

 https://store.shopping.yahoo.co.jp/9999quality/nis0prh3pb.html

 当時75,500円(送料込)で購入できたんですが、今は高くなっていますね。ただ、うちの機械、それ以前に買ったもう一台のよりファンの音が大きいのが気になります。個体差の範囲かどうか分かりません。 ※ 別に私はこのショップの関係者ではありません。購入はあくまでも自己責任で。最安値はほかにあるかも知れません。




 一個だけ孵化しませんでしたので、割ってみました。結構できていたんですね。
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Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

台風前日

 迷走台風5号が近づいています。晴れているのに、結構強い東風が吹いていました。それにしてもゆっくり。上陸予想時間がどんどん後ろにずれています。

 アッサムも何か感じるものがあるのか、自分より背の高いブロックの上に珍しくよじ登っていました。

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 8月を過ぎて秋になったら繁殖の準備を始める時期。いつ雌雄を同居させるか、タイミングややり方の確立したものをまだつかんでいないんで、昨年の成功した方法を踏襲しながら試行錯誤してみます。


 この道の先輩に励まされたように、継続してこそホンモノ。



 そういえば今日からJRSですね。初期のころに一度だけ行ったことがあります。またいつか行きたいけれども、遠いし何より仕事と被ってしまうのでなかなか難しい。今回どうもアッサムはいなかったようで。



Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

成長中、フロリダ

 フロリダハコガメ、今年から屋外飼育中。飼育スペースがないので、喧嘩しない種同士で雑居飼育ですがな。
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 個人的にはメスの黒い部分がより深い黒になったような気がします。漆黒って言っていいの?以前より美しい。

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 オスはもともと極美。やはりいい。


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 食べてる魚は何、だって?



 「キビナゴ」です。主には、配合を食わないロンギのための餌なんですけどね。
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 アッサム以外はたいていどのカメも食べますね。このあたりではワカサギを食べる習慣がほとんどないので、ワカサギを見かける機会も少なく、以前から鮮魚ではこれを使っています。頭も内臓もまるごと。ワカサギより塩分含有量が少ないようです。



Florida box turtle (Terrapene carolina bauri)

胸キュン


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 TSD♂候補の孵化が始まる。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

2016CB成長記録

 手元に残しているニシキハコガメ2016CB。
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 一番注目していました。現在は黄色い部分が背甲全体に円を描くように出てきています。しかも黄色が濃い。

 ニシキハコって黒地に黄線ですよね。これは黄地に黒線が入っているように見えます。自分でも訳が分からなくなり、錯覚を起こしそうになります。
 
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 TSD♂。背甲長68mm。ぼちぼち成長しています。昨今の自家産全体に言えますが、一気に大きくしていないのでこんなものかと。
 個人的には、黒い部分が明瞭な線ではなく、塗りつぶしたようになっているのがあまり好みではありません。でもあと30mm成長したときどうなるか見届けたいと思います。



 ちなみに、11か月前の様子。
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 現在の様子。
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 奥のニシキも同じく2016CB。スジコBの血統、TSD♀予定。背甲長65mm。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

水浴び中

 個人的には、今年は8月のお盆の前から秋の気配を感じています。カメたちはどうでしょう?


 最近よく水入れに浸かっている♀たちを見かけるようになりました。今日は3頭も入浴中。たいてい顔ぶれが同じなので、この場所を覚えており気に入っているものと思われます。でも本当に暑いときの利用は少なかったんですがね。とぼけたような顔が可愛いと思うのは私だけ?
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 「ステップ・テラス付きプール」という商品名だったと思いますが、なかなか便利です。ただ、ステップは使い始めて間もなく、本体に引っ掛ける爪が折れて使い物にならなくなりました。もうちょっと強度が欲しかった気がします。まあ、本来は専用飼育ケースのためのものであり、うちのような屋外での成体たちへの使用は想定していないでしょうから、仕方ないかもしれません。


 こうやって水に浸かっている姿はほのぼのとして癒されますが、今年はまったく油断のならない危機的な状況も起きてしまいました。水に溺れたとかいうことではないのですが、書く気持ちが起きれば記事にしたいと思います。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

大潮の日にカメが産卵するという説 -その2-

 1年ほど前、「大潮の日にカメが産卵するという説」という記事を書きました。今回はより詳しい報告です。





◎【今回用いた基準となるもの】

① 新月から次の新月まで29~30日あると思いますが、ネット上の月齢カレンダーで、数年分の産卵期の大潮の数を数えてみたら、約30日の間に8日前後あるということが分かりました。それは27%程度。ひと月のうち約4分の1が大潮の日ってことになります。(前回の記事より引用)

② 潮見表カレンダー。より正確さを追求するために「熊本」での潮見表にこだわりました。一般的な月齢カレンダーは特定の基準となる場所があるようで、熊本はそれとはわずかにずれがあります。http://sio.mieyell.jp/select?po=84303 → このデータを用いたので、過去記事で導き出した数値と若干違いが生じています。





◎【考察1】 (5年間の)年別の大潮産卵率

数値は左から順に、総クラッチ数、大潮クラッチ数、大潮産卵率

〔2017年〕     29     7      24.1%

〔2016年〕     33      9      27.3%

〔2015年〕     35     11     31.4%

〔2014年〕     38      9     23.7%

〔2013年〕     29      5     17.2%

〔合 計〕     164    41     25.0%



2015年こそ31.4%となったものの5年間では25.0%です。大潮産卵率の低い2013年を除いて計算したとしても26.6%となります。大潮の日が27%ほどだとすると、カメは大潮の日に産卵するという説は当たらないように思います。


しかし、興味深い点もありました。




◎【考察2】 (5年間の)月別の大潮産卵率

数値は左から順に、総クラッチ数、大潮クラッチ数、大潮産卵率

〔4月〕      1     0         0% 
    
〔5月〕      36    13       36.1%

〔6月〕      75    13       17.3%

〔7月〕      41    13       31.7%

〔その他〕    11     2       18.2%

〔合 計〕   164    41        25.0%


 気温の低い5月は36.1%というやや突出した数値になりました。

 しかし、6月は圧倒的に産卵クラッチ数が多いにもかかわらず、大潮産卵は17%程度。当地での6月産卵は大潮と無関係というしかありません

 7月は一転高くなって31.7%ですが、27%との差はわずかと言えるかもしれません。それでも、高くなった原因は次の点と関係があるようです。実は飼育種別でもはじき出したんですが、我が家の場合、日本固有種ニホンイシガメが7月に産卵することが多く、大潮の日に産むのが他の種より目立って多かったのです。ニホンイシガメの分を計算から除くと、6月と同じ程度に落ち着きます。これは今後も観察が必要かもしれません。





◎【結論】 ※ 我が家の場合

大潮の日にカメが産卵するという説は、年間を通して見ると当てはまらない。

しかし、気温の低い繁殖期の初期には、大潮の日に産卵する確率が上がる傾向が見られる。とはいえ、全体の三分の二近くは大潮と関係なく産卵している。

ニホンイシガメは・・・?



 ここで興味深く思ったのが、Fabergeさんが前回の記事に寄せてくださった公開コメントです。

大潮と産卵の関係は温度に左右されると思います。

今年は特に暖かい日が多いせいか、この辺でも金魚、亀ともに潮に関係なく産卵しています。

金魚の話になってしまいますが、例年であれば 4月や5月は大潮中に産むことがほとんどですが 気温が上がるにつれ、潮に関係なく産みだします

亀に関しても、似たような感じを持っています。

なので、産卵のトリガー〔注釈;引き金、きっかけ〕としては温度が1番手で 優先順位も高く、次点に潮や気圧、湿度といった 部分が後押ししている感じですかね。

なので、大潮と産卵に関しては寒いところの 屋外飼育者は気にした方がいい程度との認識です。

※下線および注釈は筆者。


 今振り返って、このコメントは至言でした。似た傾向を私のデータも示していたからです。


 私も以前は大潮の日を待ち構えていた口です。しかし、最近はいつしか大潮の日に産むという説に疑問を持つようになっていました。経験上大潮の日によく産むわけではないことに気づいており、今回それを実際の産卵データが裏付けていました。低めの温度が大潮産卵に関係しているとすれば、年々気温が高くなっているように感じる昨今の気象状況だと、ますます大潮は産卵と関係なくなるような気がします。


 素人のこの計算や比較で正しいのかどうかわかりませんが、この記事が当blogを訪問してくださる方の参考になれば幸いです。あくまでも私の住む九州・熊本での産卵記録を基にした考察です。皆さんのお住まいの地域での、単なる経験や感情に基づく大潮肯定論ではなく、産卵データを基にした実際のご観察をお聞きしたいものです。