境界線

 最近、時期的に“温室”としては使わなくなった温室を、別の部屋に移動させました。
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 それまではどこに? 寒かったときは、水槽と温室をリビングにまとめて置いていました。どちらも熱を持つもの、電気代の節約のためです。圧迫感ありありでした。地震で転倒したらどうなるでしょう。熊本地震ではどちらも無傷でした。


 温室の下に敷いてあるシートは、畳の汚れ防止と畳への圧力分散のため。それともうひとつ、境界線でもあります。この範囲をこえて、たとえ世話をしている最中に一時的であったとしても、飼育用品や餌などを置いてはならない、という掟が我が家にはあります。

 カメ飼育専用の部屋があればいいのでしょうが、残念ながらそんなの無理


 それでも家族は理解ある方だと思います。本当は外で飼って欲しいと思っているはずですが、水槽やクールインキュベーターを置く場所も決まっていますし、ベランダもカメのために半分以上は使用を認めてもらっています。

 ありがたや。

期間限定のご馳走

 あの独特の赤い樹皮が好きで、ヒメシャラの苗木を植えたのが五、六年前。現在背丈をはるかにこえて大きくなりました。

 今ちょうど白い花の時期ですが、それにひかれてかコガネムシが多数飛来しています。
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 花を美味しそうに食うんですよね。そしてそのコガネムシをニシキハコたちへ。

 捕った翌日にはまた飛来してますので、今の時期限定のご馳走。

 初めて見るような巨大なシャクトリムシもいました。 これは観察します。
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 カメの餌昆虫を引き寄せることになるとはまったくの予想外で、何か得した気分です。

やっと産卵して安堵

 やっとこさニシキハコガメ5頭のうち2頭が産みました。

 いずれも昨晩から地中にこもりっきりで、完了したのが本日午後。お昼までは地表にわずかにふくれた部分があるだけ。本当に産むのか見ている方はやきもきしてます。そして突然穴が開いて、埋め戻し中のニシキハコガメが出てくるんです。


 スジコB。あなた、マジで2回目の卵詰まりと思いましたよ。ニシキハコの中で一番最初に抱卵確認できていたのに。
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 産卵完了しているなと確信した後、脇へよけてもらって、卵回収。2個程度だろうという予想は見事外れ4個産んでました。

 卵詰まりの手術の後も生殖能力は失われておらず、最近は毎年4個ずつ産んでます。すごい個体です。あなたにもし何かあったら、私に与えるショックはとても大きいよ。それだけ愛着があります。


 その後続いてスジコFの頭上にも穴がぽっかり。
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 産卵したと確信後、こちらも脇へよけてもらって、卵回収。こちらも4個出てきました。
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 この個体、冬眠明け後体調を崩し、一度動物病院へ連れて行っています。無事に産んでよかったです。


 これまで4頭の種親が産卵済(合計個数15個)。

 残るはスジコH、スジコI、スジコG。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

そろそろ仔を採りたい

 スジコHが産卵。この個体の産卵最高数。
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 画像では卵が手前にあるので大きく見えますが、実際はそれほど大きくありません。

 この個体は産卵3年目。今までは無精卵が多くて、こどもをまだ手元に残していないんですよね。今季こそは。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

御礼-九州レプタイルフェスタ2017-


 九州レプタイルフェスタ、無事に終わりました。お買い上げくださった方々、お相手してくださった方々、誠にありがとうございました。

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 人が多くて多くて会場は熱気ムンムン。特に自ブース前通路は他より狭かったのか身動きが取れないくらいの通行量。ひっきりなしに人が入ってくるので、今までこんなに来場者あったっけ?と思っていたら、なんと2,295人来場されたとのこと。
 開場前は準備で、開場後も接客で、結局お昼過ぎまで他のブースを見て回る時間がありませんでした。当然写真はなし。撮影禁止も多かったですね。


 やはり人気があるのはトカゲやヘビです。わかっちゃいるんですがカメは人気が今一つ。でも、その中でも、ブリーダーさんたちが自分で繁殖させて販売しておられるキボシは、そんなに安くはなかったのに、午前中のうちに完売だったようです。外国の方のまとめ買いもあったようです。
 ただ、すべてのキボシがいなくなっていたわけではなく、ブリーダーさんたちより安くても売れ残っていたキボシもいて、その違いは何だったのだろう。見比べていないのでなんとも言えません。


 今回の一番の目的は、繁殖撤退・規模縮小予定種を引き受けてくださる方を見つけることだったんですが、私が苦労して持って行った成体のカメは、残念ながら九州では新しい飼い主さんに恵まれませんでした。市価よりかなり安かったんですよ。レップアンバー店長がTwitterにアップした画像に、値段がはっきり写ってしまっていたので、もうここでも書きますが、ヒメハコヨコクビガメ♀♀♂トリオ10、オーストラリアナガクビガメ♀7でした。いずれも自宅に戻ってきてます。
 本当はスジクビヒメニオイガメ♀も持って行く予定だったんですが、抱卵しており、九レプまでに卵を産んでくれなかったのでかないませんでした。今春♂が死亡したのを機に、この種は繁殖から撤退するつもりです。ほかにも撤退縮小考慮中のカメがいます。

 最近自分が本当に好きな種は何か常に自問自答しています。体力は衰えているものの、まだマラソン走れるでしょと言われますので、大きな理由は気力的なものでしょうか。新たに繁殖に挑戦する気が起きず、増えすぎた種を絞ってシンプルになりたい。経験者からはなかなか難しいよとは言われますが、今度は本気かも。



 さて、今回個人的に印象的だった出来事は、懐かしい人に会ったこと。私の本業の過去の関係者でした。
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 もう29歳になっており、結婚して旦那さんと九レプへ。リクガメを買ったようですが、新しい命も宿しておられるよう。
 本業で300人以上いる関係者の中で、カメに興味を示しイベントに足を運んだ最初の人かもしれません。うれしいなあ。


 そういえば生体の唯一の写真がありました。店長が持ってきていた最高額の生体。
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 カメラを近づけただけで、一瞬大口を開けました。


 撤収はアンバー店長早かったですね。店長を慕うサポーターが何人かいて、イベントに来たついでに残ったものを車で持って帰ってくれる。身軽でうらやましかったですね。






 次回は10月のぶりくらに出展します。

今のところすべて白濁

 とうとう梅雨に入りましたね。6月はカメの産卵の最盛期。我が家ではニホンイシガメが産み始めました。


 ニシキハコガメ6頭目スジコGも産みました。
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 あまり入っていないと踏んでいたのですが、5個も産んでくれました。
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 今年はニシキハコの卵がすべて発生しているという珍しい年。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

全七頭 1クラッチ目産卵完了

 ニシキハコガメのスジコIが無事に産卵し、これで全ての種親の1クラッチ目が終了。
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 そして同日産卵した分の回収漏れ卵を発見。
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 大きく凹んだまま白濁してました。

 クールインキュベーターの中の卵と比較しても、白濁の面積がはるかに小さいです。凹んだままだったからか温度が低いからか。大きさ、状況からスジコFですね。


 【1クラッチ目】 産卵頭数7頭 合計29個。これが全部孵ったらすごいことになるんですが、なかなかそうはいかないのがニシキハコ。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

物言わぬカメ

 ニシキハコガメ・スジコEが産卵後から調子が上がりません。明らかに餌食いが悪いし、目に生気があまり感じられませんでした。ジャイミルに反応せず、大好きなはずのコガネムシにも同じ。ミミズにだけは反応しますが、少ししか食べず何か食べ辛そう。ほかの個体と比べても動きが緩慢で、でもそれら以外に特に何か症状は見られません。

 スジコEの場合、例年2クラッチ目があるので、この状態のまま抱卵されては生死に関わる可能性もあると思い、動物病院へ。

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 治療後二日経って、やっとコガネムシやコオロギを追いかけて食べるようになりました。やはり体の中に何か不具合があったのか。言葉では何も語ってくれないので、観察から異状を感じ取るしかありません。目から感じる生気もだいぶ戻ってきました。もう少しか。

 今年は我が家では調子を低下させる個体がいつもより多い感じ。多くは自然回復しますが、特にメス親は命を懸けて産卵するので、早め早めに手を打たないと。

 ちなみにスジコEの卵2個のうち1個は発生停止。今年は仔が採れるかなあ。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

これか!

 今朝スジコEを個別管理していた箱をのぞくと、卵が落ちていました。昨日までは無かったものです。
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 洗ったところ。
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 ガッテン! 最近の不調の直接の原因はこれですね。

 お腹の中に少なくとも1個残っていたようです。体の状態が良くなかったか何かで、全部産み出せなかったんでしょう。

 そしてこの数時間後観察したときには、新たに、それはそれは良い形のりっぱなふんのかたまりを数個発見。やっと日の目を見た、という感じ。



 点としてあったすべての情報が私の中でつながってきました。5月末の産卵数が異例の2個で、いつもより少ないと思っていました。(そりゃあまだ体内に残っているんだもん。) 産卵後は餌を少し食べていたんですが、やがて徐々に不活発に。そして、そういえばここ数日、軟便をしていました。つまり、卵が詰まっており、そのせいで糞も十分出ることができずに溜まっていたということでしょうか。当然餌を食わないですよね。(※あくまでも素人の推理ですけど。)

 我が家ではほとんど起こらないケースで、そこまで気がまわりませんでした。これまでニシキでは経験ないと思います。最初の治療で調子が上がらなかったら、レントゲンを撮ってみましょうと言われていました。何かが詰まっているかもしれなかったからです。でも最初の治療で状態が持ち直し、自力で産み出すことができたんでしょうね。

 この後よく動くようになり、餌をバリバリ食べるようになったのは言うまでもありません。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

待望のオス

 届きました。オーストラリアナガクビガメ。ちょうど脱皮時期。
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 確実なオスです。
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 直接的には2015年の寒波が原因だろうと思いますが、オスが二頭とも死亡しました。メスは生存。そのメスは昨年は抱卵せず、今年も今のところ抱卵していません。貯精に期待していたのですが、そうとう堪えたんでしょうね。この冬は厳冬期に室内無加温飼育しました。

 冬眠できないわけではないけれど、さすがに低すぎると死にます。
 

 オスをずっと探していましたが、なかなか目にかなうオスが見つかりませんでした。しかし、今月初めの九レプに出展した折、相談に乗ってくださったナガクビブリーダーさんとトントン拍子で話がまとまり、我が家にやって来ることになったのです。2013CB、九レプに出た甲斐があったというものです。本当にありがとうございました。



 早速池に放しています。
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 甲長が15センチありますので、来年から繁殖に使えればと思います。もちろん厳冬期は取り込みます。



Chelodina longicollis

特別なたった一つの卵

 この小さな卵は、私にとって特別なたった一つの卵。

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 カブトニオイガメの卵です。

 これを産んだメス親はうちのCB。甲ずれの個体で、幼体の時に友人のところにもらわれていきました。それがそのお宅で成長し、無精卵を何度も産むようになったので、交配させるために里帰り。環境が変わったためか昨年は産まず、今年初抱卵しました。

 ただ、池に入れておくと、相性のいいペア以外の個体はメスでも攻撃を受けるのか、怯えてしまって陸地に上がっていることが多くなったため隔離。暖かくなってから現在まで、3頭のメスのうち2頭を隔離していました。

(※ ニオイガメ系はそこのところが大変で、しかも噛む力が半端ないので、これまで何度も飼育を続けるかどうか迷いました。でも、カブトニオイガメに関しては、初期のころに自家繁殖させた種なので、ずっと飼育し続けています。個人的な意見ですが、カブトニオイよりスジクビの方が強烈執拗。スジクビは、強いメスが他のメスを攻撃しているのを過去に確認)



 でもその里帰り個体が抱卵したまま体調を崩して急死してしまったのです。



 それなのになぜ卵があるかって?



 それは・・・

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空梅雨 一転 雨が降り始めたら

 梅雨入りしたものの晴れの日が続いていましたが、昨日からやっと雨が降るようになりました。

 これを待っていたかのように、急に産気づいたカメの産卵が続々始まりました。ちなみに昨日の熊本県は「大潮」ではありませんでした。今年の産卵シーズンが終わったあと、カメの産卵が大潮と関係があるかどうか、ここ数年の自分ちのデータを分析した記事を出す予定です。


 まずは(池の)カブトニオイガメ。2クラッチ目です。まだ明るい夕方にさっさと産卵終了。5個。
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 こちらはセマルハコガメ。こちらも2クラッチ目。夕方にさっさと産み終わりました。5個もありました。
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 もぞもぞしているのは最古参の球磨川産ニホンイシガメ。翌日確認したらお腹が空っぽ。どこかに産み付けたようですが、ついに発見できませんでした。今年は1個体分1クラッチしか回収できていません。狭い飼育場ですが、探し出すのが難しい。自然孵化を待つしかないか。
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 こちらはタブ。この春相方が死んだスジクビヒメニオイガメ、と隔離していたカブトニオイガメ。どっちがどっちの卵を産んだか、現場を確認していないので不明。状況証拠や大きさから、たぶん左上がスジクビ。
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 日照りが続いていた後の雨の降り始めに一斉に産卵した我が家の5頭のカメ。これだけを見ると、今回の産卵の引き金は雨のように思えます。

 

日光浴の定位置

 小さな池に放り込んでいるアッサムセタカガメたち「大中小」。特に気を遣うことなく、自由勝手に過ごしてもらってます。

 「中」のお気に入りの日光浴場所がここ。
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 落ちた桑の実から勝手に生えてきた実生苗。そのまま利用して、池の水面に被さるように仕立ててます。
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 その不安定な細い枝の上が、彼女の日光浴の定位置。

 でも、「大」ほど大きくなったらここではできませんね。期間限定かもしれません。

 水に浸かった桑の葉は食べてるようです。

 

Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)