ミシシッピニオイガメ(フロリダ産)

 知る人ぞ知る某所で、ミシシッピニオイガメ巨大個体とフロリダ産同個体の比較写真が出ていましたが、奇遇にも我が家にもミシシッピニオイガメ(フロリダ産)がいます。地元で懇意にさせてもらっているショップに最近大量入荷。店長曰く、「フロリダ産」ということで卸にいたものをすべて引いたとか。あまりにもかわいらしく、♀3♂2の計5頭を導入しました。私自身ミシシッピニオイガメをじっくり飼育するのは初めてです。


 ♂個体たち。左から背甲長66.8、 66.7mm。
比較対照するものが写っていないので、その小ささが分かりづらいですね。
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 7cmに満たないのにりっぱなオスです。



 ♀個体たち。左から68.2、 63.2、 66.7mm。
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 多少の皮膚病はありますが、そこは何とかなるだろうということで買いました。ただ、背甲のキールが明確な個体とそうでない個体を意図的に選んでみました。雌雄とも画像左端の個体がキールが目立たない個体です。つまりそれはより長く生きているからだろうと推測したのです。実際若そうな個体はキールが明瞭でした。しかも7cmに満たない大きさでキールが不明瞭ですので(特に左端のオスはそう)、やはり小さいと言われるフロリダ産だろうと。この推論は当たっているのかどうか分かりません。
 自分としては、普通のミシシッピニオイガメとフロリダ産の個体に、大きさ以外に違いがあるのか知りたいと思いました。ただ、ネットで探しても、そこを分かりやすく(できれば図入りとかで)解説した情報はほとんど見つかりません。

 この前までこの種にほとんど関心もありませんでした。遠因は、昨年夏のお宅訪問で、その存在を知ったことかな(笑)。そしてショップの前回入荷で実物を見(そのときは購入を見送り)、さらに今回入荷で・・・(笑)。ショップの店長には、小さなカメがほんと好きですね、と言われてしまいました。



common musk turtle (Sternotherus odoratus)

カメ好きが高じてとうとうショップを開いてしまった人

 カメ好きが高じて、とうとうショップを開いてしまった人、熊本県八代市在住の「vivic」さん。そのお宅というかショップに行ってきました。
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 屋号は「亀蛇羅(ガメラ)」。漢字の「羅」の中に、カメがデザインされています。これもプロに頼んだとか。それにしても、ヘビを販売していないのに、なぜ亀と蛇で「ガメ」と読ませる?

 実はvivicさんがお住まいの八代市には、八代妙見祭という祭りがあります。その神幸行列の出し物が「亀蛇」(ガメ)なのです。奇怪な姿をしたカメ?なのですが、それがどんなものかを知りたい方は画像検索してみてください。


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 ショップの入り口に鎮座する巨大なゾウガメの置物。

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 カメ用水槽が何本も並べてありました。この裏側や向かい側にもズラリと。

 vivicさんの本業は、最新鋭の機械を導入した板金塗装屋さん。その事務所の一角がカメ専門ショップになっているのでした。本業は超多忙、しっかりした本業あってのカメショップでした。


 お伺いした時は、自家産ニホンイシガメ(球磨川支流産)、アダンソンハコヨコ、ヘルマン、ロシア、トウブハコ、スジクビヒメニオイなどが販売されていました。




 今回はお宅訪問ですので、販売個体ではなく、こだわっておられるカメをば見せてくださいまし。



 ダイヤモンドバックテラピン(キスイガメ)各種。これはオス部屋で、バスキング用の陸場などの備品はすべて手作り。ちなみにうちのアッサムの産卵床・バスキング台は彼の作品です。
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 大きなオルナータダイヤモンドバックテラピン♀。メス部屋に収容。もう産卵しています。
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 時々譲ってくれと問い合わせがあるようですが、売る気はさらさらありません。

 左はコンセントリック。こちらもでかいです。
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 ハラガケガメにもこだわっていらっしゃいます。丸々とした迫力ある個体。
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 大きな水槽では、パーケリーナガクビガメが3頭泳いでいました。
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 こちらはハラガケの親個体。一番のお気に入りの個体だそうです。上のハラガケよりでかくてがっしり。
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 窓辺の水槽にはマタマタがいました。意外だったのは、カメラを向けると、驚いたのか水槽の中をバシャバシャ泳ぎまくります。活発に泳ぐ様子を初めて見ました。
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 外ではケヅメリクガメが2頭飼育されていました。シェルターの中を暖房しており、冬でも外だそうです。
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 仕入先など一から開拓してとうとうショップまで開業してしまったvivicさん。まだお若いのに、その行動力には頭が下がります。お近くにおいでの節はどうぞお立ち寄りくださいませ。



亀蛇羅(ガメラ)

866-0032 熊本県八代市新開町1-86-1
https://www.facebook.com/亀蛇羅-ガメラ-1591026351116738/
http://blogs.yahoo.co.jp/mamoru19791024

【動画】 洞窟で涼む熱帯のゾウガメが見つかる

 私の今の状況では絶対に飼育できないであろうカメについての記事が、ナショナルジオグラフィックのサイトに出ていました。

 アルダブラゾウガメ。昨夏Hさん宅に伺ったときにも興味深く拝見したあの個体。
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 表題の「見つかる」という言葉をちと大げさに感じますが、生息地の状況を知るには興味深い記事。

【動画】 洞窟で涼む熱帯のゾウガメが見つかる-カメでは初の事例、セーシェルのアルダブラ環礁

アッサム2クラッチ目

 カメ専用ブログに変えて、冬の間はすっかり更新が少なくなりました。そんな中でも、いろいろとやっています。この冬は北九州マラソン2016に参戦してきました。ついに当初からの目標サブ5(5時間切り)を達成できました。体力的にも年齢的にも、サブ4とか追い求める気がさらさらないので、今後マラソンにどう向き合っていくか思案中です。


 さて、アッサムセタカガメが2クラッチ目の卵をやっと産みました。

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 結果は言わずもがなです。今年の11月の産卵期に向けて、どうにか課題を克服したいと思います。


Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

カメとの避難生活

 恒例の動物取扱業責任者講習会に参加してきました。本業の都合で熊本市の夜の講習会は厳しいので、他の市町村、今回は阿蘇管轄の、菊池市旭志で開かれた講習会に参加してきました。相変わらず犬猫の講習会ですが、私は全くの無駄だとはあまり考えないようにしています。

 講習会は三部構成。その第一部は、2グループに分けて(もちろん会場も分けて)行われました。今までに経験したことのない分け方、「小動物」と「大動物」。「大動物」とは牛馬豚(鶏も含む)の家畜でした。さすが畜産が盛んな阿蘇・菊池地域。地域によって内容が違うとは初めて知りました。資料は両方のグループのものをもらえたので、講義の内容は大体分かります。いわゆる鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜伝染病と牛馬豚の病気。私はどちらかといえばその「大動物」グループの講義に参加したかったです。

 第二部は、眠気がだんだん吹き飛んでくる内容でした。「緊急災害時動物支援ネットワーク熊本」西川氏による講義で、「東日本大震災における動物救援活動に学ぶ」という内容でした。震災後の犬猫の救援活動の様子を、たくさんの写真を交えて話してくださいました。主に犬猫の話でしたが、終了後個人的にお話を伺うと、別の団体での話だそうですが、一ヶ月くらいたった後でも、カメや金魚が飼い主のもとに戻るといった例があったようです。犬猫と違い多少の絶食にも耐える爬虫類、まして寒い時期なら冬眠している種もいたでしょう。避難しなければならなかったときには、カメはどうなったのでしょうか。一緒に避難できたのでしょうか。被災者の方にその経験をお聞きしたいものです。
 お話では、人間用のほかに動物用の防災グッズを揃えるよう飼い主に話してくださいと勧められました。資料によると、「3〜7日分のペットフードと水、ペットシーツ、首輪、リード、キャリーボックス、ストレス解消用のおもちゃ、ペットの写真、ペットの薬、ペットの健康管理帳、タオル、消臭剤」がそれです。特に消臭剤は、避難生活で飼い主が他の人を気遣っている見える証拠となり、摩擦が生じにくくなるようです。

 カメの避難に関してはまだよく分からない部分も多いですが、うちもカメの避難用グッズを揃えようかと励まされました。