HBM 御礼

 池袋HBMへの出展を果たし、月曜午後帰宅しました。HBMでご購入してくださった皆さま、お相手してくださった皆さま、本当にありがとうございました。


 今年も往復とも飛行機にカメを無事に乗せることができました。ある方の情報によると、JALはOKだけど、ANAはダメだとか。カメをX線にさらすことなく、目視検査で持ち込むには、いろいろと気を遣います。地方空港から持って行くのは比較的楽ですが、羽田から持って帰るのには気を遣います。今回羽田で最初にカバンの中を見た女性係官の反応が忘れられません。一番上に載っていたのは、マダライモリ(♀を一匹買ってしまったのです)。見るなり、ヒッと小さく声を出して一瞬後ずさりしたのを見逃しませんでした。すみませんでした。入れ方に工夫が必要だったかもしれません。


 さて、イベント当日の様子を報告いたします。


● まずは、池袋駅を出て道に迷っていた私を、偶然見かけて声を掛けてくださり、会場まで道案内してくださった南関東亀連合の会長様、お世話になりました。



● やはり放射模様に魅かれるんですよね。ミツユビ、トウブ、ガルフなどを飼育したことがない私は、アメハコではニシキハコ、そしてフロリダハコ、きれいな放射模様を持っている種類に魅かれてしまいます。

 「フロリダ流星群」、ありんこくらぶさんのフロリダハコガメ2012CBペア。ほんとに出すの?と目を疑った堂々たる個体。かく言う私も、今年は2012CBを放出してしまいましたけど。
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 私が特に目を見張ったのは、この2013CB♂。ご本人が今までブリードした個体の中で最高の模様とおっしゃっていた個体。
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 縁甲板まで見事な模様が入っています。(深度合成)
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 このような個体にはなかなか出会えません。 



● この雰囲気好きだなあ。「キボシ庵」さんと「伊地知万年計画」さんのブース。「かめあります」。
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 今年は奥様手作りの紙細工のキボシもお出迎え。「キボシイシガメあります」の看板をみると、無性にビールをひっかけたくなります。たくさんいたキボシは開場早々売り切れて、今年も早く店じまいなさいました。万年計画さんもカメ完売でしたね。


● 今年は何年だっけ?まだ2015でしょ? 「キズモホーム」さんのニューギニアナガクビガメ。
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 「カントウクサガメ」500円販売計画いいですね。



● 愛らしさにクラクラっときました。 「ブリーディングファームK」さんのハラガケガメ。
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 写真を撮っていけと言われたレイマニーナガクビガメ(深度合成)
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● 三週連続でお会いしています。 「吉岡養魚場」さんの参考出品フロリダハコガメ。白勝ち。
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● うちのしょぼいブースです。HBMより前のイベントで、予想外に出てしまったためこんな感じ。今年は運営より照明を借りることができ、生体を明るく照らすことができました。
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 お隣りは昨年と同じ「南水園」さん。通路を挟んだお隣りは「HerpLogix」キムラさん。お二方ともお世話になりました。


● 開場前の様子。
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 開場後は人、人、人。886名の入場者だったようです。多くの方々とお話しできました。



● ベーコン(燻製)。「ぐだぐ駄文」、Fabergeさんよりいただきました。
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 お会いするなり、英語のお名前をすぐに発音できなくて失礼しました。そしてこれまたお会いするなりいきなり、燻製の作り方教えてくださいと言ってしまいました。そうしたらこの燻製が目の前に出てきたので、目が飛び出さんばかりに驚きました。こうなることを予知していたわけではありません。でも嬉しかったです。保冷剤を入れ替えながら無事に持ち帰りました。本当にありがとうございました。また差し入れもありがとうございました。


● うちのセマルを品定めする27歳の若者の手を写しました。尻尾を食い入るように見て、♂っぽいのを探します(笑)。この大きさじゃ分からないと思うんだけど。
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 若い方々は今後の貴重な資産。柔軟な対応をさせていただきました。



● 「ずるいよ」。 昨年のように、ニホンイシガメ(球磨川支流産)を求めて飛び込んで来る方は今年はいませんでした(笑)。でも、甲板に黒い縁取りがでる九州産に興味を示され、「ロカリティを記すなんてずるいよ(思わず魅かれてしまったじゃないか)」と言い、好みの個体を選ぼうとしながら、結局選びきれず、持って行った個体すべてお買い上げくださった方がいらっしゃいました。ニホンイシガメを飼い慣れている方のところに行ってよかったです。ほかにも見てくださる方々が複数いらっしゃったのですが、ほとんど飼育経験がなさそうでしたので、あえて飼育のマイナス面を並べ立てて思いとどまられるようにしてしまいました。せっかく繁殖させた個体、やはり生きて欲しいですので。


● この日、持って行ったニシキハコガメは1時過ぎには完売。このような経験はイベント出展で初めてでした。
 お陰様で今年度CBのニシキハコガメの販売は終了しました。ありがとうございました。このあとニシキハコガメを求めてブースに来てくださった方には、とんぶりで出展されるであろうブースを、勝手ながら紹介させていただきました。よろしくお願いいたします。


● スジクビヒメニオイガメについてお尋ねの方が何名もいらっしゃいました。この種はその性質ゆえに当方では縮小傾向にあります。印刷された出品リストには出ていたかもしれませんが、ブログで事前に告知したものが最新のものです。今後ともどうぞご確認いただければ幸いです。




≪総評≫ HBMの雰囲気、好きです。出展者の立場から言わせていただけると、こじんまりとしていて、同好会、文化発表会みたいな手作り感満載で(妻談)、販売しているとはいえショップ然としておらず、(本業でも一匹オオカミ的な私には)出品者間の距離感も和気あいあいとしながらも適度な濃さで、非常に居心地がいいです。自家繁殖個体しか認めない潔さにも好感が持てます。昨年、伊地知萬年計画さんが「また来年会いましょう」という言葉を掛けておられましたが、また会ったね、帰ってきたよという感じ。この独特の良さ、長く続いてほしいと思います。


 今回は生体を購入しました。前述のマダライモリ♀がそう。そしてほかにも・・・・。将来機会がありましたら、紹介するかもしれません。


 これで今年の私のイベント出展は幕を閉じます。お付き合いいただいた皆さま、来年も繁殖できましたら、またいずれかの会場でお会いしたいものです。どうもありがとうございました。

ニホンイシガメ輸出急増

ニホンイシガメ、輸出急増で姿消える? 環境省は規制検討

2015/11/2 12:22


 日本固有種のニホンイシガメの輸出量が、今年に入り急増している。中国や香港で健康食品の原料とされる上、日本産の希少ペットとしても人気があるためだ。外来種のカメに脅かされて国内の生育環境が悪化しており、このペースで捕獲されれば、地域によっては川や沼から姿を消しかねない。環境省は近く一部輸出規制に乗り出す。

 ニホンイシガメは、茶褐色で丸い子ガメの甲羅が江戸時代の硬貨に似ていたことから「ゼニ(銭)ガメ」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた。

 環境省によると、野生生物の取引を規制するワシントン条約の付属書2に掲載され、輸出には国への申請が必要。申請が義務づけられた2013年6月から今年9月までに計約2万8千匹が輸出された。うち約1万5千匹が今年3月以降に集中し、3月の輸出量は最多の3561匹に上った。

 なぜ急増したのか。環境省が3月、やはり輸出目的の乱獲で激減した沖縄県・八重山諸島の固有種ヤエヤマイシガメの輸出禁止を発表し、その代替品とされたことなどが原因とみられる。

 ニホンイシガメは近年、「ミドリガメ」の名で知られる外来種ミシシッピアカミミガメに餌やすみかを奪われ、クサガメとの交雑も進んで、減少の一途をたどっている。

 環境省が規制対象にするのは、野生で一定以上育って繁殖可能な、甲羅の長さ8センチ以上の雄と雌。国内利用のための捕獲は禁止しない。幼体と、飼育下で生まれた個体は引き続き輸出できる。同省の担当者は「11日まで意見募集し、結果を踏まえて11月中にも規制を実施したい」としている。

 カメの生態に詳しい愛知学泉大の矢部隆教授は「乱獲を防ぐため、国内流通にも同様の規制を検討すべきだ」と指摘している。〔共同〕



日本経済新聞より引用
    http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H0U_S5A101C1CR0000/
ほかの新聞でも報じているのだろうか。


 下の資料で、月ごとの輸出申請個体数のグラフ、捕獲場所ごとの輸出申請個体数(都道府県単位)のグラフを見られます。視覚的に表現され分かりやすいです。2015年に急増し、愛知、静岡、千葉、三重、岐阜、和歌山が多いですね。捕獲の多い地域の個体数の将来予測(シナリオ別)も興味深いです。

    http://www.env.go.jp/press/files/jp/28394.pdf




追記
非常に興味深いので、かりんさんより教えていただいた資料へのリンクを張ります。

「日本固有種ニホンイシガメの危機」
    http://isgs.kyushu-u.ac.jp/ISGSseminar/file/11-1suzuki.pdf


うめぇ!

 感謝! うめぇベーコン。
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 だいぶ日付が経ってしまいましたが、九レプで購入したものの中に、メタハラがありました。私はメタハラなるものを初めて使用します。しかし、持って帰るのに重く、おまけに何より箱が大きくてかさばりました。


 導入した理由は、冬場なかなか日光にあてられないアッサムセタカガメに使用するためでした。スドーのソラーレUV70を専用ライトスタンドを使って吊り下げています。そのままではスタンドが落下しそうなので、少しだけ工夫しました。
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 最初アッサムはこぞってメタハラの下に集まってきました。特に♀は顕著。かなり長時間、くつろいで当たっています。※一応日に数時間のみの点灯にとどめています。
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 そして本日、産卵床をセットするに至りました。今回は提案により砂を用いています。

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 ここまで意図した通り。最後に飼い主の願いがかなうかそれとも裏切られるか神のみぞ知る。

 産めぇ。



Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

アッサムの11月産卵

 アッサムセタカガメがついに産卵しました。やはり水中産卵でした。
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 産卵床として準備したところはご覧の通り。実はこうなったのは最近三度目。きっと水中で産むことになるだろうと覚悟してました。
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 派手に砂が掘られています。飛ばされた砂がアクリルの壁に沿って積もっています。気に入ってもらえなかったようです。そもそもこの種がこんなに派手に掘る習性があるのなら、室内で産卵床に産ませるのは無理かもしれません。水中産卵が手軽でいいと思うようになりました。(※ うまく条件を整えてやれば砂場でも産卵してくれるようです。飼育経験が短いのに、すぐ諦めてはいけませんね)

 この種は卵を餌と思わないので、水槽の底に転がっていても食われる心配はありません。

 合計6個、無傷で回収できました。
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 でもこれら卵の画像を見た瞬間、分かる人は分かるでしょう。

 この1年で、産む時期が日本の秋から冬にかけてというのは分かりました。そして抱卵させるためのコツがつかめたような気がします。一歩一歩前進している感はあります。



Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

由緒ある落ち葉!?

 冬眠用の落ち葉はいつも自家産でまかなえるんですが、今年はなぜか不足気味。ということで、以前からその存在に目をつけていたところに、落ち葉をもらいに飛び込んできました。

 旧細川刑部邸、熊本城のそばの由緒ある武家屋敷の落ち葉です。

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 掃除をしている方にもらってもよいかと尋ねたら、事務所に尋ねてくれとのこと。へっ? それで事務所に尋ねたら、念のため本日お休みの上司の方にわざわざ電話をして確認してくださいました。せっかくのお休みだったのに申し訳ありませんでした。結果、いくつでも持って行っていいですよ、と。
 以前も問い合わせられましたかと言われたんですが、そんなことはなく、もしかしたらカメとは限らず落ち葉を必要としている人がほかにもいるのかもしれないと思いました。

 で、持って帰ったのは欲張って3袋。車のトランクにいっぱいになりました。うちのより柔らかくて質の良い落ち葉でした。



 結局一袋半で十分すぎるほどありました。残りはかさが減った時のために継ぎ足し用として保管しておきます。



 今年はふかふかの落ち葉の下でカメたちは冬眠できそうです。




 それにしても旧細川刑部邸のもみじ、やっと色づき始めました。当地の紅葉は遅れています。見頃は12月かもしれません。

カメによる列車輸送障害を防ぐ技術

 カメが列車を止めることがあるようです。

高知県佐川町のJR土讃線土佐加茂駅構内で15日午後9時45分ごろ、線路を切り替えるポイントが動かなくなった。カメが挟まっていたことが判明し、JR四国の係員が助け出して、近くの小川に逃がしたという。

 JR四国によると、窪川発高知行き普通列車(1両編成、乗客3人)がホームに進入できずに停車。約45分後の午後10時半ごろ、運転を再開した。上下線で計5本が最大45分遅れ、約80人に影響した。

 駅の周りは水田が広がり、用水路や川がある。JR四国の管内では、これまでもポイントにカメが挟まることはたびたびあったという。同社の担当者は「若いカメだと甲羅が柔らかくてつぶれてしまうこともあるらしい。ただ、挟まれても生きていたことの方が多いようです」と話していた。


朝日新聞2015年6月17日より引用
http://www.asahi.com/articles/ASH6J3F26H6JPLPB001.html




 それで、こんな技術が開発されたそうです。

 「カメによる列車輸送障害を防ぐ技術」、ちょっと固い言い方ですが、カメの生態を調べて考え出したのが面白い。


 
須磨海浜水族園と、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は協力してカメによる列車輸送障害を防ぐ技術を開発し、一定の効果がみられましたのでお知らせいたします。

詳細

1 経緯
 JR西日本では、毎年夏になるとポイント(分岐器)にカメが挟まり、列車に遅れが生じることが問題になっていました。JR西日本が須磨海浜水族園に相談し、須磨海浜水族園ではさまざまな実験と思考を繰り返し、ポイントにカメが挟まらないようにする技術を確立しました。その結果、これまで最も事象が多発していた和歌山線の五位堂駅付近では、今年、まったく事象は発生しませんでした。

2 原因
 事象が起こるのは、カメの活動期である5月から9月です。調査の結果、次のことがわかりました。事象は、陸上を歩くカメが踏切をわたるときに起きます。踏切から2本のレールの間にカメが落ちると、カメはレールに沿って歩くしかありません。カメはやがてポイント(分岐器)にたどりつきます。そして、分岐器の可動部の隙間に入り込みます。そこでポイントが切り替わると、カメは挟まってつぶれてしまい、信号は赤のまま変わらなくなり、列車は止まってしまいます。

3 対策
 須磨海浜水族園は、ポイントにたどり着く前に、U字溝を埋めて、カメをそこに落下させて安全に確保する方法を提案しました。実際に今年4月にカメ救出装置を設置したところ、4月から8月の間に10匹のカメが助けられたため、おそらく10回の事象が避けられたと考えられます。

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JR西日本のサイト2015年11月24日リリースのニュースより画像とも引用
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/11/page_7955.html



 情報を教えてくれた、カメ倶楽部○○県支部長(妻の親友)、ありがとう。

2台体制

 これがなきゃ当地ではまともに繁殖やってられません。クールインキュベータ、来年から2台体制。

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 カメは温度依存性決定(TSD)であるため、これを使って雌雄を分ける予定です。

 新品送料込75,500円(755ポイント獲得)で購入しました。

パーム土

 パーム土。簡単に水でもどして使えるので、ニシキハコガメや餌昆虫などの飼育に重宝していた。調達先は百均ダイソー。

 それが今年いつの頃からかまったく姿を消してしまった。

 兆候はあった。売れても補充されないためか、店頭に並んでいる数が徐々に減っていた。そしてそのうち全く店頭から姿を消した。兆候に気づいて買い占めたんだけど、もっと買っておけばよかった。我が家ではもう底を尽きそう。


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 で、セリアものぞいてみたら、パーム土、あるではないか。しかし、容量がダイソーの半分くらい。そして品質にばらつきがありそう。厚さがさまざま。厚いやつを選んで買ってきた。

 画像左が、今は店頭から消えたダイソー製。8倍に膨らみ8Lになる。右がセリア製(分厚いのを選んだもの)。7倍に膨らみ4Lになる。

 たかが100円、されど100円。



 それにしてもなぜ店頭から姿を消すのか。いつか再販される時がくるのだろうか。ついこの間まではLEDライトが軒並み姿を消していたが、最近また入荷してる。同じようになればいいのに。

 今は袋入りのパーム土があったけれど、クリンカアッシュなどの成分が混ぜられていた。これが何なのか詳しくないが、ググったら「赤熱状態でボイラ底部の水槽に落下した塊状石炭灰を、破砕機で破砕、粒度調整したもの」とあり、カメに使っても問題ないものかどうか・・・。本来の用途以外に使用しないようにともあるし。




 ※ ビニール片が混入してなきゃもっといいんだけど。100円だもんなあ。