ハコガメのご馳走

 週1、2回、今もランニングを続けています。今年も熊本城マラソン、当選すれば出る気満々。以前は気温が高い時期は、10キロでさえずっと走り続けることはできませんでしたが、今は気温が高くても連続して走れるようになりました。

 さて、よく走る河川敷のコースでは、赤トンボが群れて飛んでいました。数日前に我が家の庭にたくさんいたのも赤トンボ。夏の終わりではなくとも今の時期もやはりいるんですね。
 そして、今日のランニングでは、期せずしてハコガメの餌も確保できました。道端のある草にたくさんのコガネムシがついているのを見つけたのです。まさにコガネムシロード。もちろんビニール袋にせっせと集めました。こんな経験初めてです。

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 この甲虫の固い外骨格を、ニシキハコガメは何度も噛んで細かくし、それ以外の部分と合わせてミンチ状にして飲み込みます。そして、ミルワームにしても甲虫にしても完全に消化してから、ふんとして排泄しているように見えます。一方、ミズガメに昆虫を食べさせると、外骨格がそのままふんと一緒に出てくることが多いように思います。これは、口に入る大きさになったら、そのまま飲み込んでいるせいかもしれません。それでも栄養面では中身を消化吸収できているのでよいのでしょう。ニシキハコガメが昆虫の外骨格を消化し、栄養として利用できているのか、ふんを調べたら面白いような。

 我が家のニシキハコガメは2クラッチ目が間もなくありそうです。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

 

雷鳴とどろく大雨

 雷鳴のとどろく大雨の熊本です。数日後は台風8号も接近。

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 この雨の中、ニシキハコガメは屋外に出したまま。飼育場には雨の降り込まない所があるにも関わらず、あえて雨に濡れる所にいたり、水場で泳いでいたり。

 どの個体もすこぶる調子よし。


 
Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

 

曇りのち晴れ

 その排他的な性格のゆえに手放すことを真剣に考えているスジクビヒメニオイガメpr。
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 カブトニオイガメと入れ替えで、室内に取り込みました。池ではほぼ水中生活だったゆえに、藻が生えてしまっています。
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 このペアだけだったら仲良く暮らしてます。水槽飼いし始めて、結構人慣れする面もあって、この種に対する見方が少し変わりつつあります。池の中ではその姿さえあまり拝めなかったカメが、水槽だといつもその生態を眺められるのも大きいかも。

 カブトニオイとの違いも興味深い。形態的な差は当然のこと、120cm満水水槽で飼育すると、その行動も違います。カブトニオイは水槽の中層もよく泳ぐのに対し、この種は主に下層で這いつくばるようにして生活しています。同居していませんが幼体はまたちょっと違って、縦横無尽に泳ぎ回ります。

 その協調性の悪さばかりに目が行って、自分の見方も曇っていたかなと反省。



Sternotherus minor peltifer

ギリシャ、2クラッチ目

 2クラッチ目を抱卵していたギリシャリクガメ。ある日忽然と卵が体内から消えていたため、敷地内を探すのですが、何日も見つかりませんでした。しかし、やっと特定。

 ニシキハコガメは本文と全く関係がありません。その若い個体たちを久しぶりに本物の地面(地球)におろしていたので、卵掘りに興味津々で寄ってきます。本物の地面に時折おろすのってとても大切な気がします。土を通して得るものがあるんですよ。

 高低差が分かりにくいですが、10cm無い深さに、卵が4個ありました。
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 いえ、6個ありました。うち1個は割れていました。もともとか人為的にか分かりません。
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 1クラッチ目と同じく確認した限り白濁はありませんでした。まれに2クラッチ目からかかるということもあり得ないわけではないんですが。ただいずれにせよ今後のために産卵データは残しておきます。


何の卵か・・・

 昨年産み始めたチュウゴクセマルの卵のうち1個だけが白濁しました(左)。この個体、今年すでに3クラッチ計7個産んでいます。その中でなぜか2クラッチ目の1個だけが白濁したのです。訳わからん。
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 そして右の卵(41.5mm×21.5mm)、数日前に1個だけ発見、無精卵です。最初セマルかと思ったのですが、セマルの見慣れた卵とは何か違う。長径の割に短径が短いんです。全体的な形も違う。過去のデータ見てもセマルの卵は短径がもっと大きくて25mm前後が多い。

 気になるのがアッサムセタカガメ。最近よく飼育場内をうろうろしているんですよね。抱卵確認は定期的にしているんですが、卵に触れることはありませんでした。でも1個程度じゃ見逃すこともあるので・・・と妄想を膨らませるわけです。

In captivity, a small female of 160 mm CL produced a first clutch of 6 eggs in March, 2007 and a second clutch of 11 eggs in February 2008; the smallest egg measured 33.8mm x 21.0 mm, the biggest 45.0 mm x 22.5 mm, and the average size was 39.4 mm x 21.1 mm


http://www.iucn-tftsg.org/wp-content/uploads/file/Accounts/crm_5_046_sylhetensis_v1_2010.pdf より引用

 卵の大きさの情報がネット上にもっとあったらいいのに、なかなかないんですよね。長径と短径を表示しないと意味がない。一応この1個の卵は上の範囲内に収まってます。でもアッサムは産卵数多そうですし、1個だけというのも疑問が残ります。DNA鑑定とかで簡単に分かったらいいのに。

 有精卵だったら白黒つけられるんだけどなあ。


余談ですが、無精卵つながりで、

 友人に先ほど教えてもらったニュース。

   ☆「なぜそんなところで… ペットの亀が風呂場で産卵!」

 11個!風呂場の段差が、ちょうど産卵時と似た姿勢を作り出したからでしょうか。穴を掘らないで産むという点では、かつてブロックの穴の中に産卵していた種子島産ニホンイシガメを思い出します。







 

回答; 産卵床の深さ

※お陰様で台風を無事にやり過ごすことができました。今朝は鹿児島の阿久根に上陸しているのに、当地では雨風もなく、本当に九州に上陸したの?というほど穏やかな朝でした。四国方面に抜けてから初めて、台風らしきやや強い風が吹いた程度でした。これまでかなり雨の降っている地域の方々が無事でありますように。


 ニシキハコガメの飼育者の方からお尋ねがありました。産卵床の土の深さはどれくらいですか?

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 どうやったら視覚的に分かりやすいか思案していたところ、思いついたのが30cm定規を産卵床の底まで届くように埋めること。ご覧のように約25cmでした。これでも飲み水替えに伴う洗浄などで少しずつ土が減っていきますので、自分の基準ではもう少し土を補充したい気分です。

 なお、土の種類は、我が家の場合「腐葉土」です。うちでは90cm水槽を「産卵床」兼「飼育箱」兼「冬眠箱」として使用しています。この土には、(上記の理由で)市販の腐葉土を補充することもあります。しかし主には、冬場寒さを和らげるための落ち葉を大量に投入しているので、それが今の時期にはもう朽ちて土に戻っています。
 また、どのカメでも同じですが、土の固さは「固め」がよく(というかこの土の上でニシキハコガメを飼育していると、カメが動き回る時の重さや土の自重でだんだん土が締まってきます。人の手で押し固めることもあります。)、「適度な湿り気」を含む必要があります。

 こんなに土が深くても、健康なニシキハコガメが産卵するのは「最下層」です。本日の2クラッチ目の産卵でも、ガラス底に当たるかというくらいの深さに産んでいました。

 もちろんもっと浅くても産んでくれます。冬場産卵する場合、室内にこの箱を再現できませんから、当然簡易の浅い産卵床で産卵させることもありました。反対にもっと深くしたらもっと深場に産むのかどうか、まだ試したことはありません。


 なお、本日産卵したのはスジコE。3個産みました。通常は夜間に産卵しますが、今回は午前中に産卵しました。1クラッチ目の卵のうち順調に発生しているのは3個中1個だけなので、この卵は全部孵化まで進んで欲しいですが、どうでしょう。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

タイのカメ -その2-

 タイ在住の友人から、つい先日送ってもらった画像。

 植物は餌だとして、お金が入っているのは信仰の対象になってるからかなと思ったら、やはりそうみたい。でも場所は寺院ではなく、コブラのいる観光名所スネークファームというところだそうです。スネークと言いながらカメもいるんですね。ネットで見ると格安予防接種でも有名らしいです。

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 カメの種類は・・・・?エロンガータリクガメ? かなり大きく、100歳のがいるそうです。





 タイのカメ -その1-

ニホンイシガメの産卵続く

 もうそろそろか、ニホンイシガメの産卵。1日に1個ずつ掘りっ放しの穴が増えていきます。かなり深く掘って、傍目には良さそうに見えるんだけど、何がお気に召さなかったか。 
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 こんなことをせずに、素直に飼い主が準備した場所に産んでくれればいいのにと思うわけですが、最終的に今回の産卵では準備した場所に産んでくれました。川辺川産の2個体で合計21個。

 これは一番大きな個体で、長い間なかなか産まなかった方。壁をよじ登ろうとしてひっくり返り、場所が悪かったのかなかなか起き上がれずにいたところを写真に。
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 卵殻がザラザラして分厚くなっていたことで、21個中11個を産んだ方だと特定できました。


 今年は1頭だけが早めに産んだ以外、ほかはそんなに早くありませんでした。そして結局どこに産んだか分からない卵も2クラッチ分ほどありそうです。




 余談ですが、デメキンハウスさん(http://blogs.yahoo.co.jp/otaro117)に譲渡した「種子島産ニホンイシガメ」がついに産卵し、無事にすべて白濁したそうです。昨年は環境の変化のせいか産卵しなかったんですよね? 「至宝の卵」とまでおっしゃっるほど気に入ってくださり、とても大切にされています。



Japanese pond turtle (Mauremys japonica)

天井無しの産卵

 ニシキハコガメの2クラッチ目の産卵が始まっていますが、今回は珍しく午後明るいうちから産み始め、しかもいつもは土の中の”密室”で産むのに、今回は天井が無い状態で産卵していました。

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 この2枚の画像をループのように何度も繰り返しながら、丁寧に卵を産む部屋を作っていきます。そしていざ産卵するときは、首を甲羅の中に縮め込み、息むようにして産卵しました。夕方6時頃には産卵中で、私の仕事が終わった10時過ぎには完全に埋め戻しが終わっていました。

 お腹の中には卵は無し。今回は試し掘りもすることなく一度で産卵しました。暗闇の中、懐中電灯で照らして、水入れに新しい水を入れてやると、喉が渇いていたのか無心に飲みました。卵を掘り出すのは明朝。

 今日は鹿児島宮崎の梅雨明け発表。当地も晴天が続いていますが、週末に雨があるため、梅雨明けは来週初めになるそうです。本格的な夏がやってきます。8月の一番暑い頃はあまり産卵しないので、幾分涼しくなった9月頃の3クラッチ目が・・・ある、かもしれない。


 そして明日で、この個体が産んだ1クラッチ目の卵が、孵卵50日目を迎えます。こちらはまもなく孵化が始まると思われます。同時期に産んだキボシイシガメや、ニホンイシガメの卵はすでに凹んできています。こちらもそろそろ。


※7/17追記  4個ありました(^^)


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

今シーズンの孵化が始まる

 今シーズン最初の孵化が始まりました。キボシイシガメです。左の卵は大きく凹んでいたのですが、殻が破れて空気が入りもとの形に。うちでは出てきた時を孵化日として記録してるので、記録上はまだ孵化ではないと。でも割れたら素直にうれしい。

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 さて、明日から子どもたちは夏休みです。我が家では怒涛の超多忙な40日間が始まります。昔ほど体力があるわけでないので、想像しただけでおそろしい!本業の方は、小規模ながらお陰様で中3、中2が満席になりました。特に中3は、この大変な時代、8名のお子さんを泣く泣くお断りしなければならないほど盛況でした。地域で関心を持っていただけているのはありがたいことです。とにかく過労死しないようにして乗り切りたいと思います。そして本業あっての副業(動物取扱業)です。

 そんなわけで、これからの約40日間、ブログの更新は多忙で減るか、息抜きのために増えるか、私にもわかりません。減ったとしてもカメの世話・繁殖は続いています。目下カメで気にかかっているのは、先日産んだニシキハコガメ・スジコFの卵4個が、丸2日経つのに1個も白濁しないこと。遅すぎる!そして本日、昨秋生まれたニシキハコガメの幼体4頭が、ついに最後の1頭にまで減ってしまったこと。今までで一番手を焼いたグループだったかもしれません。喜びの後に落胆、落胆の後に喜び、何があるか分からないニシキハコガメの飼育です。



産まれて初めて見る光景は?

 孵化し始めたうちの1匹。

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 割れたところから卵の中を見ようと、ピンセットで殻を軽くめくろうとしたら、いきなり噛みついてきました。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

ようこそ我が家へ!

 6/4までに産んだニシキハコガメ3親の卵が孵化しましたので、忘れないうちに結果をまとめてみます。

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 スジコFの仔が3頭、スジコBの仔が2頭(模様が細かく白っぽいほう)。

 6/4までに産んだ1クラッチ目11卵のうち、無事に孵ったのが5卵でした。孵化率は、スジコFは75%(4卵中3卵)、スジコBは50%(4卵中2卵)でした。スジコEに至っては0%(3卵すべて×、発生停止が2卵あり)。クールインキュベーターを使用し、一定温度で孵卵しているにもかかわらず、発生停止がけっこう起きるのは、もともとの卵の質なんでしょうね。


 今回もそうですが、特にスジコBの仔は、模様が細かいです。かつて同じような模様の幼体を“ミナミ”と言われたこともあります。しかし、両親ともいわゆる“キタニシキハコガメ”です。これは放射模様のきれいな個体同士を掛けあわせて出てきた結果であり、こういうのを見てきているので、幼体のうちにその模様の出方で“キタ”だの“ミナミ”だの言うのは、私は意味がないと思うのです。だからこのブログでは単にニシキハコガメとしか表記してません。
 もちろんこの趣味の世界では“キタ”、“ミナミ”こだわってブリードされている方もいらっしゃいますので、それを否定するつもりはありません。個人の自由ですから好きなようにされたらよろし。でも、面白いけど疲れかねない不毛な真贋論争に発展しかねない話題、私は正直めんどくさい。きれいなニシキハコガメが出てきたら私はそれでよろし。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)