九州レプタイルフェスタ2014に出展して

 九州は本日ついに梅雨入りしました。エルニーニョ現象があるとかで、梅雨明けも遅くなるのでは、との予想です。ということは、昨日の九州レプタイルフェスタが、梅雨入り前の最後の晴れ日。その日博多は、最高気温が30℃を越える暑さでした。九レプ会場にいると、そんな外の様子はまったくわかりませんが、最初快適そのものだったホールは、開場後しばらくすると少しずつ暑さを感じるようになりました。人の熱気がものすごかったです。1580人来場。


 当ブースでお買い上げくださった皆様、また、楽しくおしゃべりしてくださった皆様、本当にありがとうございました。九州各県はもとより、遠くは関東からいらっしゃった方も声をかけてくださり、ありがとうございました。
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 出展者も会場に到着してから初めて知るブース配置。事前発表のぶりくらとは違いますが、これはこれで楽しみでもあります。今回どんな出会いがあるんでしょ。

 私のブースから見た右の景色。右隣が「アクアプラント」さん。その商品の見事さに、多くのお客さんが足を止め、手に取って興味深く見ているのがとても印象的でした。芸術の領域ですわ、これ。
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 左側の景色。左隣が「Marihonette(マリホネット)」さん。親子でブースに入っておられました。
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 私の並びには生体を販売しているブースがひとつもありませんでした。後ろが「九州もん+α」さん、通路を挟んでカメレオンの「CANDLE」さん。非常に興味深い配置でした。
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 今回は会場に着いてからの準備が順調に進み、私にとっては今までで一番余裕をもって臨めました。それでも一部のパッキング容器といわゆるレジ袋を自宅に忘れてくる失態。まあ何とかやりくりできましたが。



 店番の妻からいつ呼び出されるか気になって、他のブースをじっくり見て回るとまではいきませんでしたが、そこそこ自由に行動できました。感謝です。



 ホウシャガメ(登録票付)の実物を初めて見ました。
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 高価だったけど売れてたのもあったもんなぁ。すごい。

 まだ正午にもなっていないのに、もう最後の1頭になっていたイベラギリシャリクガメCB。かわいらしくて欲しくなってしまいましたが、うちでもいつか繁殖の機会が訪れるかもと思い、踏みとどまりました。そうそう、うちで5月に産まれたギリシャの卵、やはり無精卵のようです(悲)。
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 持って行ったニシキハコガメ以外の自家繁殖個体は、おかげさまで、正午過ぎにはほとんど新しい飼い主さんのもとへ旅立って行きました。お買い上げくださった皆様、改めて御礼申し上げます。

 一方、午後からあまり動きがなかったので、店番しながら“うちの子ってほんとかわいいよなぁ”と思いながら写真を撮ったり・・・(笑)。
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 実際、ニシキハコガメは、結構女性客受けが良かったんですよ。“このカメ、かわいい!”って。

 でもね、値段が全然“かわいくない!”




 お隣の「Marihonette」さんの、巨大ヒラリーカエルアタマガメの骨格標本。黄色っぽく見えますが、実物は白いですよ。
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 自然の造形の見事さを感じます。そして骨を一個一個組み上げるマリホネットさんの緻密な技術と根気にも脱帽。

 この大学4年生の若者がマリホネット代表。顔出しOK ということでしたので。
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 出展の目的は当座の販売というよりこの分野をもっとよく知ってもらうこと。骨格標本の作製依頼を受け付けておられます。いかがでしょう?

 詳しくはホームページで。http://marihonette.wordpress.com/)">(http://marihonette.wordpress.com/)。

 我が家でもしあの個体が死んだら・・・と私も一瞬考えましたが、その想像はすぐ否定しました。だって、そんなのまだまだずっと先であってほしいから。でも、その時もいつか必ずやってくるわけで、もし作製をお願いしたら、・・・どこに置こう? 自分だけならまだしも、家族はどう思うか? 幸いうちは一種の民間教育機関でもあるわけで、教育利用という方法がありますが。
 いろいろな負のイメージを克服しなければならないわけなのですが、でも本当に大切にしたいと思うこの技術。志を高く持っている人を応援したくなる自分。

 
 娘さんを優しく温かく見守っておられるお父様、ご親切ありがとうございました。本来の目的も達成できて良かったですね(謎)。




 16:00終了。結局ニシキハコガメはすべて我が家へ持ち帰ることになりました。そして、撤収をしながら一気に疲れを感じ始めました。そういえばすっかり忘れていましたが、昨晩は本業が終わった後準備に結構時間がかかって、3時間しか寝てなかった。でもそれを忘れているほど、熱くなっていたんでしょうね。

 それでもこの後の時間は、荷造りと店番で大きな働きをしてくれた愛妻のために取り分けた時間。博多の街をぶらついて好みの美味しいものでも食べるのかと思いきや、予想に反して新幹線で早々熊本に帰ることに。博多駅でケーキを買っただけで、17時台の新幹線にもう乗ってました。

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 余談ですが、疲れていても気づいてしまった“血糊”のようなもの。何だろ?生き物でもはねてしまったのか。骨格標本に・・・無理。そもそも骨が無傷で残っているとは思えない。



 結局、熊本の美味しいイタリア料理店で食べたのが、私たちの打ち上げ・反省会でした。




オーストラリアナガクビガメの初産卵

 タブで冬眠させていたオーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)は、そこそこの水深が取れて、太陽の光が降り注ぐ屋外飼育がよかろうと、今春から池へ移動させました。今までより広い環境に最初はおどおどしていましたが、今では餌を求めて足元まで上がってくるほど慣れました。
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 左の個体(2012年末に導入)の抱卵を、5月の連休頃から確認してました。配合飼料も食べる飼育し易い個体です。それが九レプから帰宅してみると、お腹の中がすっからかん。どこかに産卵したようです。

 探してみると、これではないかと思われる卵を発見。
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 大きさのそろった卵が8個、形成不全の卵が1個、そして一つだけ大きな卵が1個、同じ場所にまとまって見つかりました。卵黄が沈んでいるものもいくつか見て取れました。実際、画像のように何個か白濁しました。

 それにしても我が家では初めて見る大きさの卵です。同時回収のニホンイシガメの卵より小さく、ニオイガメ系の卵よりは若干大きい。親個体の図体のでかさからすると、意外なほど小さいと感じました。

 こんな時よく参考にするのが、クリーパー5号(2001年)です。「カメ繁殖のための基礎知識-補遺-」という記事の中の「カメ類の産卵パラメーター」をみると、オーストラリアナガクビガメの産卵データは以下の通り。

環境: 野生
クラッチ数: 1~3
1回産卵数: 6~24個
卵殻サイズ: 固い。長径21.0~33.8mm×短径12.5~21.3mm
孵化期間: 110~168日



 我が家の場合、産卵数は範囲内、卵殻サイズも範囲内(実測値は約30×20mm)でした。たぶんロンギの卵だと思うんですが、初めてのことなので確信が持てません。



≪後日談≫:
その後6月4日に、産み落とされたばかりの似たような大きさの卵を、新たに10個発見しました。成体♀ロンギコリスは2頭いますが、もう1頭は抱卵していなかったはず。頻繁にしている抱卵確認検査をすり抜けた?
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そういえば、このところ珍しい光景を見かけました。通常ロンギは池の中にいるか、上陸しても池のすぐそばで日光浴をする程度。しかし、先日は、すでに産卵したばかりの個体が再び産卵床のところに上陸して一晩過ごしていましたし、もう一頭のメスも、最近顔を見ないなと思っていたら、産卵床の土の中に潜り込んでいました。
誰の卵か謎が深まるばかりですが、10個も産むのは我が家ではニホンイシガメとたぶんロンギのみ。ただ、いつも見るイシガメの卵より卵殻が硬質で小さいです。ちなみに2度目の10個はすべて有精卵でした。孵化まで漕ぎつけられるのか楽しみです。


Chelodina longicollis


今年は怖いくらい順調!・・・?

 抱卵していたニシキハコガメ3頭すべての産卵がやっと完了しました。

 1頭目はスジコF。5月28日に産卵済み。

 2頭目の、卵詰まり手術をしたスジコBの抱卵期間は、とてもとても長いものでした。どの個体よりも早く抱卵が確認できてから、1か月以上かかったでしょう。この個体、冬眠明け後、ジャイアントミルワームなどの餌をたくさん食べていたのですが、抱卵確認後はそれらを全く受け付けなくなりました。それが最近ミミズやピンクマウスを少しずつ食べるようになり、やっと九レプ当日に産卵しました。昨年も似たような状態をたどったような気がします。
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 久しぶりに見るかなりいびつな卵です。

 そして昨晩、スジコEもやっと産卵しました。何度試し掘りをし、何度期待を裏切ったことでしょう。
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 掘り出す時、その埋め戻し方の丁寧さに感心しました。個体によって違いを感じるのです。卵黄が沈んでいたのですべて有精卵だと思われます。
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 現在管理中のニシキハコガメ3頭1クラッチ分の卵。スジコBの1個だけ発生しないようです。
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 今年はニシキハコガメが順調すぎるほど産卵しています。第4の♀スジコGもすでに抱卵中。昨年季節外れの晩秋に産卵した後、冬眠させて体内のリズムをリセット?させたのが良かったか。

 もう一頭メスがいたはず???腹甲板剥離経験の小型系ニシキハコガメ・スジコDです。残念ながら冬眠明け後体調を崩し死亡しました。毎年似た症状が出ていたのですが、今年はダメでした。

 それでつくづく思うのが、CBは強いということ。変な癖がなく、ここ日本で生まれ、この環境に最初から合わせて生きているので、ほんと楽です。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

カブトニオイガメの再興

 今年の九州レプタイルフェスタでは、販売だけでなく、実は購入もしました。

 それは珍しい種類でも何でもないカブトニオイガメのトリオ(♀♂♂)。どうやらこの組み合わせをリバーストリオというらしいですね。帰宅して気づいたのですが、その中の♀がたまたま持ち腹でして、昨日6/4産卵しました。
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 そして同じ日に産卵したのが、自家繁殖個体2003CB。育ちが悪かったのか剃刀のようにはなりませんでした。
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 この2003CB、2011年から毎年のように産卵しています。しかし、良い種雄がいなくて毎回無精卵。それを不憫に思っていたため、今回あえてトリオで導入したのです。そして実はもう1匹、2008年の自家繁殖の♀がいます。こちらも2012年から毎年無精卵を産んでいます。


 カブトニオイガメは私の繁殖の原点でもあります。最盛期には一シーズン50個の卵を得たこともあります。その後、種親が死んでしまったことや、より小型のスジクビヒメニオイガメに興味が移行してしまったことがあり縮小。この2匹の自家繁殖個体を手放すこともできたんですが、心情的にどうしても踏み切れずにいました。

 しかし、近年事情が変わりました。私がスジクビヒメニオイガメの排他的攻撃性にほとほと嫌気がさすようになってしまったからです。その影響で、別飼育せざるを得なくなっていた種親♀を、過去2年の繁殖経験があったにもかかわらず、今年の九レプで欲しい方に譲ってしまいました。今いるペアも、今年の繁殖シーズンを終えたら、もしかしたらですが、手放すかもしれません。

 そういえばこの2003CB、2年前に一度だけ有精卵を産みました。どうやらスジクビヒメニオイガメの♂が掛かってしまったようです。そのことをあえて記事にしたら、某所でやり玉に挙げられました。そしてその1年後、スジクビの攻撃性のことを記事にしたら、予想通り反応がありました。そのあたりのことをもとに書いた記事が「ブログをやる意味」という過去記事です。



 話を戻しますが、昨日同日に産卵した2頭のカブトニオイガメ。持ち腹の卵は白濁しました。2003CBの方はやはり無精卵でした。持ち腹のほう、ハイブリ(hybrid)ではないカブトニオイガメです。
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 そして早速5匹一緒に水槽飼育しています。そしたら目論見通り2003CBと新たな♂が・・・。
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 がっちり掛かっていますね。もし2クラッチ目があるなら、今度こそ正真正銘の有精卵になるかもしれません。
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やめようと思って削除していた「カブトニオイガメ」カテゴリー、復活させます。


Razor-backed musk turtle (Sternotherus carinatus)

ボリビアの曲頸類

 南アメリカ大陸の中央、ボリビア在住の友人が、通信速度が遅いという悪条件の中、カメの写真を送ってくれました。
ボリビア-カメ

 私はなんという種類かさっぱりわからない。

 かなりのピンボケですが、上から見たとこ。
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 これを捕獲した場所はボリビア東部、ブラジルやパラグアイも近い(?)ロボレ(Roboré)という町近くの滝だそうです。
ボリビア-カメb

 ボリビア人は、このカメは噛みつくので危険だ、と言っているようです。また、近所の川をせき止めて作ったプールにも最近カメが現れて、女の子が肩を噛まれたといううわさがあるそうです。ボリビアでのカメのイメージが分かるような話です。






ニホンイシガメの産卵、今年は早まる

 もう1週間以上前になりますが、6月2日に、ニホンイシガメ球磨川支流産が、イシガメの先頭を切って産卵しました。例年6月半ばくらいに始まるニホンイシガメの産卵。今年は半月ほど早いことになります。

 これまた珍しいことに、明るいうちに産み始めたので、その様子を撮影できました。この形相に心打たれました。
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一旦産み始めたら、かなり接近しても中断することはありません。

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 すべて有精卵でした。




Japanese pond turtle (Mauremys japonica)


 産卵シーズン1か月を振り返って

 今シーズンの産卵が5/13に始まって、本日で1か月が経とうとしています。最近は産卵ラッシュも随分落ち着き、散発的になりました。

 この1か月間に回収できた卵の数は合計70個を越えました。その中には初めて産卵した種の卵もあり、嬉しい限りです。こんなに多く回収したのは、何年も繁殖をやっていて初めての経験です。
 ただその中には、主に無精卵ですが、どうしても孵らない卵が合わせて30個ほど含まれています。ギリシャリクガメやカブトニオイCBのがそう。カブトニオイは♂がいなかったので仕方ないとしても、♂がいるカメでも無精卵。2頭いるキボシも共に産みはすれど、1頭のはすべて無精卵。

 そして特に今年絶不調なのが、セマルハコガメ。幼体から14年飼育しているオスがきちんと働いていないのではと疑われます。おととい、産卵2年目のセマルが、2クラッチ目を夕方も明るいうちに産み始めました。でも、周りにいた他のセマルに食卵される始末。食われたのは幸い1個だけでしたが、回収できた卵はやはり無精卵。

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≪産卵2年目のチュウゴクセマルの1クラッチ目(5/22)。昨年は有精卵を得たのですが、今年はことごとく無精卵でした≫


 この無精卵の多さを何とかしなければ。オスはいるけど掛かっていない現実。

惚れ惚れ

 当地では雨があまり降らないので、池の水もグリーンに。今年産卵したオーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)♀です。

 ナガクビってその長首ゆえに好き嫌いがはっきり分かれるカメだけど、かっこいいよなあ。惚れ惚れする。
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 オーバーフロー式の排水管の上に載せると、その場で手足をバタバタさせたまま。

 ナガクビブリーダーさんがおっしゃってた。この系統、人気ないなあ・・・って。・・・・・・・いいと思うんだけどなあ。それでも、この系統は冬眠できるのしか飼わない、という段階で踏みとどまっている。


 この春からロンギを池に入れるにあたり、それまで池で増えていたメダカがいなくなるのを心配して、メダカを分散させて飼育するようになった。でも、どうも心配し過ぎだったよう。そんなにひろくない池だけど、ほとんどのメダカは捕食されずにぷりぷりに太って生きている。一方、餌ドジョウはたくさん入れたけど、そちらはロンギの産卵のための栄養になったみたい。どうしてこうも違うものか。


Chelodina longicollis

アッサム、屋外へ

 我が家では、最低気温が20度近くになるまで待って、5月末からアッサムセタカガメを屋外に出しました。



 雨が降って水の入れ替わりがある日は、大きなメスの周囲をうろついている小さなオスを観察することができます。

 これまで約1年半この種を飼育してきましたが、肌や甲羅の病気・トラブルもなく、無事飼育できているのはうれしいことです。水道をひねれば“ミネラルウォーター”という水質環境がいいのかもしれません。


Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)

種親紹介 ニシキハコガメ・スジコG

 昨日産卵したニシキハコガメ・スジコGです。無事に4個とも白濁しました。うちに来てから掛け合わせをしていないので、今のところ卵には前夫のDNAが引き継がれていると思います。来季以降は、今いるオスのどれかを掛け合わせる予定です。

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 ずっしり重い、生気あふれるニシキハコガメです。

 結構な値段しました。しかし、これは良い個体だと思ったので、売りに出されてすぐ、思い切って、誰よりも先にポチりました。ちょうど1年前の6月のことです。そのとき実は導入した年にでも産むのではないかと期待していました。でも夏になっても抱卵せず、通常の繁殖シーズン終了。今年はダメだったと思っていたら、季節外れの晩秋11月18日に産卵したのです。その原因は、入荷時期やうちに来る前の冬期の管理などの関係で、この個体の中で季節がちょっとずれていたからではないかと考えています。

 そして、その産卵後しばらく待ったのち、2クラッチ目がなさそうだったので、素早く方針転換。今度は徐々に温度を下げ、遅めの屋外冬眠へと移行させました。その冬眠で体内時計もリセットされたのか、冬眠明け後の今期、季節にピッタリの産卵となったわけです。


 今年孵化したスジコGの仔ガメたちについては、その後ほとんど記事にしていません。なぜって、これまでになく飼育に苦労しているからです。その件は後日気が向いた時に。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

ヒメハコの現状

 ヒメハコヨコクビガメ、元気です。活発です。うちでは、あまり人に寄ってこないトゥルカナハコヨコクビガメとは対照的に、人が飼育場に近づいただけでどの個体も我先に寄ってきて大騒ぎです。

 下が背甲がボロボロだった個体。上は別産地の♂。この♂、背甲の下に完治した傷があるのがあとで判明しました。
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 背甲に傷があった個体は腹甲にも何らかの異変があるような感じがします。つい先日、上の個体の腹甲板の下に潰瘍を発見したため、現在治療中です。でも、ものすごく活動的です。



 背甲がボロボロだった個体の最近の状態。見える範囲の背甲の腐れは治まったように思います。以前から腹甲板の下に出血斑みたいなのが少しだけあるのが気になるといえば気になりますが。でも、これまた元気が良すぎ。
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 左が背甲が腐っていた個体、右が別産地の個体。
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 両個体とも背甲長11cm強。同じヒメハコという種名が付けられているとはいえ、肌色が全然違いますし、腹甲も違います。
 10cm程度の亜成体でもなく、もう十分に繁殖に適していると思われますが、いまのところ抱卵の気配さえなし。ちょっと肉が付き過ぎかもしれません。



African dwarf mud turtle (Pelusios nanus)

白濁するか?????

 6/4に同時に産卵した2頭のカブトニオイガメ。その後両個体とも、2クラッチ目を産卵しました。


 九レプ導入個体の経過は以下の通り。

    九レプ3日後(6/4)に1クラッチ目産卵 → 19日後、2クラッチ目産卵。

購入決定は九レプの2週間ほど前。抱卵しているとはまったく知らずに、九レプ会場で受け取りました。しかもまだそんなに大きくなく、むしろ我が家では一番小さいカブトニオイガメ。それが持ち腹で2クラッチも産卵し、しかもすべて有精卵でした。


 もう一方の2003CB個体。このメスのためにオスを導入したようなものですが、一緒にしてすぐ交配していた様子はすでに記載済み。今までオスがいなくて無精卵ばかり産んでおり、今年も1クラッチ目はすべて無精卵でした。その経過は次の通り。

    6/4に1クラッチ目産卵(すべて無精卵) → 25日後、2クラッチ目産卵。

≪2クラッチ目産卵。埋戻し完了直前の様子≫
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 翌朝掘ってみると3個産んでました。
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 ただ、有精卵になっているかどうかだけが非常に気になる・・・・。

 一日経って結果は???


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 3個中2個が白濁し始めました! 望んでいた通りになりました! 純血カブトニオイ! うまく孵れば孫世代です!



 案外あっさりと決まってしまって拍子抜けしたのも事実。もっと早くオスをあてがえば良かったのにという声も聞こえてきそう。この種の繁殖はやはり容易です。うちにいるもっと難しいのをどうにかしたいのですがなかなか。



Razor-backed musk turtle (Sternotherus carinatus)