ブログをやる意味 -その1-

 自家繁殖のチュウゴクセマルハコガメを無償で送ってくださる方がいらっしゃいます。せめて送料だけでも負担を、と申し出るのですが、こちらから差し上げるのですから、とおっしゃって、まったく受け取ろうとされません。そして今年も新仔がつい先日届きました。

 箱を開封してみると、丁寧にも添え書きが入っていました。その一部を紹介すると、

こんにちは。
○○さんのブログを拝見するようになってから、亀飼育の楽しみ方ですとか、一頭一頭を大事にかわいがるとか、本来あたりまえのことなのですが、生き物たちと接する構え方が変わった気がしています。


 チュウゴクセマルハコガメをいただいたこともとてもうれしかったのですが、この文面を読んで朝から元気が出てきました。

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 また、別の方のコメントの中に次のような文章もありました。

このブログのように情報を惜しみなく公開されているので、とてもありがたいです!


 これは時々言われることばなんですが、まさに自分がプロフィール欄で書いているこのブログの目的とも合致するもので、とても嬉しくなります。




 なぜこんなことを紹介するのかって? 実は最近、自分のブログのあり方などをいろいろと思案していたからです。


 きっかけは友人のブログの閉鎖でした。自分のブログのあり方、さらには爬虫類ブログ全体の最近の傾向、自分自身今後どのようなスタンスで続けていくか、はたまたブログ自体をやめることまで含めて考えていました。




- 「ブログをやる意味-その2-」につづく -




やっと穴掘り

 10月のぶりくらが終わって、そろそろ冬支度を少しずつ始めるかなという頃のこと。
 ニシキハコガメのすべてのメスを確認してみると、今年夏までにとうとう産まなかったメスに、抱卵のわずかな感触。屋外飼育で秋が深まっているのになんで今頃?ってな感じでした。


 本当は冬眠させるつもりでした。でもそのままにしていたらどうなるのか心配でしたので、すぐに温室に取り込みました。それからもう3週間ほどになると思うんですが、ついに卵が出るべき方に下りてきた感じ。
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 そしてやっと初めて穴掘りしてます。


 期待させられますが、この掘り方は空振りで終わるかも。ただ、無精卵でもいいから詰まらないで無事に終わって欲しいです。







Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)
 

ブログをやる意味 -その2-

-前記事「ブログをやる意味-その1-」のつづき-



 あるカメ仲間のブログに次のようなことが書かれていました。

カメの飼育に関する情報がネットからは集めにくくなったように感じている。情報が新鮮に継続的に公開され、飼育者のレベルもあがり、市場も大きくなっていく、という循環ができればうれしい。

 同感です。





 情報が集めにくくなった原因をその友人も挙げていましたが、私自身が最近個人的に強く感じる原因は、一例として、次のことに現れていると思います。

 ブログ発信者が、特に、以前にも増して、失敗談を書かなくなったこと。失敗談といってもヒヤリとした経験とかをも含む広い意味なんですが、以前は時々見かけていたものが、最近はあまり見かけなくなったように思います。そこからは学ぶところが非常に多いと思うのですが。
 当然飼育者はだれでも、何がしか大なり小なりの失敗や困難を経験しています。でもそれを書かなくなった。もっというなら、“うかつに書けなくなった”、と言った方が正しいかもしれません。

 それはなぜか?

 なぜって、飼育者の事情をすべてを知っているわけではない匿名の方たちから、心無いコメントを入れられたり、面白半分にやり玉にあげられたりするからです。最近周りでも、書きにくくなった、という声を耳にします。




 そういう私も過去に某所で話題にされたことがあります。直接リンクが貼られ、いつもより“アクセス数が上がる”ので、そうなっていることに気づきます。もちろん一方的に叩かれるわけではなく、中にはありがたいことに擁護してくださる方々もいらっしゃいます。

 しかし、そのやり取りを読んだ方の中には、それまで公開しようと思っていたことを取りやめる方も実際にいらっしゃるのです。

 何たる残念なこと! そう思う人が多ければ多いほど、無難な内容しかブログ上に出てこなくなります。





 すぐ上の部分で、「直接リンクが貼られ、いつもより“アクセス数が上がる”」と書きました。確かに数日間上がります。例えば、今年私が経験したときには、そのリンクによるアクセス数は、初日47→翌日7→19→8→5→0というふうにたどっていきました。

 この数字が何を意味しているか・・・です。

 批判的な書き込みにはブロガーを萎縮させる一定の力があるのは確かです。とはいえ、全人口1億2700万人の中の、どれほどの人がこの趣味の世界に興味を持っているでしょうか。このとても狭い狭い狭~い趣味の世界で足を引っ張って、この趣味になんの広がりがあるのでしょう。それよりも飼育者が情報をもっと発信するようになり、他の飼育者の役に立つ方が、はるかにこの世界の発展に寄与すると思うのです。






 「面白がろう、楽しがろうっていうのが嫌な方向に行ってる気がして」とは最新号のビバガに書いてあったことばです。TVなどでは相手をけなして面白がろうとする傾向が許容されていますし、ネットも含めいろんな媒体全体に蔓延しているのかもしれません。もっと良い意味で、純粋に、この狭い趣味の世界を、面白がり、楽しがりたいものです。





 
 私の場合、まだ一般にも情報公開したいとの思いが強いので、「今のところはもう少し」、これまでのスタンスを変えないで、ブログを続けていこうと思っています。

 特に、「ブログをやる意味-その1-」で書いたように、喜んでくださっている方々、役に立っていると言ってくださる方々がいらっしゃるのは、私にとってとても励みとなっています。この場を借りて改めてお礼を言わせていただきたいと思います。

 励みを与えてくださり本当にありがとうございます。




ブログをやる意味-その1-



 以上、最近考えていた個人的な意見でした。(2013/11/17記)



産卵本気モード

 ニシキハコガメがやっと産卵本気モードに突入。収容してここまで長くかかりました。

 産卵は夕方薄暗い部屋の中で始まったようです。午後7時前、部屋の灯りを点けねばならなくなって、産卵に影響あるかな?と思ったのですが、一心不乱に見えるカメの穴掘り行動は継続しました。

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 それにしても屋外飼育で季節感をもろに感じているはずの個体なのに、秋も深まる10月も半ばを過ぎて抱卵するとは。我が家ではニシキハコガメの産卵が昨年から秋にずれ込んでいるとはいえ、これは普通ではないでしょう。ちょうど1年前に入荷している事情が関係しているかもしれません。


 実は、夏の間の屋外の産卵だと、なかなか観察する機会がありません。でも温室内なので土も深くないし、今回はちょくちょく観察することができました。それが何か新鮮でした。


 午後8時20分、埋戻しの最中でした。 
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 そして、午後10時。ちょうど埋戻しが終わり、今まさに最終確認しているかのような様子。
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 地表に近い部分はかなり固く踏み締めてありましたが、卵の周辺はふかふか。4個ありました。 
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 このニシキハコガメ、今まで公開していない新顔です。今年6月に導入しました。この個体なら、と思って迷いなく即決。

 今年産む可能性もあると思っての導入でしたが、盛夏でも何も変わらず、うちでブームの9月の抱卵もなし。ぶりくらも終わり、このまま冬眠に、と気持ちを切り替えようとした矢先、意外な形で希望がかなってしまいました。

 産卵したのでこの個体には名前が付きます。安直ですが、うちの伝統に従って、その名は「スジコG」です。何か強そうな名前。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

9月末産んだ卵の孵化が始まる

 9月27日産卵の、ニシキハコガメの卵の孵化が始まっていました。自家繁殖個体スジコEの卵です。
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 そして本日、こがめが完全に殻の外に出てきていました。29℃,53日。
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 もう一個の卵も割れ始めています。結局9月27日に産んだ3個すべてが白濁しましたが、1個だけ遅れて白濁した卵は途中で発生停止。2個だけが誕生しそうです。




 一方、これは昨日ニシキハコガメ・スジコGが産卵した卵。無事白濁し始めました。
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 うちに来てからも一時期♂を掛けようとして同居させたのですが、頑として受け付けず、たぶん前夫の仔である可能性が高いと考えています。順調にいけば、孵化は50日後、来年1月上旬になるでしょう。






 まあこう見るといいことばかりのようにも見えますが、一方で、ぶりくら1週間前に孵った仔は今まで何とか持たせてきましたが、うまく育たず、もうなすすべがありません。また、2012CBのうちのあまりここで紹介していない仔も、病気をした後の予後が良くなく、一進一退の状態。飼育していると、一生懸命世話をしてもいろいろあります。
 当たり前のことですが、購入の際は餌をよく食う個体を選ぶことです。





Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)  

2頭孵化しました。そして早くも初給餌

 他所でもニシキハコガメが孵化しているみたいで、今年はうちと同じような季節外れの産卵がちらほらあったようです。


 昨晩、2匹目も外に出ていました。人を避けて床材に潜ろうとします。
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 今朝2頭を、インキュベーターの中の暗闇の中から取り出してみると、先に孵化していた方が盛んにミズゴケに噛みつく様子を見せました。それで水でふやかしたカメプロス(大)をやると…。
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 四分の一くらい飲み込んだでしょうか。二日前に孵化したばかりなのにこんなに早く食べ始めるのは、これまであまり記憶にありません。出てきた時からヨークサックも完全に吸収されていました。
 それにしてもカメプロス、いつから4種のハーブが添加されたのか、今一つ食いつきがよくないように感じます。これは添加前のものです。
 みなさんのお宅ではいかがでしょう?


 ガラス越しの太陽光のもとで少し白っぽく写っていますが、実際に黒地は目立たず全体的に黄色っぽいです。
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Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

・・・・・・ヒメハコですが

 本日ヒメハコヨコクビガメ成体♀(背甲長114mm)を新たに導入しました。皮膚が黄色い系統です。個人的にはこの系統がかわいらしくて好みです。

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 ヒメハコにしては格安でした。

 それもそのはず問題が・・・・。

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 左耳に膿がたまって、もう2か所で穴が開いています。近々自分で処置します。



 でも極めつけはこれです。








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