キボシ、今年初産卵

 明日から九レプです。前日の今日は夕方から本業。それが終わって、10時過ぎから梱包荷造りを始めました。

 昨年のぶりくらの時より生体の数は減ったのに、荷物が増えてしまいました。主に展示がぶりくら時より凝ったものになったためです。まあ、ぶりくらの時が簡素過ぎたんですが。

 この準備でも妻が大活躍。今回もブースの展示方法をいろいろと考えてくれましたし、先ほど終わった荷造りもやはり才能でしょうか、実に無駄がなく、うまくやってくれました。私じゃ到底短時間ではできません。本当に感謝です。
 非常に協力的で、明日は店番をお願いしています。ただカメについては全然知りませんので、たぶん種名も言えない。だから間違えても質問しないでください。

 当日は早朝の新幹線で会場に乗り込みます。8時から設営開始です。



 さて、キボシイシガメが今年初産卵しました。夕方も早い時間から掘り始め、仕事が終わった頃ほぼ埋戻しが終わりそうな具合でした。

 間もなく埋戻しが完了というところでしたがちょっと退いてもらって、砂を少し除けたところです。
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 小さい体の中に4個も入っていました。
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 新たに導入した♂を一度も掛けていませんので、もし白濁するならこの冬死んだ♂の仔になります。





Clemmys guttata
 

九州レプタイルフェスタ2013 初出展のお知らせ



今までの九州レプタイルフェスタでは見に行く側の立場でした。
しかし今年は何を血迷ったか出展者側に立ってしまいました。

この種のイベント出展、通算2度目ですので、
まだあたふたしていると思いますが、どうぞよろしくお願いします。



《出展予定種》
◆ ニシキハコガメ2012CB
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背甲長約50~70mm、2系統合計5頭持って行きますが、このなかには展示のみの個体もいます。
どの個体も配合飼料に餌付いています。状態抜群です。


◆ スジクビヒメニオイガメ2012CB
◆ 種子島産ニホンイシガメ2012CB,2011CB
◆ カメの成体少し。



九州レプタイルフェスタ2013 終了

 九州レプタイルフェスタ(九レプ)2013への出展、無事に終わりました。お買い上げいただいた方、楽しくおしゃべりしてくださった方、本当にありがとうございました。

 ニシキハコガメも5匹のうち2匹旅立ちました。1匹自分なりの特価で出していたんですが、予想に反してそれは残り、あまり出したくなかったけれども一応値段をつけていたものが真っ先に抜かれました。お買い上げまことにありがとうございました。

 今回の我がブース。ぶりくらの時より随分おしゃれに、そして立体的になりました。イーゼルのデザインなど妻(兼店番)担当です。カメのことをほとんど知らないのによく付き合ってくれます。ありがとう。

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 なお、今回は第3,4ホールに割り当てられました。事前にどこになるのか教えてもらえないので、来てからのお楽しみという感じです。そうしたら、aLiVe、エンドレスゾーン、爬虫類倶楽部、マニアックレプタイルズ、ハープタイルラバーズなど、そうそうたるショップさんたちと同じホールでした。委縮しそう。でもお客さんたくさん流れて来そう。


 なお、今回はぶりくらの時より余裕を持って臨むことができ、自らのブースを離れて見て回ることが結構できました。店番担当に感謝。


 同じ熊本市在住「Count blue」さんのブースで発見した新種の「ミミズガメ」。
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 「ぶりぃ堂」さんのキタニシキハコガメ。
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 今回個人的にひと際目を引いたのは、かめぞーさんのブースにいたトゥルカナハコヨコクビガメ(さとさと産)。特に背甲の模様がひときわ美しい。
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 しかも目がブルー。
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 ヒメハコヨコクビガメを飼い始めたばかりですが、これもとても魅力的な種に映りました。たぶんトゥルカナすべてではなく、この個体たちがものすごくキレイなんじゃないのかなと思います。今後の飼育検討課題に。

 そういえばヒメハコは気づいただけで3つのブースで見かけました。また、余談ですが複数の方が最近産卵まで至っているみたいですね。さて、日本初はだれか?


 お隣のブース、「しっぽ屋本舗」さんにいたショートボディー。
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 こっち見てるよ。かわいい。
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 お客さんに商品を渡す時大きな袋がなくて困っていた時に、目ざとく、どうぞ、と手渡してくださって助かりました。ありがとうございました。


 我がブースで割と目を引いたのは、巨大カブトニオイガメ♂。カブトニオイは比較的よく知られているので、一般の方々の受けも良かったです。ここまで大きくなるということに多くの方が驚いておられました。
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 CBから育て上げ種親にしていましたが、釣り合う♀が数年前に死んで、ずっと独り身でした。
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 東京の方のもとに行くことが決まりました。

 このほかにフロリダハコガメ♂も持って行きました。実は昨秋♀を亡くしてしまい、これも飼育をやめようと思っての出展でした。ある方から“安いのに”と言われましたが、売れ残りました。別の方からは“いい♀を手に入れて続ければ”とも言われましたので、今は保留にします。
※飼育をやめるつもりだったので現在、当ブログでは「フロリダハコガメ」と「カブトニオイガメ」のカテゴリーを表示していません。


 恒例の・・・
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 “♂に渇いている”という意味に取れたので最初どうにもコメントできませんでした。でも、真相は“渇いた♂”だそうです。


 遅い昼食をとった時にたまたま隣にいた男性に声をかけたんですが、その方は鹿児島から高速バス往復8000円かけていらっしゃった本人曰く貧乏学生さんでした。閉会間際にディスカウント交渉をすべく、決意を秘めて待っておられたようで、うまく行くよう激励して別れました。あとで戦利品を見せに来てくれました。
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 “プレデタービートル”名前からして凄味があります。アフリカ産のハンミョウだそうです。こんな世界もあるのかと感心しました。


 今回入場者数は1500を越えたようです。でもどうなんでしょ?販売価格にもよると思うんですが、観察した感じではカメの売れ行きは??? このレベルでこの値段のカメ、だれも買わないの?と思うようなものがチラホラ。
 一方ヘビやトカゲ、カメレオンのブースにひっきりなしにお客が来て、人だかりができていたような。遠方から出展している有名ショップさんの中には、通常はカメも販売しているのに、今回はほとんど持って来ておられないところも。何か読みがあるんでしょうね。


 今回私は販売側だったわけですが、1匹だけ新たに持って帰ったものもあります。ちょうどうまいこと、販売したカブトニオイガメの空きスペースに入れられるほどの大きさのものです。機会があればいつか。



アメハコ論文から -キタニシキとミナミニシキ-

 とある爬虫類ショップさんのブログで紹介されていたアメハコの最新分類。非常に興味深かったので、論文を探し出してその中の自分に関心がある部分だけ拾い読みしました。なんとニシキハコガメについても記してあるではありませんか。
※ 以下の記事に不正確な部分があったらご指摘ください。


 ※ もとの論文はこちら


 ミツユビハコガメの件が話題になっていましたが、正直言いまして私はあまり興味がないので、ニシキハコガメに関する部分を。

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 最初の要約部分を見ると、

Terrapene ornata ornata and T. o. luteola lacked distinction phylogenetically, and Terrapene nelsoni was confirmed to be the sister taxon of T. ornata. … T. o. ornata and T. o. luteola should not be considered separate subspecies.



 「キタニシキハコガメとミナミニシキハコガメは、系統的に区別がなく、ネルソンハコガメはニシキハコガメの姉妹分類群であると確証された。…キタニシキハコガメとミナミニシキハコガメは別々の亜種と考えられるべきではない」、とでもなるでしょうか。




 本文中では、

Terrapene o. ornata and T. o. luteola are very closely related and do not appear to be divergent enough to be considered separate subspecies. We recommend that these taxa should be clumped together as T. ornata , which disagrees with Herrmann and Rosen (2009), who found population structuring between T. o.ornata and T. o.luteola . Terrapene nelsoni should remain the sister species to T. ornata.



 要は、キタニシキハコガメとミナミニシキハコガメは極めて近い関係にあり、別々の亜種とするほどの分岐・違いはないので、ニシキハコガメとして一つにまとめるべきだ、と述べています。Herrmann and Rosen (2009)は調べてないので分かりません。





 結論として、

In conclusion, we recommend splitting Terrapene into five species (1) T.carolina , (2) T.mexicana , (3) T.coahuila , (4) T.ornata , and (5) T.nelsoni . Terrapene carolina should contain three subspecies (T.c.carolina , T.c.bauri , and T.c.major ). Terrapene mexicana should contain three subspecies (T.m.mexicana , T.m.triunguis , and T.m.yucatana). While T.m.yucatana appeared to be a unique species based on the Cytb percent divergences and the barcoding data, there was a limited sample size for this taxon and the nuclear data disagreed; thus, we recommend that yucatana remain with T.mexicana. Lastly, T.coahuila and T.ornata should be monotypic. Since we did not obtain any samples for T.n.klauberi evaluations could not be made between the subspecies of T.nelsoni.



 5種に分割することを提案しています。

(1) T.carolina (3亜種、トウブ、フロリダ、ガルフ)
(2) T.mexicana (同、メキシコ、ミツユビ〔T.m.triunguis〕、ユカタン)
(3) T.coahuila (ヌマハコガメ)
(4) T.ornata  (ニシキハコガメ) ←キタとミナミをまとめて一つに。
(5) T.nelsoni (ネルソンハコガメ)


 私自身キタとミナミは本当に区別が必要なのかどうかと感じていたのですが、この論文では遺伝的にみて分ける必要はないということだそうです。

 さて、この提案は将来受け入れられるでしょうか・・・。


ニホンイシガメ 今年初産卵

 目の回るような忙しさが一段落つきそうですし、記録を残すためにも更新します。


 我が家のニホンイシガメがやっと産卵し始めました。昨秋種子島産の成体はすべて手放したため、今いる成体はすべて地元産。そう、日本三大急流の球磨川、その支流産。
 地域を分けて飼育しなくてよくなったため、実際の管理の面でも配慮の面でも負担が減り、随分楽になりました。


 今回産卵したのは、昨年9月に捕獲した個体。その捕獲の記事はこちら
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 隣りにある穴は一晩で新たにできていた穴。この個体が掘ったものかどうかは分かりませんが、結局は他のカメたちもよく産む場所にこの個体も産んでいましたので、楽に回収ができました。
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 今朝は餌食いがものすごく良くなっており、産んだなと直感。





 そして夜、仕事が終わって教室横の飼育場を見ると、ちょうど別のニホンイシガメが産卵中でした。目の前でポロッポロッと白いものを穴に落としていきます。この個体は我が家の最古参、まもなく飼育18年になる球磨川産。
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 ここ、石ころも多い硬い土です。ほかの種は産まないでしょう。ニホンイシガメは予想もしない所に産むことが多々あり、卵探しの時はまさに知恵比べ。結局は発見できなくて、いつの間にか孵化しているということもありました。

 今年は現場を押さえられたので、明日回収します。


砂利をものともせず

 飼育18年最古参のニホンイシガメが産卵していたのが昨晩。その後、熊本県地方は夜半から時折激しく降る雨になりました。それは翌日である今日の昼過ぎまで続きました。


 午後産卵場所を見に行くと、そこは何事もなかったかのように砂利が散らしてあります。
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 慎重にしなければならないのもあって掘るのに時間がかかりました。厚さ数センチにわたって砂利を除けなければならなかったからです。オリーブの木の根っこも絡み合っています。こんなところに本当にあるのか心配になりますが、昨晩この目で産み落とすところを見ましたので、作業を続けます。やがて砂利の下からは黒土が出てきました。ここに産まないようにあえて砂利を厚めに撒いているんですが。
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 地表から結構な深さのところに4個産んでいました。そしてすでに白濁が始まっていました。
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 もし幼体が孵化してもあんなに砂利があったのでは出てこれないのではないかと考えるのは、私がイシガメの力を甘く見過ぎているんでしょうか。


 このニホンイシガメ、これまでも産む年と産まない年があり、産んだとしても1クラッチのことも多く、1度の産卵数も少ない方です。昨年は別区画で産ませましたが、知恵比べに負けてついに卵を探し出せませんでした。今日のように砂利の所にしかも深く産みつけることができるわけですから、なかなか見つけ出せないはずです。
 結局昨年は、自然孵化した仔ガメが出てきたのを発見するも、生きて回収できたのは1匹のみ。今現在我が家で飼育するカメになっています。


 特にここ二、三日、イシガメに限らず他のカメでも産卵が集中しています。





 

小さなヒメハコの雌雄判別

 我が家のヒメハコヨコクビガメ、ペアとして入荷した個体たちです。でも特に♀といわれる個体、小さいのにどうして性別が判る?

 それが大いに謎だったのですが、見分けるポイントがあったようです。


 まずは、はっきりわかる性差。

 うちのオスは背甲長9㎝に達していないのに、腹甲がやや凹み、尻尾が長く太くなっています。
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 では、それ以外にどんな判別法があるのか?



(注)念のため言っておきますが、以下は「受け売り」情報で、情報元はヒメハコを扱う問屋です。情報の真偽は今のところ不明です。その情報をもとに判別された個体が、まだ性成熟するほどの段階に達していないからです。
なお、下の画像に引いている色線は、雌雄の違いをより分かりやすく説明するために、筆者自身が考えて引いてみたものです。もっと分かりやすい説明ができればいいんですが。



 我が家の小さいヒメハコヨコクビガメprの腹甲です。画像では同じ大きさに見えますが、実物は♀の方がはるかに小型。(♀背甲長73mm、♂背甲長88mm)
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 参考までに成体のヒメハコも載せます。今論題にしている判別法は全く必要がないほどの性成熟に達していますが。(♀♂とも背甲長100mm強)
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 見分けるポイントは、腹甲の前葉の形だそうです。違いが判るでしょうか? 前脚の間の腹甲前葉が「広かったら」♀、「細かったら」♂になります。



 オスは交尾をするときにメスに乗っからなければならない。それゆえ、メスの体を前脚でうまく保持するために、腹甲前葉が、前脚の可動範囲が大きくなるような形状になっている、というものでした。
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 うちのより小さい、複数のヒメハコ(prとして入荷)で確認する機会がありましたが、その基準でいけばそれらはやはりどうもペアっぽい、という結論になりました。

 巷に数があまりいないので、お持ちの方はぜひご確認あれ。また、詳しい方のご意見も拝聴したいものです。




Pelusios nanus

“共食い”!?!?!?!?

 夏至です。1年で最も日中が長い日。これから日が少しずつ短くなっていくのを考えると、何か寂しくなります。まだ本格的な夏も到来していないのに。といつも書いているような気がする自分。



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 いきなり何なの?といった画像ですが、今現在のヒメハコヨコクビガメ♂(甲長8.8cm)の喉元です。

 これでも随分治ってきたほうです。外飼いを始めていきなり皮膚がただれたようになってしまいました。最初単なる皮膚病かとも思ったのですが、短時間で広範囲に出現し、その後の病変の進行など全くなかったので、たぶん外傷かと思います。その後下から古い皮膚が装甲のように盛り上がってゆき、それがポロッと取れて今はこんな状態。

 きっかけと思われるのは、成体ヒメハコヨコクビとの外のタブでの同居。でも、それまで室内の水槽では全く問題なく同居できていました。しかし、この傷ができてからさすがに怖くなって別居。

 そのとき成体ヒメハコ♂は目論見通り盛るようになってましたし、成体のどちらかがはずみで噛みついたかもしれない、くらいに考えていました。





 それが最近、あるヒメハコ飼育者の方からこんな話を聞いて、耳を疑いました。

    “ヒメハコは共食いしますよ。”

 にわかには信じられませんでした。しかし、その方は、1匹の小型のヒメハコ(♀だったと思う)が、別の小型のヒメハコの喉元に食らいついていたその現場に遭遇したそうです。すぐに2頭を離したけれども、噛みつかれた個体は肉を食われすでに絶命。



 この方の言う“共食い”というショッキングな言葉を今でも信じたくありません。たぶん、すでに死んでいた個体を食べるというスカベンジャー的なカメの性質がたまたま出たか、そりが合わなくて執拗に追い掛け回した末の凶行(食うつもりはなかった)ってとこじゃないかと思ったのですが、我が家で喉元に怪我をしたヒメハコがいるのを思い出し、否定できませんでした。


 ヒメハコヨコクビガメ、最近飼育し始めた私にとっては謎の多いカメ。ネットで探してもなかなか情報に行きあたらないカメ。国内に入っている数がそんなに多くないのもあるかもしれませんが、私は気づいたことをできるだけ公開していこうと思います。







Pelusios nanus

大きく育った2009CB

 まもなく4歳になるニシキハコガメ2009CB。背甲長115mm(腹甲の部分も入れればたぶん12cm越え)、体重435g。

 冬眠も難なくこなし、他の個体から餌を奪って食べるほどの貪欲さ。CBゆえの多少の歪みはあるものの健康体に育ちました。

 黒目のところが☆型。 
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 放射模様が多くなりました。
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 メスです。2006CBの場合5年目で繁殖できたので、来年あたりそろそろ可能な年頃になるでしょう。
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 400g越えの立派な体格です。




 そういえばクリーパーの最新号が届いています。その中の九レプの写真を見てびっくり。くまモンのイーゼルのあるブースって........。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)