スジコC、突然すぎる死

 最近の暖かさに池ではニホンイシガメとスジクビヒメニオイガメが日光浴をしているのを見かけました。あと数回寒波を乗り越えると、春でしょうか。




 非常に残念なことですが、ニシキハコガメ・スジコC(♀)が死亡しました(涙)。

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 今年は冬眠させるつもりだったんですが、2月の産卵を目指すべく昨年末に起こして、来るべき日に備えていました。冬眠明け後も調子が良く、とても活動的で、いつも餌をねだっていました。

 それが数日前から急に調子を崩したのです。それからが下って行くのが早かった気がします。週末獣医に診せに行くつもりでした。ところが、人の命がかかっている予期せぬ突発的な用事がたまたま生じ、カメの受診を週明けに延ばさざるを得なくなりました。そこに管理上のちょっとした“落とし穴”が重なって、あっけなく今日死亡しました。


 秋に死んだニシキハコガメ・スジオB(♂)の遺伝子を貯精という形でもっていたであろうと思われる唯一のカメでした。そのため私も産卵をあせってしまった感は否めません。

 約5年前、関西のショップから我が家にやってきました。甲羅の形状からCBではないかと思われましたが、来た当初から、尾の先が少し曲がり、片目の視力がかなり弱く、飲み込むのも上手ではないカメでした。他の個体と競って餌を奪い合う根性はありましたが、生き餌への狙いを外すことも多く、どこか不器用で、食は細い方でした。
 そんな個体が我が家で成熟し産卵し始め、生き急ぐかのように昨年まで4年連続で産卵し、何匹か仔もとることができました。今我が家にはこの個体のこども(冬眠中)が1頭だけ残してありますが、他の仔たちを買い戻したいほどです。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

禁令解除

 2013年になって早々、ついに、ついに、冬眠できない種類は飼わない、という自分の禁令を破ってしまいました。アッサムセタカガメ。甲長6cm。

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 初めて利用する関西の通販専門店でしたが、応対もすごく親切で、信頼できると感じました。画像だけで判断して、最もメスっぽいのを選んだつもりだったんですが、果たしてどうでしょう。

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 他所でも書かれている通り、かなり警戒心が強いです。覗き込むと、視線が合わないよう物陰に隠れようとします。

 うちに来たその日からタンポポの葉を食べました。しかし、配合飼料にはまったく反応しませんでした。食性の点ではリクガメ的ミズガメとでもいいましょうか。ただ、葉っぱをメインに与えていると、いろんな意味ですぐに水が汚れてしまいます。これは困った。
 それでも最近は環境に慣れたのか、やっとカメプロスも食べるようになりました。




Assam Roofed Turtle (Pangshura sylhetensis)



もっと寝せていたかったんだけど冬眠明け

 冬眠箱をのぞいてみると、起きていました。ものすごく暖かい日が数日続いたのが影響したんでしょうか。

 ニシキハコガメ・スジコE。この個体は土とその上に乗せた落ち葉の境付近にいて、粘液状の鼻水を出していましたので即収容。
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 ニシキハコガメ・スジコBは、境目付近でなぜか“ひっくり返った”(???)姿勢のまま寝てました。外に取り出すと間もなく顔を出しました。
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 本当はまだ寝ていただきたかったのですが、仕方ないので室内に取り込みました。


 ほかの個体ではスジオAが境目付近でぐっすり寝ていました。CBやオスたちはまだ土の中。




Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

唯一配合飼料を食べる

 昨年末にやってきたロンギ(オーストラリアナガクビガメ)♀19cm、いいカメです。販売店でも配合食べますよとおっしゃっていたんですが、確かに食べる。我が家で唯一配合飼料を食べるロンギです。

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 1匹食べるのがいるとそのうち他の個体もつられて配合飼料を食べるようになるかもしれませんよ、とも言われていますが、確かにまだ飲み込みはしませんが噛んでみる個体は出てきました。期待できるかも。




Chelodina longicollis

冬眠明けさせたニシキハコガメ

 急遽冬眠箱から収容したニシキハコガメ・スジコE。2月10日に冬眠明けしてからやっと六日後の今日餌を口にしました。
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 最近急に体調が悪化して死んだ個体がいるので、ちょっと神経質になっているんですが、念のため動物病院に連れて行きました。

 【親】スジコA ⇒【本個体】スジコE ⇒【仔】2011自家繁殖個体(将来のスジコ*)

とつながる系統、自分にとっては特に思い入れのある個体なので、死なせるわけにはいかんのです。幸いひどくはなく、いつもの抗生物質の注射をしてもらいました。
 その後ぴたりと鼻汁は止まり、やっと餌を食い出しました。





Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

“カイロ”

 軒下冬眠スペースなんですが、今年はいつもと違うことが。

 例年落ち葉などががしゃがしゃと土の上にかぶせてあるだけなのですが、今年は初めてその表面がきれいにくぼんでいます。それも2つも。
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 いつもとちがうとは思っていたのですが、この時期屋外池はカメの活動がないため基本的に立ち入らず放ったらかし。あまり気にも留めていませんでした。



 夜になると・・・。
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 野良猫の寝床になっていたんですね。それもここらでよく見かけるネコたち。

 うちの親にいつも追い払われているので非常に警戒心が強くなっている猫なんですが、昼間屋外池の敷地に入り込んでいるのを時々見かけます。見つかるともちろん慌てて逃げていきます。しかし基本的にカメに悪さはしません。

 それが今日昼間、たまたまここに寝そべって日向ぼっこをしているのを見かけたのです。

 はは~ん。では夜に寝ているのを撮ってやれとばかり、カメラを向けてみました。教室の真下なので夜も明かりが漏れる場所、人が活動していることが多い所のすぐそばなのですが、彼らはそんな時間にひっそりとここにやってきてねぐらにしていたんですね。いつもはガサガサした落ち葉が敷かれているのに、今年は刈った芝屑を入れてしまったために、ちょうど良いふかふかのベッドになったんでしょう。

 それにしてもこの猫ベッドの下にはカメが寝ているはず。カメは大丈夫か?


 

イカの甲をかじる

 いい天気。眩しいばかりの日射し。日光浴中のニシキハコガメ2012CBたち。
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 今のところどれも死ぬことなく、健やかに成長しています。



 特に屋内で飼育していると、幼体も成体も体が必要とするみたいで白っぽいものをかじりたがります。我が家では海で調達してきたイカの甲を利用。
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 日ごとにかじられてだんだん小さくなっていきます。でも、新しいものほど食いつきがいいです。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

平成24年度 動物取扱責任者研修会

 平成24年度の動物取扱責任者研修会を受けてきました。

 今までは熊本市が開催するものに参加していたのですが、今回は本業の都合で昼間にある熊本県の開催するものに参加してきました。場所は宇城市。


3部構成
① 多頭飼育・繁殖するに当たって-環境・衛生面から注意点-
② 子犬の社会化としつけ(家庭犬の幸せな生涯のために)
犬のしつけ教室・幼稚園 Positive Wind
③ 動物の愛護及び管理に関する法律等の改正について



対象者年齢層
 若い方も幾人かいらっしゃったが、田舎の50,60代のおじさんおばさんが多い感じ。




 まず、研修会の責任者(司会者)と思しき方の話し方が、聴衆のレベルに合わせた、上手な言い方だったので感心しました。

●「宇城、御船管内では動物取扱業の問題が起きていない。でも動物取扱業に関する記事が出るとヒヤヒヤする。今日の研修会は商売っけがないが、商売の実力をさらにつけるためのものだと思って最後まで受講してほしい。途中商売の電話がなるかもしれないが、できるだけマナーモードでお願いしたい。」

途中で。
●「イヌネコ中心の話で、鳥とかの販売の方は(爬虫類ってやはり出てこないのね)関係がないと思われるかもしれないが、役立つ点をくみ取って欲しい。」

 最後の方で、会場内の私語が増えてきたのを注意したのも、珍しく思いました。それに対して素直に謝るおじさんたちもスゴイ。まあ私語が出るのには理由があったんですけどね。




 もちろんすべてイヌネコの話です。爬虫類なんて誰も触れません。それでも特に2部の「子犬の社会化」の話が最も興味深いと思いました。子どもの成長という点で本業とも少し関係している部分もありましたし。

 《要旨》
●出生56日を経過しない犬猫の販売や引渡し、展示をしてはならないという動愛法条文がある。
●出生56日(8週齢)には科学的根拠はない。
●だが、子犬の成長過程を調べると、3~12(16)週齢が「社会化期」と呼ばれる大切な時期である。
●社会化とは、生まれてきた個体がその種特有の社会行動パターンを身につけていく過程で、その犬の将来の幸せを左右する重要な時期。
●例えていうなら、社会化とは心の窓・扉を開くこと。それは最初閉じているが、少しずつ開いてきて大きく開き、やがて狭くなる。
●この時期に母犬や兄弟犬から離された子犬は、社会化がうまく進まず、甘噛みが激しくなったり、他の犬とうまく付き合えなかったり、臆病で神経質な性質になりやすい。
●体の離乳と心の離乳は違う。
●幼い時期からの関わり方次第で、家庭犬としての幸せな生涯を送ることができるかどうかが決まる。

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 ヒトやラットとの比較などもあってとてもとても興味深いものでした。



 ただ、ただですよ、講師の先生がものすごく早口なんです。多くのことを学んでもらいたいという善意なんでしょう。でも聴衆を見回すと、嫌な予感が・・・。
 原稿もあまり見ずにお話になるのでとても頭の切れる方だと思います。ただ、カタカナ用語が頻出し、なんだか大学の講義みたいと最初から思いました。それがアマラとカマラの話が出てきたあかつきには、ああやっぱり!と確信し、昔教育学部で聴いた講義を思い出しました。
 この研修会の聴衆は田舎のおじさんおばさんが多いんですよ。話す速さといい話の内容といい、まったく聴衆のレベルが考慮されていませんでした。

 そんなふうなので、一番話したい要点の前の段階で、↓こんなのが出てくるんですから、聴衆の思いはもうどこかにさまよっています。それが肌で感じられるんです。
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 私も一つ一つはよく分かりません。補強する証拠をあげて納得させられる論理的な話として構成されているとというのは分かります。本当に何十年かぶりに聴く大学の講義みたい。時間も90分かそれ以上あったかもしれません。

 それで、話の最後の方で、会場がそわそわとなって私語をし始めた。いつもなら怒りを覚える私ですが、今回ばかりは、その気持ち、わかります。今までよく頑張ったよ。天晴!その私語を司会者がたしなめると、たしなめられたおじさんたちは、素直にすみませんと謝った。かわいかったよ。昔のハナタレ坊主が先生に怒られたみたいで。




 今まで熊本市の研修会は少し早く終わっていましたが、今回は予定時間を少し越えて終わりました。休み時間は一部と二部の間の10分程度のみ。



 でも、ほんとうに内容には惹きつけられました。ただ提供の仕方がね、聴衆のレベルをはるかに超えた大学レベルでした。それはそれで面白いんだけど。






 私たちにとって一番大切な法改正についての説明はかなり急ぎ足でした。聴衆のなかに蔓延する一部殺気立った空気を、話し手の方も感じ取られたんでしょう。法改正についてはまだ本決まりではないので、正確なところははっきりと言えないようです。でもその流れは以下の通り。

※なお以下の〔 〕は筆者の注釈。

● 購入者に対し、現物確認と対面説明をすることの義務化。対面販売の例外は認めない。動物(哺乳類、鳥類、〔爬虫類〕)の販売を行う者に義務づける。

● 犬猫〔等〕販売業を営む者に以下を義務づける。
 (ア)「犬猫〔等〕健康安全計画」の提出。
 (イ)犬猫の所有状況について、個体ごとの帳簿記載と定期的な報告(1年に1回)。
 (ウ)犬猫の生後56日以内の繁殖業者からの引渡しや展示の禁止。
 (エ)獣医師等との適切な連携を図ること。

 通販禁止ってのは流れとして止められないようです。
 一方二番目の点は、「犬猫」と「犬猫等」の違いが気になりました。法律ってのは、この「等」一文字の有無で、爬虫類が含まれるかそうでないかが大きく変わると思うのです。爬虫類販売者も「犬猫等健康安全計画」を提出するのかしないのか、個体ごとの帳簿記載と報告は犬猫のみに限定されるのかどうか。これも通販禁止と比べたら事務が増えるだけでどうってことないのでしょうが。
 来年度以降、地方のブリーダーは、九レプとかぶりくらなどに出展するしかなくなるんでしょうね。出展者が大幅に増えたりして。(注:厳密にいえば、他所からの情報では、販売業者同士の仕入れなどのやり取りは現物確認でなくてもいいとありますけど)。そういう意味では、今年度初のぶりくら出展、いい経験になりました。