動物取扱業登録の更新手続きのお知らせ

 それまで趣味でカメの飼育を楽しんでいて、法的な必要に迫られて動物取扱業を登録したのが5年前。初めてのその更新の時期が近づいてきました。その通知の手紙が最近届きました。登録期間満了日の2カ月前から更新できるようです。

 5年に一度の15,500円です。


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 最近、本業のほうでおつきあいのある方から、今年はだいぶカメを販売したでしょ?と言われました。

 確かに今年は例年になく多くお買い上げいただきました。
お買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

(※なお余談ですが、きちんと税理士を通して税務申告もしております)


 また、こういう“収入”という面があるために、我が家の場合、家族から皮肉や文句を言われることが激減しました。カメを新たに導入しても比較的平和裏に済ませられています。他のブリーダー様のご家庭はいかがでしょうか?


 これだけ見ると、
趣味が“業”になっていいよなあ、
自分もブリードして販売したら儲けられるかも
と考えられる方が出てこられるのも・・・分からないわけではありません。





 そうねえ・・・・・どうだろう?





 ちなみに業登録の要件に取引記録を残すことが義務付けられています。それをもとに登録後から現在までの収支を計算してみました。



 その出てきた数字を見て愕然としました。今年は販売が好調だったから・・・と期待したのがガラガラと音を立てて崩れてゆきます。
 生体代だけで完全なる大赤字でした。その額○○万円。生き物だから死ぬこともありますし飼育種を絞ってなかったのもあるかも。
 これにプラスして、かかった餌代や電気代、備品代、はたまた病院の治療費などもろもろ含めるならば、この額はもっと膨らむと思われます。また登録以前に購入している親個体たちの値段も含めるとなると・・・・。


 この“業”で生活していくなんて、夢のまた夢です。

 せめて、せめて、収支がトントンになればいいのでしょうが。

 これから法改正でますます肩身が狭くなりそうな予感も。


地下水温計測

 熊本市は初雪が降ったらしいです。今日は寒かった一日でした。

 そんな中でもニホンイシガメたちはまだ活動しています。
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 池の水位がかなり下がっています。気候が乾燥しているからでもあるでしょうし、カメがうまく陸場に上がれるように足場となるネットをしているので、毛管現象でか陸地が乾いていると池の水が徐々に吸い上げられるのもあるでしょうし、池の配管などのつなぎ目から水漏れしているのもあるかもしれません。季節・気候によって減り方が変わり、特に今の時期は水の減り方が激しいのです。

 だからといって毎日継ぎ足しの水を入れるわけではなく、かなり減ってから入れたりします。



 今年自前で掘った打ち抜き井戸を使って水を入れるので、水道代はまったくかかりません。ただ手動なので、満水まで入れるのは結構重労働。まだ若干砂が上がってきますが、水は澄んでいます。
 また冬は水位が低下しがちだとどこかで聞いたのですが、そんなことはない。安定供給です。
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 満水状態。イシガメが何匹も顔を出します。きみたちは寒くても元気だね。でも・・・・・。
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 そのとき、地下水を注水しているということで、ある重要なことを思い出しました。

 井戸水に指をつっこんでみると案の定全然冷たくない。すぐに温度計を取りに行って、実際に水温を測ってみると17.6℃もありました。4m以上掘った井戸からくみ上げる地下水はこんなにも温かいんですね。
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 ちなみに井戸脇の水溜めの水温は8.2℃。ちなみに今日の地方気象台観測のの最高気温が8.2℃だそうです。たまたま同じ。地下水とは10℃近くも差がありました。
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 もしかしたら今日はカメたちには少し申し訳ないことをしてしまったかも。注水で水温が若干あがったのに、予報では明朝は今冬最低の-1℃。池の水はそこまでは下がらないとしても、カメにとっては無用な温度差を経験させてしまったかもしれません。水温変化があまりないように、これからは早め早めの注水でいきます。


 あっ、それと新たな課題が見つかりました。井戸水の水温の季節変動を調べてみようと思います。


トスカーナ、Toscana、とすかーな

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 この本、ヘルマンリクガメ専門の洋書「Naturalistic Keeping and Breeding of Hermann's Tortoises」です。数年前どこかのサイトで拝見し、欲しくなって、ドイツ在住の著者と個人的に連絡を取って、購入しました。今は当時より値段が下がっている気がします。2012年1月に新しい本か改訂版がドイツ語で出版されるようですね。
 読んだかと問われると、まだです、としか答えられません。私には固い英語なので辞書を手放せなくて、なかなか読み進めません。でも写真が多いために、見るだけでも価値があります。最近少しずつ読もうと奮闘しています。

 この著者 Wolfgang Wegehaupt 氏のサイトに、ニシヘルマンリクガメの生息地の一つイタリア・トスカーナの悲しい現状の報告があります。

◎ 氏のサイト Testude-Farm(英語版)。 

◎ トスカーナのニシヘルマンリクガメの悲劇についての記述 Tuscany。 下の画像はここから引用。

 ニシヘルマンリクガメの、ある個体群の生息地。
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 ↓ 同じ地点の変わり果てた様。焼き払われて農地に転用されるようです。
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 中央の木の下に白い物体が見えます。このサイトにもまた本(136頁)にも拡大画像が載っていますが、ニシヘルマンリクガメの焼けて白くなった甲羅です。

 この生息地はトスカーナ州の南部にあるようです。トスカーナ州シエーナ在住のイタリア人たちに尋ねても、リクガメを見ることはない、と言っていましたが、そんなに数を減らしているのなら当然のことでしょう。であれば、トスカーナで限定的にしか生息しなくなっているニシヘルマンリクガメを、旅行者である私たちが見るのはなおさら難しいでしょう。