2010CBの性別

 「ぶりくら市2011」、大盛況のうちに終わったようですね。この類のイベント、毎年のことながら比較的近場の九レプを見に行く以外とんと縁がありません。いつかは行ってみたいし、出品してみたい、と思うのですが、近い将来の動愛法の改正でどうなるんでしょう。


 さて、2010CBの中で唯一手元に残している個体(スジコC×スジオB)です。甲長80mm、体重118g。ゆるりと成長させています。
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 この個体、当初マイコレ予定の個体ではありませんでした。実は第一のマイコレ候補個体が別にいて、それを残すつもりでした。しかし、私の自宅までわざわざ購入に来られた方がいらっしゃり、その方に販売する際に、なぜか当日になって販売候補個体の中にそのマイコレ候補を混ぜてお見せしてしまいました。そしたらものの見事に抜かれてしまいました。

 まあ多少目立つ個体でしたし抜かれるのは当然かとも思います。また、わざわざ遠くから来てくださるのに出し渋るのもどうかとも思いましたし、マイコレ候補が抜かれるかどうかも試したい気持ちもあった気がします。つまり自分の中では抜かれた時はそれはそれで仕方ないし、抜かれなければそのまま育てようと思っていたんです。

 しかし、いざ抜かれてその成長具合を見ると、惜しかったかなぁなんて今でも考えることがあります。なぜってニシキハコガメがばんばん増えるんなら、これからもすばらしい放射模様の個体に出会うチャンスは多くあると思うんですが、結構増やすのが難しい気がするからです。
 ミツユビ・トウブなどのアメハコは飼育したことがないので分からないんですが、これだけ世にたくさん幼体が出てきているのを見ると、ニシキほど難しくなさそうだし、種違いも甚だしいんですがセマルなんて放っておいても繁殖しますから。ニシキハコガメは今のところそんなわけにはいきません。私の技術がないだけかもしれませんけど。


 その抜かれた個体は手厚い世話を受け、どんどん大きくなり、最近♂だと判明しました。で、残ったこの個体はたぶん♀。
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 実はこのときのニシキハコガメ・スジコCは1クラッチ目を12月に産卵しました。その卵をおよそ27℃設定で保温しました。孵化に要した日数も若干長め。そしてこの画像の仔は、改めて調べ直してみると3クラッチ目で、温度を上げています。

 そうしたのは温度依存性決定(temperature-dependent sex-determination, TSD)を実際に確かめるため。その答えが少しずつ出つつあるのかなと感じています。(まあ、ものの本に書いてある通りなんですけど)

オーストラリアナガクビガメ

 うちにはオーストラリアナガクビガメが3匹います。

 夏の間池で飼育したこともありますが、かつて小型の個体がブロックに挟まって溺死したことがあって以来池では飼育していません。せっかく池で繁殖しているメダカもいなくなりますし。

 ウォーターランドタブで飼育していますが、水深が少々足りないと感じます。120cm水槽で飼育したときは大いに楽しめましたが、今年は琉金に占領されているので、このままタブで過ごすでしょう。
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 ♀はそこそこの大きさになっているので、今後数年内の産卵を期待していますがどうでしょう。

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 昨冬はタブで冬眠させました。今年も冬眠させようと考えています。

旅立ち

 ニシキハコガメ・2009CBが今日関東地方に旅立ちました。
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 甲長9cm。パワフルで餌食いもとても良かった個体です。椎甲板が一枚ありません。それでも左右対称であまり気にならないきれいな個体でした。たぶん♀でしょうから、うまく育てれば数年後は繁殖も視野に入れられます。
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 この個体がいなくなり、2009CBでうちに残るのは1匹だけ。

唯一残った2009CB個体

 唯一残った2009CB個体です。放射模様はもっと太いのが好みなんですが、一番成長の良い個体で、小さい時から成長記録をつけているため残しました。甲長103mm、体重298g。最初の頃は特に目をかけて世話していましたが、最近は♀個体と一緒に飼育しているため、何匹かいるうちの一匹的な世話。今年も冬眠させる予定。
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 ちなみに母親のスジコBの現在(背甲長115mm、体重429g)。
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2006CBの成長記録

2011 10/18時点 甲長10.3cm、体重298g
    2/23時点 甲長9.2cm、体重210g 【2歳】
    初冬眠
2010 8/31時点 甲長8.9cm、体重189g 
    5/19時点 甲長7.9cm、体重125g
    2/19時点 甲長7.4cm、体重94g 【1歳】
2009 12/31時点 甲長7.4cm、体重99g
    11/4時点 甲長7.1cm、体重89g
    8/17時点 甲長6.3cm、体重53g
    7/18時点 甲長5.7cm、体重37g
    6/17時点 甲長5.3cm、体重33g
    5/17時点 甲長5.0cm、体重29g
    4/13時点 甲長4.6cm、体重20g
    3/24時点 甲長4.3cm
    2/22孵化

旅立ち -その2-

 ショッピングカートに載せていたニシキハコガメたちの引き渡しの日が来ました。

 元気のいいのなんのって、2匹ともプラカップを乗り越えようとするし、力がみなぎっています。

 この仔、甲ずれがひどかったんですが、今年の幼体の中では一番でかくて、もう太い放射模様が出てこようとしています。スジコB×スジオBの交配から生まれた仔だと思われ、残すことも考えたんですが、いわゆるうちで初めて産まれた孫世代の個体から優先して残すことにしたので、手放すことに。でも名残惜しい。背甲長44mm。大きくなっていました。
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 この仔は孫世代の個体のうちの1匹。顔がよく見えるように明るさを調整したので、全体的に白っぽい画像になりましたが、実際はもっと黒い背甲の個体です。第5椎甲板が2枚に分かれているように見えていましたが、やはりどうもそうじゃない感じ。たぶん完品。背甲長40mmになっていました。
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 同日発送のセマルに興味深々。発送のためしばし餌を抜いているので、動くものがいるぞ、なんか食えるものかな、という感じでしょうか。


2011年ニシキハコガメの繁殖総括

 現在我が家にいるニシキハコガメ2011CBは全部で4匹です。うち2匹は来春以降譲るとして、残す予定なのがこの個体たち。

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 どちらもいわゆる孫世代。私にとっては喜ばしい記念に残る個体たちです。

 (右)が2006CBスジコEの仔で、(左)が同スジコFの仔。(右)の個体は孵化した時から模様がくっきりはっきりしており、(左)は成長線の部分に黄色い放射模様が広く出始めています。今後どんなふうに成長するでしょうか。


 そして、(右)の個体には、上から見たときに頭部に若干の模様が出ています。大抵の個体は模様がないような気がしますが、これは親個体にも祖父母にもなかった特徴です。
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 今年のニシキハコガメの繁殖はこの孫世代を得られたという点で成功でした。ただ、5匹の♀個体たちが産卵したにもかかわらず、すべて1クラッチのみで、2クラッチ以降が今年は全くありませんでした。

 スジコE 3個 → 2個孵化
 スジコB 1個 → 1個孵化
 スジコC 3個 → 2個孵化
 スジコF 4個 → 4個孵化
 スジコD 2個 → すべて無精卵

 合計13個産卵して、うち孵化したのは9個、さらにそのうち3個体が死亡して、結局残ったのは6匹。すでに2匹が新しい飼い主さんのところに行ってしまったので、残るは4匹、というわけです。

 飼育下で孵化しさらに生存するこの割合が高いとはどうしても思えず、さらにどの♀個体も1クラッチしか産まなかったことからすると、ニシキハコガメの繁殖は気難しい面があり、なかなか思うようにいかないなあと思ってしまうのです。

 ※ ちなみに昨年の記録を見ると3匹の♀親が21個産卵、生存した個体は8個体でした。



 それでもよしとすべきなんでしょうね。

 いや、もっと工夫すべきことがあるはずですね。