日光浴14態

 梅雨明けかと思ったら再び梅雨前線が南下。昨日は午後から大雨でした。

 しかし、今日は見事に晴れ上がりました。


 球磨川支流産ニホンイシガメ♂の日光浴14態です。

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 私の足元のブロックの上で、全然臆することなく、20,30秒おきに足の位置を変えていきます。

 その姿のおもしろいこと。

 法則性は見出せませんでした(笑)。


 種子島産ニホンイシガメが2匹とも抱卵しています。そのうち若いほうの個体はもうそろそろ産むのではと思われます。3年連続でブロックの穴に産むでしょうか。楽しみです。

種子島産ニホンイシガメの産卵。今年はブロックの穴の中ではなく土の中。

 種子島産ニホンイシガメの若い方の個体が7月8日産卵しました。2年前の2009年から産み始めた個体です。

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 ずっと産み場所を求めていた感じでしたが、飼育場は私が卵を掘り返した跡だらけ。そういう場所には産みたがらないようで、別のゾーンをあてがってやったのですが、いつも生活している池に戻りたがり、そこでも産まず断念。結局元の場所へ戻した後、諦めたのか私が掘り返して整復した場所に産んでいました。

 今回は去年まで2年連続で続いていたブロックの穴の中への産みっ放しをしませんでした。

 頭部のアップを上げてみます。他産地のニホンイシガメと形態的な違いがあるでしょうか。
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 断定的な言い方ははばかれるのですが、我が家に関しては、種子島産ニホンイシガメ、雌雄ともに非常に臆病です。もう何年も飼育していますが、飼い主にさえなかなか馴れません。若いうちから飼育している個体もダメですね。(それにひきかえ地元産のニホンイシガメは結構馴れるんですよ)

 産卵時期も違います。地元産がたいてい6月のうちから産み始めるのに対し、種子島産は7月に入ってから産卵するというケースが多いようです。
 この個体の場合初産卵の時だけ6月に産んで7月に2クラッチ目があったのですが、それ以後は毎年7月になってから。もう一方の成体で導入した種子島産個体も毎年7月です。
 臆病ゆえに主に夜に活動しているようで、もしかしたら栄養状態や甲羅干しの頻度なども産卵時期に影響しているかもしれません。

 そのもう一方の種子島産個体、まだ卵を抱えていました。

予定より早く

 ニシキハコガメの卵は30℃管理で約50日で孵ります。初産卵した2006CBのスジコEの卵はこの週末にその50日目を迎えるはずでした。

 しかし、47日目の今日7月13日、1個だけ孵化が始まりました。
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 まだ顔は見えませんが、時折動いています。

 スジコA(親)-スジコE(子)-今孵化中の仔(孫)【この個体の世代を「F2」って言っていいのかな?】と命が受け継がれていくのって、とてもとても感慨深いですね。うまく生き延びて欲しいです。




 同じ日にキボシイシガメも今年初孵化。夜にはもう卵から抜け出ていました。
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 梅雨明けして今日も含めてほぼ毎日午後から激しい夕立が来ています。そのおかげで暑さも和らいでいます。昨年は夕立はほとんどなく、猛暑の影響だと思いますが8~9月の孵化がうまくいきませんでした。
 今年は私が家にいて気温がかなり上がりそうな時は、孵卵器に小さな保冷剤を入れて中の温度が上がり過ぎないようにしています。我ながら涙ぐましい努力。
 温度を上げるだけでなく、上がり過ぎを防ぐ冷却機能の付いた孵卵器があると便利ですが、あったとしても高いんだろうな。

くっきりはっきり

 昨日から孵化し始めたニシキハコガメ。

 今朝見たら卵の殻を体の上に載せてミズゴケに頭を突っ込んでいました。
 孵化した時から模様がとてもくっきりはっきり出た仔です。
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 文句なくかわいい!至福のひとときです。
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 甲長は3cmほどか。卵黄もほぼ吸収していました。

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水泳も上手

 最近ニシキハコガメのオスたちは池スペースで飼育しています。もちろんいきなり池スペースに入れて放ったらかしではなく、数日頻繁に観察して大丈夫そうだということで、継続しています。

 観察していると池に積極的に入る個体と全く入らない個体がいます。スジオBはよく入るほう。そして実に器用に泳ぐ。
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スジコE、初産卵分孵化完了

 5月27日に産卵したニシキハコガメ・スジコE(2006CB)が産んだ卵の孵化完了。3個産んで1個発生停止。2個がそれぞれ47,49日で孵りました。

 それにしても同じ親(スジコE×スジオC)なのに、模様がまったく違います。どんなふうに成長するか楽しみです。
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 どちらも卵黄を完全に吸収し、もうトコトコ歩き出しています。




 ところで、開腹手術後無事産卵したスジコBの卵も孵化しました。こちらは後日。

種子島産ニホンイシガメの産卵と幼体の管理

 種子島産ニホンイシガメ、一番大きいメスが18日に産卵しました。5個産卵し、うち1個がもともと殻が壊れていました。今のところ4個ともすべて発生しています。

 今回はこの個体の顔のアップを。
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 昨年、鼻先が潰れる怪我を負い、今は怪我自体からは回復したものの完全な形状の回復には至らず。この個体、6年飼育していますが、人に全く馴れてくれません。昼間は人気(ひとけ)があると池に潜ったっきり出てきません。夜はその性格が幾分和らぎ、人気が少々あっても活動して餌を食べています。夜にいつも給餌するわけではないので、餌食いが少ないのではないかと思います。だからか産卵は年に1回ぽっきり。今年はたぶんこれで終わりでしょう。

 本土のニホンイシガメと種子島産とでは後者が皮膚病に強い傾向がある、と言われている?そうですが、本当なのでしょうか?私はよく分かりません
 幼体はやはり皮膚病になり易く、うちの場合尻尾がどんどん切れ始め、それこそ尾切れ個体続出となったことがあります。日当たりのよい環境下(止水)で飼育してこうなるのですから難しいものです。川の上流のようなきれいな流水で飼育した方がいいのかもしれませんが、これはなかなか実現できそうにありません。(でも、今年掘ったばかりの打ち抜き井戸の水ならどうだろう???)

 以前の記事でも書いたことですが、これまでのニホンイシガメ飼育歴の中で、私には幼体の冬の管理が挑戦となってきました。管理方法もいろいろと試してみました。屋内加温飼育だと最終的に必ず皮膚病が出ます。まあうちはホットスポットは設けても、メタハラなどの紫外線灯を点ける気がないので仕方ないのかもしれません。屋外水中冬眠も試したことがありますが、厳冬期をこえる頃にはほとんどの幼体が死亡し、一部の強い幼体しか残りませんでした。結果が良かったのは屋外陸上冬眠です。落ち葉の下で縮こまって冬眠していますが、皮膚病になることもなく、死亡する個体もほとんどなかったように思います。そのときは陸上でも水中でも幼体たちは自分で好きな方を選ぶことができたのですが、自ら陸上冬眠を選んでいました。

 私はニホンイシガメの幼体をうまく育てる自信がないので、へたに加温して人の手を加えるよりも自然に近い方が一番いいのかと思います。

 さあ今年は無事に孵化してくれるか? 昨年は猛暑のせいか全滅してしまったので、その二の舞にはなりませんように。

スジコBの仔

 昨年卵詰まりの手術をして今年産卵できたニシキハコガメ・スジコBの卵が予定通り孵りました。

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 ひどい甲ずれです。でも無事に孵化しました。もし昨年スジコBが死んでいたら、今年誕生することもなかった個体です。ぜひ成長して欲しいです。

 実はスジコB、今春どのオスとも掛け合わせないつもりだったのですが、ちょっと油断したすきにいつものスジオAではなく、スジオBが掛かってしまいました。気づいたときにはがっちり交尾中。すぐさま離したのですが時遅し。

 この仔はたぶんスジコB×スジオBの血筋を引いていると思われます。



追記
●スジコEの仔2匹が配合飼料を少しずつ食べ始めました。
●2クラッチ目があるかと期待していたニシキハコガメ、どの個体もまだありません。
●耳が膨れているスジコE、そろそろ切開するかどうかの判断が迫られそう。

7年越しに配合飼料を食った

 2004年、某所からやってきたスジコA。最初の販売名はミナミニシキハコガメでしたが、うちにやってきた時はキタニシキ(色変わり)。そのいきさつについては「飼育の原点」に記されています。

 そのスジオA、配合飼料を全く受け付けない個体です。食べるのは昆虫類と時折トマトとか。前飼育者も配合飼料を食べさせようと努力なさったと聞いていますが根負けした個体。うちにやって来た当初私もいろいろ試しましたがやはりダメで、もう食べるものを食べさせようと諦めた個体です。

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 ところが、その頑固な個体が飼育開始7年2カ月目にして初めて配合飼料を食べました。しかも何粒も。

 与えたものは、どうせ食べないだろうと思いながら何の気なしに目の前に置いたもの。「オリエンタル・新世界モンキーフードSPS」。

 九レプで購入したニシキハコガメの若いオスがモンキーフードも食べていたということだったので、試しに購入してみたものです。ニシキハコガメでも配合飼料に慣れている個体はほぼ食べます。しかし、スジオAが食べるとは意外でした。以前与えた時は食べなかったんですが。今日はよほど腹が減っていたんでしょうか。


粗蛋白質・・24.1g
粗脂質・・・9.9g
粗灰分・・・5.7g
水分・・・・7.4g
繊維・・・・2.2g
カロリー(kcal) 388
ビタミンD3・1633IU
ビタミンC・159mg
per100g


 私としてはビタミンD3が気になりますが、常用しなければ大丈夫でしょうか?




追記: コメント欄でも話題として出ていたので、調べてみました。


ビタミンD3について

●カルシウムはビタミンD3が存在しないと利用できない。
●ビタミンD3は、紫外線照射で爬虫類の皮膚で合成できる。この場合過剰合成しない仕組みあり。
●紫外線の不足 → ビタミンD3の不足。 → 障害。
●サプリメントとしてのD3を必要な量を越え過剰に与えてしまった場合。→ ビタミンD3の過剰。 → 障害。
●脂溶性ビタミンであるため、摂り過ぎた場合なかなか体外に排出できない。



ちなみに・・・
ビタミンDの、成人の摂取量: 目安量200IU/日、上限量(過剰症にならない量)2000IU/日。

カメの場合、この数値すら不明

※ ただし、大抵のカメのからだの大きさはは人間よりはるかに小さい。仮に人間を60kgとし、ニシキハコガメを0.5kgとすると120分の1。人間と比べて体が小さなカメのビタミンD摂取目安量や上限量は、かなり小さなものとなるのだろうか? 参考までに人間の摂取上限量を単純に120分の1にすると約17IU/日となる。


各種フードのビタミンD3量
◎レプトミンの場合: 「各種ビタミンを強化」という表示のみで量は不明。
◎カメプロスの場合: 「ビタミンD3をバランスよく配合」という表示のみで量は不明。
◎最近使い始めたドッグフードの場合: 「ビタミンD 750IU/kg以上」という表示。→ つまり、「75IU/100g以上」ということか。 ただしこれがD3かD2かは不明。 (→ 10g食うとすると7.5IU)
◎モンキーフードの場合: 1633IU/100g  (→ 10g食うとすると163.3IU)

(ペットフード安全法による)犬猫用かそれ以外用かで表示の仕方が違うというのがこれなのか。


爬虫類のビタミンD3必要量が分かっていない。→ 飼育者個人の経験でどれを食べさせるか、食べさせるとしたらどれくらい与えるか判断しなければならない。


なにか補足的な情報があればご教授ください。