ニシキハコガメの産卵

 2008年12月31日朝、ついに穴掘りが始まりました。

 朝起きてみると、穴掘りの真っ最中でした。
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 このあと外出しなければならない用事があって、残念ながら産卵シーンに立ち会うことはできなかったのですが、帰宅後埋め戻した跡を掘り返してみると、きっちりと4個産卵していました。

 この個体・今回の産卵について; 春から秋にかけて調子に波があったので、この冬は温室で加温飼育していました。(温室飼育にしてからものすごく調子が良くなりました。)この個体は♀なのに、♂個体のように他の♀個体にマウントします。この時期まさか産むとは思っておらず、前日まで薄い土を入れたケースで他のニシキハコガメたちといっしょに飼育していました。

 そして年末の忙しい仕事がやっと終わり、きちんと世話をしようと思って、たまたまこの個体を触診してみると、お腹の中の固い物体に触れたのです。抱卵している!!!!!その感触から2個以上は入っていると確信しました。

 それからが大変。慌てて産卵床の準備を始めました。以前の経験によると、この種は土を結構深く掘って産卵するので、できれば産卵床は深くしたいところです。しかし、温室の棚の耐荷重なども考慮せねばなりません。それでもできるだけ土を多く入れて準備しました。(棚は表示よりずっと重くても耐え得ることがわかりました)

 そして翌日大みそか、無事に産卵。産卵日まで食欲が落ちるなどの兆候はまったくありませんでした。もっといい餌を食べさせておけば良かったと思いました。給餌は二日に1回程でした。

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 すべて白濁完了。

 ニシキハコガメの産卵はこれで2個体、3度目の経験です。しかし、今回は全く予想しておらず、突然プレゼントをもらったような気分です。

検卵9日目 発生中

 検卵(9日目)
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 よく見ると胚の影が動いています。こんなに小さいのに動くなんて。

 ほんとうに発生というのは神秘的です。卵のなかで人の手も加わらずひとりでに仔ガメの形になっていくんですから・・・・。人知をこえたものを感じる瞬間です。


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 これは卵番号1番の卵。


 今回の検卵では3個に明確な発生を確認できました。ただ1個だけは白濁はしているものの胚らしきものを確認できませんでした。

検卵15日目

 検卵(15日目)

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 他の2個も発生継続中。

 ただ1個は白濁はしましたが、ほんの少し赤い血管が見えるだけで、発生しているのかどうか確認できません。検卵時の色も白っぽい。

 2006年の産卵データによると、盛夏で孵化まで49~51日かかりました。それから考えるともう3分の1近くが経ったことになります。現在孵卵器内の温度はその時より若干低いので、少し長めにかかるでしょう。何日で孵化するのか非常に楽しみです。

産卵個体♀“スジコB”

 ニシキハコガメ 2008大みそかに産卵した個体。

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 背甲長12cm弱、体重約370g

 個人的にはあまりカメに名前はつけませんが、妻が見たまま安易に付けた名前で、「スジコB」と呼ぶことにします。

 食欲旺盛。相変わらず時々他の個体にマウントのまねごとをしています。

 暖かい時期は屋外で飼育していましたが、時々鼻水を出していました。それが温室で管理するようになり、鼻水も出なくなり調子が上がりました。今加温飼育している個体の中で一番元気が良いです。

 さて・・・・

 卵のうち1個はやはり発生していないよう。そして発生していた卵番号1番が二日前から突然胚も血管も全く見えなくなりました。まるで殻の内側に張り付いて見えていたものが突然落ち込んで見えなくなるかのように。これもだめかも・・・・・。この2個は別容器に移し替えましたが、保温は継続中です。

検卵25日目

 1月25日 検卵25日目

 卵番号3,4の2個が順調に発生していました。
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 2006年に産卵した個体の場合、約1ヶ月後に2クラッチ目の産卵がありました。今回産卵から1カ月近く経ちますが、2クラッチ目の兆候は全くありません。少し期待していたのですが。