待望のオス

 届きました。オーストラリアナガクビガメ。ちょうど脱皮時期。
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 確実なオスです。
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 直接的には2015年の寒波が原因だろうと思いますが、オスが二頭とも死亡しました。メスは生存。そのメスは昨年は抱卵せず、今年も今のところ抱卵していません。貯精に期待していたのですが、そうとう堪えたんでしょうね。この冬は厳冬期に室内無加温飼育しました。

 冬眠できないわけではないけれど、さすがに低すぎると死にます。
 

 オスをずっと探していましたが、なかなか目にかなうオスが見つかりませんでした。しかし、今月初めの九レプに出展した折、相談に乗ってくださったナガクビブリーダーさんとトントン拍子で話がまとまり、我が家にやって来ることになったのです。2013CB、九レプに出た甲斐があったというものです。本当にありがとうございました。



 早速池に放しています。
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 甲長が15センチありますので、来年から繁殖に使えればと思います。もちろん厳冬期は取り込みます。



Chelodina longicollis

繁殖シーズンを振り返って その1

 数日前に今季最後の卵がやっと孵化しました。最後はカブトニオイガメでした。26度管理で112日。これで今季のクールインキュベーターの使用は終了。



 今年の繁殖シーズンを振り返って、痛恨の極みだったことがあります。

 それまで2年連続で成功していたオーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)の繁殖。今年はうまくいきませんでした。

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 なぜか? 寒波です。この冬、2頭いた♂、繁殖に参加していた♂と次期参加予定の♂が共に死亡しました。


 もちろんこれまで、屋外で薄く氷が張るような環境でも、♂♀とも越冬していました。しかし、今年の当地の寒波はいつもより強かった。気象台発表の記録を見ると、ある日の最低気温は-6.5℃。当地としては分厚い氷を久しぶりに見ました。
 その影響は周りでも大きく、そのたった一晩の寒波で、それまで枯れることのなかったそこそこ耐寒性のある植物も、至る所で屋外凍死した夜でした。

 この寒波のあった冬、大型のメスたちは春に目覚めてきましたが、非常に悲しいことに、より小さいオスたちは耐えられなかったようです。


 この件を某氏に話したら、みんなよくロンギを冬眠させるよね、そんなに強くないと思うけどなあ、と言われました。


 あとは貯精能力に期待するしかなかったのですが、昨年まで産んでくれていたメスはついに産卵しませんでした。寒波などもろもろのの影響を受けたのかなと考えています。



 これからの冬眠の季節、オーストラリアナガクビガメを飼育されている方はどうぞご注意ください。どなたかのお役に立てればと思い、あえて記します。





Chelodina longicollis

今年も孵化

 オーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)、今年も孵化しました。2年連続なのでまぐれではないと思われます。親個体に恵まれていますけど。

 昨年も感心しましたが、生まれてくる姿が独特です。前屈してる。

≪深度合成あり≫
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≪深度合成なし≫
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 今年は12個産卵し、1個発生停止。孵ったのは11個でした。
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 昨年は一斉に孵ったのですが、今年は出てくるのがバラバラでした。最初の個体が8/23に孵化し、その後11日間かけてすべて出てきました。

 実は昨年生まれの個体を3匹飼育していましたが、5月頃に相次いで失いました。最期の方は陸場に上がったままでした。飼育技術の未熟さを痛感しました。今年は何とか大きくしたいと思っています。



Chelodina longicollis

やっと

 5月あたまに抱卵しているのに気づいたオーストラリアナガクビガメ(ロンギコリス)がやっと産卵しました。

 梅雨入りした日、まとまった雨がきっかけとなって、通常はほとんど見られない、陸上をうろうろする姿を見かけるようになりました。仕切りを乗り越えて、別のエリアを歩き回るロンギ。
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 でもこの時は産みませんでした。

 それが9日、やっと卵を発見。産卵のためにと準備してある場所に、ニホンイシガメより小ぶりの硬質の卵。しかも12個。白濁していなかったので、産んだばかりの卵のようです。そして、陸場をうろうろする姿も見られなくなっていました。

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 ニホンイシガメと同居しているので、昨年の初産卵では、どちらの卵か分からず勘違いする場面もありました。今年はなかなか産まないので結構やきもきしました。大きな個体だからか、産卵が近づくと、(結果として12個入っていたのに)抱卵していることさえも感じにくくなりました。それで、産んだかもと思って探し回り、結局徒労に終わること数回。自分の指先の感覚が少し信じられなくなったりして、ちょっと飼い主がナーバスになっていたかも。
 不安になる時は、過去の記事を読み返すと、そこに解決のヒントがあったりします。記録を残しておくのはもちろんのこと、もっと早く読めば良かったと思いました。憧れだった種の2年目の産卵、まだ慣れません。


我が家の場合の覚書。
◎ニホンイシガメの小さめの卵と大きさが似ているが、よくよく見ると形が違う。ロンギの方が卵の両端がやや尖った感じ。(もう間違わない!)
◎ロンギは、産卵のために用意した、いわゆる産卵適地に産む。ニホンイシガメは、砂利があろうが平気で硬い土地に穴を掘って産む(能力がある)。だから卵が見つからないことが多々ある。



【追記】
 その後、白濁が始まりました。油断は禁物ですが、2年連続の目標達成に近づいてきました。



Chelodina longicollis

深度合成マクロ

 オリンパスの防水デジカメTG-1が壊れてしまい、次のカメラを何にするかかなり迷いましたが、後継機でもある「TG-3」にしました。自分には、扱いが雑でもそこそこ壊れない防水コンデジが良いかなと。

 TG-3には、「顕微鏡モード」があり、「深度合成」ができます。深度合成とは?

1. 通常マクロ撮影:深度が浅く、どんな被写体を撮っているのかわからない。
2. 手前の被写体から徐々に奥の被写体にピントが合うように、ピントをずらしながら撮影。
3. 撮影した画像のピントが合っている部分を自動で抽出して合成。
4. 深度合成マクロ:図鑑のような標本写真を作り上げる。


【通常マクロ】
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【深度合成マクロ】
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 首や背甲にも焦点が合ってます。



【通常マクロ】
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【深度合成マクロ】
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 これは明らか。手前の個体の頭部はもちろん、後ろの個体にもピントが合ってます。

 なお、TG-3では、一度に通常マクロと深度合成マクロの2枚が画像として記録されるようです。この防水カメラ、マクロに特長を出して来た感じです。昆虫や植物の接写に威力を発揮しそうです。


 ただ、被写体に動きがないことが条件。大きな動きがあると、生成できませんでしたと表示が出ます。さらに、被写体に近づくと陰ができて光量が不足するので、「LEDライトガイド」(カメラ本体のLEDライト光を用いて、被写体に均一に照射し、陰などを消し込んだ撮影が可能になるアクセサリー)を別途購入する必要がありそう。今回もし使っていたなら、もっと鮮明に撮影できたかも。

 被写体は、まだまだ小さいオーストラリアナガクビガメ自家繁殖個体。10頭生まれましたが、4頭にまで減ってしまいました。日光浴のために出した折に撮影。


Chelodina longicollis