特別なたった一つの卵

 この小さな卵は、私にとって特別なたった一つの卵。

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 カブトニオイガメの卵です。

 これを産んだメス親はうちのCB。甲ずれの個体で、幼体の時に友人のところにもらわれていきました。それがそのお宅で成長し、無精卵を何度も産むようになったので、交配させるために里帰り。環境が変わったためか昨年は産まず、今年初抱卵しました。

 ただ、池に入れておくと、相性のいいペア以外の個体はメスでも攻撃を受けるのか、怯えてしまって陸地に上がっていることが多くなったため隔離。暖かくなってから現在まで、3頭のメスのうち2頭を隔離していました。

(※ ニオイガメ系はそこのところが大変で、しかも噛む力が半端ないので、これまで何度も飼育を続けるかどうか迷いました。でも、カブトニオイガメに関しては、初期のころに自家繁殖させた種なので、ずっと飼育し続けています。個人的な意見ですが、カブトニオイよりスジクビの方が強烈執拗。スジクビは、強いメスが他のメスを攻撃しているのを過去に確認)



 でもその里帰り個体が抱卵したまま体調を崩して急死してしまったのです。



 それなのになぜ卵があるかって?



 それは・・・

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100日かけてやっと孵化

 今年もカブトニオイガメ(暫定TSD♀)の孵化が始まりました。96日目。
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 TSD♂もいますが、孵化はいつになることやら。10月のイベントには確実に間に合いませんね。


 そういえば震災後に発見した自然孵化のカブトニオイガメ、一匹だけ生きています。一方、池から回収しそこなった同幼体はどうなったことやら。あれから全然見かけません。生存は厳しかったかな。



Razor-backed musk turtle (Sternotherus carinatus)  

自然孵化のカブトニオイガメ

 震災の時に見つけたカブトニオイガメの自然孵化個体。その後1頭、また1頭と見つかり、今では計3頭飼育しています。

 そして本日、4頭目を屋外池の浅瀬で発見。TG-3水中カメラで撮りました。
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 結構甲羅にコケが生えており、なんとなく周囲と同化していますね。
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 ここには成体のオーストラリアナガクビやニホンイシガメ、カブトニオイがいるのですが、大丈夫なようです。

 この幼体、このあと一瞬目を離したすきに消えてしまいました。深みに逃げ込まれたのかもしれません。回収失敗。


 ついでに親個体を調べてみると、抱卵してました。こちらはそろそろ産みそうな感じ。どこに産んだか分からなくても勝手に孵化しそうですが、なんとか卵を回収したいですね。




Razor-backed musk turtle (Sternotherus carinatus)  

ここ、本当に九州ですか

 暖冬傾向だったのに、九州でこんなに雪が降り、気温が下がるとは思っていませんでした。昼間吹雪いたあとの晩、月や星が出ていたので、放射冷却現象でかなり気温が下がったようです。

 本当に寒い日でした。24日(日曜)の最高気温は0.1℃。真夜中の0時9分に記録した数字が最高気温なのです。最低気温は氷点下5.5℃で、同じ日の23時25分に記録したもの。その後さらに下がって、翌25日(月曜)朝7時11分に氷点下6.5℃になりました。丸一日以上氷点下の中で過ごしたことになります。こちらではこんな経験はなかなかできません。

 報道によると、25日は熊本県内の9カ所で観測史上最低の気温となったそうです。山奥のあさぎり町では氷点下13.8度だったとか。


 ここ、本当に九州ですか


 北国にお住まいの方にとっては、とりたてて言うほどの気温ではないのかもしれません。まあ、台風はこちらでは慣れたものですが、東の地域だと大騒ぎになる、それと同じかもしれません。



 24日午後の屋外池の様子。全面凍っていました。設置場所の関係で雪はそれほど積もっていませんでした。
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 25日(月曜)はベランダのタブに分厚い氷が張っていました。1.5cm厚。2階で軒下だったからこんなものだったのかもしれませんが、地表だったらどうなっていたでしょう。レンガで叩いてやっと割れました。タブの壁面も水面ほどではありませんが凍っていました。一方水底はそれほど凍っていませんでした。
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 タブの中にいるカメの生存を確認。左のカブトニオイガメは自家産CBです。友人にプレゼントしたものですが、ここ何年も毎年のように無精卵を産んで不憫なので、こちらから提案して昨秋うちに戻ってきました。オスを掛けようと同居させています。
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 別容器は水量がタブより少なく、設置場所の関係で雪が降り込んでいました。そのため気づいたときには水面も側面も底面も固く凍っていました。水面から突き出ている流木が氷によってガチガチに固められて、まったく動く感じがしません。
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 これはまずい。この中にはカブトニオイガメ2014CBを一頭だけ入れていました。

 カメはやはり半分ほど氷に埋まっていました。カメは水底に張り付いたまま取れません。かわいそうなことをしてしまいました。

 冷たい流水をあてて氷を少しずつ溶かし、ついにカメは取れました。





 なんと半分ほど氷に閉じ込められていながら生存していました。耐寒性強し。

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 現在室内に取り込み、徐々に室温に慣らしています。せまい容器を乗り越えて外に出るほどになりました。




Razor-backed musk turtle (Sternotherus carinatus)