ニシキハコガメ幼体の飼育環境

 お問い合わせがありましたので、ニシキハコガメの幼体の(我流)管理方法を記します。

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 昨年までは噛み合いを恐れて個別に水場メインで飼育しましたが、今年はダイソーで買ってきたパーム用土(天然ヤシ繊維)ブロックを水で戻して、床材にしています。それを数センチにわたって敷いて、幼体はいつでも土に潜れるようにしています。土は乾いてきたら水を掛けて適度な湿度を保つようにしています。それが幼体の甲羅の成長にいいように感じます。今年のCBはとてもきれいな甲羅の形に育ちました。複数飼いですが、けがをするような噛み合いはありません。飲み水は植木鉢の鉢皿(白い四角い物)で与えています。

 我が家が高断熱住宅ということもあり、今は常温飼育ですが、もっと温度が下がれば室内温室に入れて管理します。容器の下に見えるのは最下段のヒーター、上には暖突もあります。電気代を節約したいので温室全体はだいたい25℃設定ですが、この場所は暑すぎるかもしれません。今はまだ電源を入れていない仮置きの状態です。

 餌はここに写っていませんが小皿に入れて与えます。カメを掘り出して与えることもありますが、今写っている個体のように餌が欲しくて常時外に出ている個体もいます。夜はさすがにみな土に潜っています。餌と一緒に土が口に入ることもありますが、天然素材なので全然気にしていません。

 これが今の飼育スタイルです。もっといい方法があればどんどん取り入れていきたいと思っています。基本的に成体も飼育場所が変わるだけで同じような方法です。



 欠点; 白い粉のようなダニが発生すること。カメやヒトの皮膚には問題ないようですが見た目がね。餌の残りかすなどを落とさないよう気をつけることと床材を湿らせすぎないことにより少なくなります。無くすのは難しいでしょう。

土飼いの利点

 ニシキハコガメ2009CBの同居生活、すこぶる順調です。、ダイソーのパーム用土を厚めに敷き潜らせています。これは撮影のためにすべての個体を地表に掘り出したものです。
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 今のところ恐れていた噛み合いも全くありません。

 この飼育の利点;
①世話にかける労力も時間も少なくなり、とても飼育が楽になりました。
②甲羅の成長が自然になりました。湿った土に潜っているためだと思われます。実際この方法を始めてまだ短期間ではありますが、スジコBの仔たちに見られていた背甲と腹甲の成長バランスの差がここにきて解消されつつあります。

幼体の飼育- 1年経ってみて

 2010年2月22日で1歳になるニシキハコガメ。

 久しぶりの幼体の飼育ということで、まだ手探りの飼育が続いています。

 この冬は温室の飼育スペースの都合で単独飼育をやめ、フロリダハコと同居していました。しかも、これまで同様水場を大きくとった飼育で。

 最初はこの方法でも順調でした。しかし、夏場調子がいまいちだったフロリダハコはだんだん活発に、一方のニシキハコはだんだんおとなしくなって餌食いも悪くなりました。もちろんいろんな要因が関係しているかもしれませんが、この状態を看過できません。

 それで、思い切って飼育法を切り替えて、親と同じ陸場で飼育するようにしました。すると環境が合ったのか餌食いも良くなり、調子も上がってきました。

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 この1年で、背甲長7.4cm、体重94gになりました。目標の8cmには残念ながら届きませんでした(腹甲も含めた甲羅全体だと8.2cmに)。これまでのところ自分の印象では“甲低ぎみ”に育ちましたが、今後の成長段階で改善されることを期待しています。


 親であるスジコBと一緒の飼育。配合飼料も食べます。
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 2009CBの成長ぶりを見て、本来草原などにいる乾燥系といわれるニシキハコガメを、幼体の間だけでも他のアメハコ同様水場メインで飼育するのは果たしていいことなのか考え始めています

 また、噛み合いを防ぐため個別管理もしてきましたが、飼育頭数が増えると正直だんだん面倒になってきました。

 それでこの2010年は、幼体をケガなく一緒に飼育できて、しかも容姿・状態とも良いものに保つことのできる飼育方法を考えて試してみたいと思います。