打ち抜き井戸、しばしのお役御免

 カメ池に水を入れるために自分で掘った打ち抜き井戸。非常時にも使用できると見越していた井戸。

 そして実際、ちょうど一年半前の熊本地震の際には、何日も断水が続き、井戸があって良かったと思いました。ちょっと金気があり飲料に適するかどうかの検査はしていないので、トイレを流したりちょっとした洗い物をしたりかなり重宝しました。そういえば井戸自体が、いい加減な素人作業ながら、あの震度6~7の数多くの本震余震にも耐えましたね。


 でも設置6年目で、ついに木製台座が朽ちてしまいました。最近は放ったらかしでしたし。
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 ちなみにポンプ周りの植物は沖縄の月桃です。毎年花もわずかながら咲きますよ。井戸が隠れそうなくらい茂りました。


 ポンプが落ちそうなので、ポンプ部分を外しました。
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 ポンプのすぐ下の面まで地下水が上がってきていました。



 暇を見つけて可能なら年内に修理しようと思います。ただもう純粋にカメ用、ちょっとした洗い物用や草花への水やり用に限定したいです。大地震はもう懲り懲り。

地下水温計測

 熊本市は初雪が降ったらしいです。今日は寒かった一日でした。

 そんな中でもニホンイシガメたちはまだ活動しています。
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 池の水位がかなり下がっています。気候が乾燥しているからでもあるでしょうし、カメがうまく陸場に上がれるように足場となるネットをしているので、毛管現象でか陸地が乾いていると池の水が徐々に吸い上げられるのもあるでしょうし、池の配管などのつなぎ目から水漏れしているのもあるかもしれません。季節・気候によって減り方が変わり、特に今の時期は水の減り方が激しいのです。

 だからといって毎日継ぎ足しの水を入れるわけではなく、かなり減ってから入れたりします。



 今年自前で掘った打ち抜き井戸を使って水を入れるので、水道代はまったくかかりません。ただ手動なので、満水まで入れるのは結構重労働。まだ若干砂が上がってきますが、水は澄んでいます。
 また冬は水位が低下しがちだとどこかで聞いたのですが、そんなことはない。安定供給です。
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 満水状態。イシガメが何匹も顔を出します。きみたちは寒くても元気だね。でも・・・・・。
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 そのとき、地下水を注水しているということで、ある重要なことを思い出しました。

 井戸水に指をつっこんでみると案の定全然冷たくない。すぐに温度計を取りに行って、実際に水温を測ってみると17.6℃もありました。4m以上掘った井戸からくみ上げる地下水はこんなにも温かいんですね。
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 ちなみに井戸脇の水溜めの水温は8.2℃。ちなみに今日の地方気象台観測のの最高気温が8.2℃だそうです。たまたま同じ。地下水とは10℃近くも差がありました。
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 もしかしたら今日はカメたちには少し申し訳ないことをしてしまったかも。注水で水温が若干あがったのに、予報では明朝は今冬最低の-1℃。池の水はそこまでは下がらないとしても、カメにとっては無用な温度差を経験させてしまったかもしれません。水温変化があまりないように、これからは早め早めの注水でいきます。


 あっ、それと新たな課題が見つかりました。井戸水の水温の季節変動を調べてみようと思います。


打ち抜き井戸掘り -その9- 本当に完成

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 我が師匠にブログを通して打ち抜き井戸の様子を見てもらったら、だめだしが来ました。問題点二点のうちの一点は、井戸枠を密閉したほうがいいと。
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 今まで密閉しなくても井戸枠に十分な量の水が流れ込んできていました。それでも考えてみると師匠の言う通りだと思います。水を汲み出すと密閉状態の井戸枠の中の気圧は下がるはずです。すると井戸枠の周囲からより積極的に地下水が吸い込まれるはず。

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 自分なりに方法を考え、今回は75-40のDVインクリーザー(\125)を購入。吸い上げパイプの太さが30mmなので、40mmだと少しだけ隙間ができます。その隙間をどうするか、ホームセンター店員の話によれば、余ったコンクリートで埋めるという手もあるそうですが、今回は強力・耐水型のコンクリート用ボンドを選びました。コニシ製でコンクリートと金属・タイル・木・硬質プラスチックを接着するもの。液状ではなく樹脂系なので隙間から井戸枠内に垂れることなく隙間を埋めてくれるでしょう。
 そして空気が入らないようにするため、下部の井戸枠にはめ込んだ側の接続部もボンドで隙間を埋めました。師匠の本によると乾燥するのを待って何回も塗る必要があるらしいです。なぜコンクリートボンドか?後で取り外す必要が生じたときに取り外しやすいためです。


 もう一点の改善点は砂が上がらないようにするための工夫をもっと完全にすること。しかし、この点では師匠の本で提案されている方法の中で一番簡便な方法を取ってしまいました。先日の作業で小石を入れていましたが、今回は大粒の砂を入れて棒で突き込みました。


 今日の作業だけでも手順を間違えてもたもたしたことが数度。知力を働かせる訓練にもなりました。しかし、何とか井戸掘りおよびポンプ設置までにこぎつけました。

 今後適宜調整をしていく必要があるでしょうが、これで区切りをつけ、完成ということにします。



【2011/6/8】 水の濁りが随分消え、透明になってきました。上がってくる砂の量もわずかになりました。ポンプを200回以上連続で上げ下げして水を汲み出しても、水量が減ることはありません。

【2011/6/13】 二日連続の大雨洪水警報が出た翌日、井戸水が濁り、砂が上がるようになりました。

打ち抜き井戸掘り -その8- ほぼ完成

 NHK連続テレビ小説「おひさま」を第1回からずっと欠かさず見ています。久しぶりに面白い朝ドラです。井上真央さんはさり気ない表情や目線も含め演技がとても上手い。引き込まれます。
 でも今日触れたいのは、陽子先生と子どもたちが民家で勤労奉仕していた場面。そこで映っていた井戸の手押しポンプは△のマーク。見逃さないぞ。文字は微妙にぼかしてありましたが、あれは東邦工業製ポンプですよね。「おひさま」に採用されたって聞いていたし。
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 カメ池に水を入れるために、ポンプの口に50-30の異型ソケットをパッキンを噛ませてはめ込み、その先に30mm塩ビ管を接続しています。まだあくまでも仮の状態なので、塩ビ管やソケットは接着していません。このソケットはポンプから取り外しできます。植物に水をやったり洗いものをしたりするのにも水を利用できたらと思っています。

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 今回掘った打ち抜き井戸。

◎ 掘った深さ; 地表から約4.5m
◎ 井戸の深さ; 穴の底に小石を入れたので、地表から約4.2m
◎ 水面の位置; 地表から約1.1m。(この日の計測値。日により多少変動しそう)
◎ 水    深; 約3.1m。(同上)
◎ フート弁の位置; 弁最下部が底から約50cm上の位置に設置。

 柄をやや早めのペースで50回ほど連続で上下させると、井戸枠内の水面がフート弁より下がって空気を吸い込む模様。しかし2,30秒ほど待って再度上下させるとまた普通に水を汲み出せます。井戸枠内には結構な水量が流れ込んでいる感じ。



 最初井戸枠の底に小石を入れ忘れたために、砂が多く上がってきて驚きました。
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 その後小石を投入して、その50cmほど上にフート弁の下部が来るように再設置。上がってくる砂の量が激減しました。何度も汲みだしていると色のあまり付いていない水が上がってくるようになりました。

 しかし、今日は何もいじっていないのにまた砂が多く混ざって出てくるようになり、水も濁りっ放し。水が澄んでくるにはしばらく時間がかかるよと何人かの方から言われていますが、うちの場合さらに悪化している感じ。今後どうなるか推移を見守っていきます。さらに井戸全体の調整も必要になってくるかもしれません。

【※6月3日追記; やや早いペースで200回以上連続で汲み出しても、この日は空気を吸い込むことはありませんでした。また水は、砂がまだ少し混じるもののかなり澄んできました。ポンプは壊れていないでしょうから、水が井戸に流れ込む量がさらに増加したととっていいんでしょう。】



 汲み上げた地下水を最初は地面に流していたのですが、途中から本来の目的であるカメ池に流し込むようになりました。汲み上げた砂でカメ池がわずかずつ浅くなってくるでしょう。溺死するカメがいたので少し浅くなったくらいでちょうどいいかと思っています。
 水質検査も何もまだしていない水ですが、いちおう“水と緑の都”の水。昔は同じ敷地の浅井戸の水を飲用にも利用していました。ニホンイシガメたちは溜まり水だけの場合よりもはるかに生き生きしている感じ。

 あっ、それに電動ポンプにしなかった理由がもう一つあります。毎日が筋トレ。 

 

打ち抜き井戸掘り -その7- 水が出た!

 停電時も使えることを考え、最初は手動式ポンプを取り付けることにしました。で、どの手押しポンプを採用するかが問題・・・。中国製もあるようですが、信頼のある東邦工業製のポンプに決定しました。ポンプには32サイズと35サイズがありますが、75mmVP管・井戸枠には32サイズがぴったり。ポンプ下の配管が30mmVP塩ビ管、その最下部にパイプ内の水の落下を防ぐ30mm用フート弁を取り付けますが、それが75mm井戸枠ギリギリの太さだからです。

 では東邦ポンプをいざ購入しようと思ったら、震災の影響かどこも品切れで再入荷は6月中旬ときた。それでも諦めずに探すと、神奈川県の会社シップスレインワールドさんに在庫があることが分かりました。値段も手頃でしたし、サービスも良かったので、ここから購入しました。

 購入したのは東邦工業製のTB式共柄(ともえ)ポンプ32型、木台板付きタイプ、プラ玉(ワンゴム付)方式。 このお店では、30mmフート弁+ソケット、バルブソケット(シールテープ巻き済)も付けていました。ですから30mm塩ビ管だけ(塩ビ管を何本かつなげるならそのソケットも)を近くのどこかで購入してくるだけでよいことになります。
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 ※ポンプ本体を木台板に取り付けるためにユニクロネジが付属しています。しかし、将来の錆のことを考え、ステンレス製のネジに変えようと思いました。ホームセンターで同じ形状のステンレス製ネジが簡単に見つかると思ったのですがそれが間違い。ネジ山がある所とない所の長さが特殊なため同じタイプのものが見つかりませんでした。ネジ専門店ならあるかもしれないですが。ステンレスネジが欲しければ購入時に追加料金を出して替えてもらうのも手かと思いました。


 手動式ポンプの構造を初めてまじまじと見ました。
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 ポンプも来たし、いざ取り付け・・・・いえいえ、九州レプタイルフェスタの日(台風2号接近)まで雨が多くなかなか取り付けられませんでした。






 そして今週。台風一過の晴天の中、やっとポンプ本体の取り付け工事を始められました。


 ポンプを取り付ける台座の構造は至って簡単。ブロックを3段、モルタルで接着し、ブロック最上段から木台板を取り付けるためのアンカーボルトが出るようにします。それを二組作って、その上に橋渡しをするように木台板を取り付けるだけ。
 ブロックに埋め込むアンカーボルトは普通のだと40円くらいです。しかし、それだと錆びてしまうので、ステンレス製にしました。すると一挙に値段が上がって1100円程、うーん痛い。
 アンカーボルトはブロックの上面から7cmほど飛び出すようにモルタルで埋め込み、ブロックと木台板の間には防振ゴムを挟み込みます。


 木台板にはポンプを取り付けるネジ穴が開いていませんので、自分で開ける必要があります。10mmの穴を四つ垂直に開けます。木台板の厚さが45mmありますので電動ドリルは必須です。
 また、台板の両端にはアンカーボルトに固定するためのネジ穴約12mmも開けます。10mmのドリルで一旦穴を開けた後、少しずつ穴を拡大していく作業が結構面倒でした。
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 ポンプ下の配管はこんな感じ。http://www.rainworldshop.jp/haikanprocessV2.pdf


 そして何とか木台板をブロックの土台に固定して、その上に手動式ポンプを設置できました。素人作なので土台がちと貧弱な感じ。そのうちブロックが壊れそう。

 それでも呼び水をして手動式ポンプの柄を上下させると・・・・・ついに地下水が出たぁ!!!!!!!
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 井戸の深さや配管の長さなどの詳しいデータは次回。