これか!

 今朝スジコEを個別管理していた箱をのぞくと、卵が落ちていました。昨日までは無かったものです。
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 洗ったところ。
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 ガッテン! 最近の不調の直接の原因はこれですね。

 お腹の中に少なくとも1個残っていたようです。体の状態が良くなかったか何かで、全部産み出せなかったんでしょう。

 そしてこの数時間後観察したときには、新たに、それはそれは良い形のりっぱなふんのかたまりを数個発見。やっと日の目を見た、という感じ。



 点としてあったすべての情報が私の中でつながってきました。5月末の産卵数が異例の2個で、いつもより少ないと思っていました。(そりゃあまだ体内に残っているんだもん。) 産卵後は餌を少し食べていたんですが、やがて徐々に不活発に。そして、そういえばここ数日、軟便をしていました。つまり、卵が詰まっており、そのせいで糞も十分出ることができずに溜まっていたということでしょうか。当然餌を食わないですよね。(※あくまでも素人の推理ですけど。)

 我が家ではほとんど起こらないケースで、そこまで気がまわりませんでした。これまでニシキでは経験ないと思います。最初の治療で調子が上がらなかったら、レントゲンを撮ってみましょうと言われていました。何かが詰まっているかもしれなかったからです。でも最初の治療で状態が持ち直し、自力で産み出すことができたんでしょうね。

 この後よく動くようになり、餌をバリバリ食べるようになったのは言うまでもありません。


Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

物言わぬカメ

 ニシキハコガメ・スジコEが産卵後から調子が上がりません。明らかに餌食いが悪いし、目に生気があまり感じられませんでした。ジャイミルに反応せず、大好きなはずのコガネムシにも同じ。ミミズにだけは反応しますが、少ししか食べず何か食べ辛そう。ほかの個体と比べても動きが緩慢で、でもそれら以外に特に何か症状は見られません。

 スジコEの場合、例年2クラッチ目があるので、この状態のまま抱卵されては生死に関わる可能性もあると思い、動物病院へ。

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 治療後二日経って、やっとコガネムシやコオロギを追いかけて食べるようになりました。やはり体の中に何か不具合があったのか。言葉では何も語ってくれないので、観察から異状を感じ取るしかありません。目から感じる生気もだいぶ戻ってきました。もう少しか。

 今年は我が家では調子を低下させる個体がいつもより多い感じ。多くは自然回復しますが、特にメス親は命を懸けて産卵するので、早め早めに手を打たないと。

 ちなみにスジコEの卵2個のうち1個は発生停止。今年は仔が採れるかなあ。



Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

一時は覚悟したけれど、何とか持ち直す

 ニシキハコガメ2016CBのうち、マイコレにすると豪語した個体、実はこういう個体に限って、何か問題が起きるんですよね。今までも何度かあった記憶が。

 実は・・・死にかけてました

 あんなに餌食いが良く、めきめき成長していたのに、ある時から食わなくなりました。10月半ばくらいだったでしょうか。しばらく様子を観察し、自分にできることはやっていましたが、衰弱はひどくなるばかり。忙しさもあって、やっと動物病院へと行動を起こしたのが1週間ほど経った某日。
 基本的に幼体の場合、その個体の寿命として受け入れることも多いです。しかし、今年一番の模様の個体を失うのがあまりにも惜しいこともあって、一縷(いちる)の望みをもって動物病院へ。



 診察する獣医の雰囲気にはこの個体の命に対する険しさが表れていました。口内を観察しても色が悪い。このちっぽけな個体を見て、たぶんダメだろうと思ったでしょう。私もそう思っていました。

 わずか21グラムの軽量。いつものあの注射ですが、計算で導き出したしずくほどの量の薬液を、細いとはいえ彼らからしたらぶっとい針で体内へ。



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 翌日は少し反応が良くなったような気がしました。これは注射翌日の写真。写真を撮りまくったうちの一枚。この目を引く独特の模様はあまり出てこないですし、首の周りにも珍しくやや細かな模様が見られます。生きてるうちに記録に残しておこうと。

 弱ってしまい自力で今いる場所から移動できないし、餌を自分からは食わないので、ふやかしてすりつぶした配合飼料に果汁などを少し混ぜた水状の餌を、口の中にシリンジで投与。吐き出さず飲むので助かりました。朝晩二回投与。もちろん温室で30℃管理。

 状態が上向いていたので、数日後に再注射。




 そうやって世話して、最近やっと自力で食べるようになりました。配合も自力でかじるように。
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 今回このサイズのカメでも、体内に入ったか入らないかわからないようなごく微量の注射が効きました。症状としては餌を食わずに不活発になったことだけ。他の外見上の症状はまったくなし。でも体内では何か悪さをする原因があったんでしょうね。




呼吸器疾患

 ニシキハコガメ・スジオA。色が薄めの個体。鼻の穴が表面上つながり、縁甲板には余分な甲板もあり、決して“完品”ではありませんでした。

 これはこの日を見越して事前に撮った写真です。
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 かなり痛々しい。



 結末からいうと、死亡しました。





 今年も無事冬眠明けしました。でも梅雨の頃、呼吸器系の疾患にかかり、獣医に2度診せましたが、あまり好転せず、このまま異国のこの地で生を全うさせてあげようと世話をしていました。この地では、いつも同じ抗生物質の注射しか頼みがなく、それはそれで有効な場合が多いのですが、あまり効かない場合もあり(それは治療を遅らせた場合が多い)、別の治療法を探す必要性も感じています。とにかく呼吸器疾患は早期に受診しましょう。

 毎年冬眠明け後の春から梅雨頃にかけて、この呼吸器疾患はニシキハコに出ることが多いのですが、死に至ることは、これまでほとんどなかったように思います。しかし、今年の我が家は、この病にかかる成体が特に多く、頭痛の種になっていました。今年初めに亡くしたスジコCも症状が同じ。注射薬への耐性も出てくるのではとは獣医師の話。

 伝染性を疑いますが、病気の個体を隔離していても別の成体が罹患しますし、不思議なことに幼体や亜成体が罹患することはまったくありませんでした。ニシキハコにもともと隠れている何かがいて、体調が一時的に悪くなった時に、悪さをし始めるのかもしれません。真相は分かりません。


 この個体は何年もの間頑なに生餌しか食べなかったのが、数年前ひょんなことから配合飼料に餌付き、とても飼育し易くなっていた個体でした。我が家でちょうど9年間飼育しました。来た当初から繁殖力のある成体でしたので、少なくとも十数年、もしかしたら二十年前後生きていたかもしれません。最近は他のオスとの力関係でもやや衰えが見られ、背甲の模様も少し薄くなってきていました。






追記;

症状; 
●不活発 ⇒ やがて絶食。
●粘性のある鼻水。
●さらに進むと口の周りにもよだれのように粘液が出、結果的にそこに汚れが付いて、口の周りが黒くなる。
●くしゃみ音が聞こえることも。

よく観察していると、あれっ?いつもと少し違うな?と感じることがあります。その感覚はとても大切です。特に餌食いの時に気づきやすく思います。







Ornate Box Turtle (Terrapene ornata)

目の腫れ-その2-(追加情報)

 目の腫れの時期が終わったニシキハコガメ♂、すっかり活動的になりました。
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 先日、この♂の「目の腫れ」に関して記事を書きましたが、ある方から情報をいただき、私の記事と平衡をとるためにもそれをご紹介しておこうと思います。


目は、人間でも免疫力が落ちると細菌感染を引き起こしやすい器官の一つといわれている。

目が腫れるのは、ビタミン不足によって免疫が落ち、水や土中の細菌が目に入り、発症することが多い。
→ 目の洗浄で清潔を保つこと。同時に免疫力を高める事が重要である。

【対処方法】
① 総合ビタミン剤(少量)を水(1,2Lの生理食塩水)に溶き、2-3日薬浴。
治るまで繰り返す。たいていの場合、1週間で目が開く。

② それでも治らず、膿汁が出ている場合は化膿している可能性が高い。
免疫低下+細菌感染+水分不足は、人間でも敗血症を引き起こしやすく、手遅れになることが多々ある。
ゆえに、早めに獣医に連れて行くほうが良い。
(…と公の場では記しておきますw。kasimiro)。


【要点】
ビタミン浴をさせ免疫力を高めること、炎症を抑えるために目の清潔を保つこと。



 なお、個人的な意見ですが、私が以前書いた記事は、「目の腫れ」とはいっても、温度変化による生理的な反応ではないかと考えています。上で紹介したのは、疾病としての「目の腫れ」かもしれません。


 過去記事「目の腫れ」-その1-