オス同士の闘争で負傷

 ニシキハコガメのオス同士のやりあいで負傷者が出ました。普段からけん制し合っているのですが、今回のように食いちぎられたのは初めて見ました。痛々しい。
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 今年の力関係の最上位の♂、スジオCです。これでいじけないといいのですが。

 外は雨がひどいので、念のため室内で一泊二日養生させました。餌食い問題なし。


 そしてわずか5日後。


 あれ?もう傷が治ってる。

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 修復力の強さに感心しました。




 今日は「午前8時59分60秒」の日。

過去の症例(続き)

 (続き) 成長よし、模様よしのニシキハコガメ2006CBですが、顔を正面から見ると、

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 噛まれ傷です。これでも傷を負った直後ではありません。だいぶ肉が被ってきています。それでも上嘴がなくなり、鼻の穴までなくなり、骨まで達しているのが分かります。

 これでは餌も上手に食べることができません。また相当ショックだったのか、性格が変わってしまったのか、すっかりおどおどした個体になってしまい、他のきょうだいたちとひと時のうちに力関係が逆転してしまいました。

 成長の点でもいつの間にかきょうだいたちに追い越され、傷もなかなか修復されず、だんだん弱り、ついには何カ月も後に死亡してしまいました。成長スピード・模様とも将来性豊かな個体だったので非常に残念でした。

 ニシキハコの場合、噛まれると人間でも傷を負います。また小さな幼体同士の噛み合いでもこのようになるのです。実際昨年、2009CBの間では、足先が片方なくなったケースが生じました。爪が飛ぶくらいならまだまだ序の口。身体障害が残り、最悪の場合死に至るほどの傷を負ってしまうので、幼体の飼育には特に気を遣うのです。

 カブトニオイの幼体も今までだいぶ孵化させましたが、集団で飼育しても傷を負うことはほとんどありませんでした。セマルハコでは傷を見た記憶さえありません。他のアメハコのことはよく分かりませんが、アメハコではたぶんニシキハコが一番ひどいのではないでしょうか?



 しかし、 


 そういう危険性はあるものの、今年から、同じ年に生まれたCB同士を同居飼育し始めました。水を張った環境ではなく、土に潜ることのできる環境では、噛み合いも随分低減できるのではないかとの予想の下に行なっています。

過去の症例

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 この個体たちは今は亡きスジコAの仔たち、つまり2006CBです。数年前のまだ小さかった頃の写真です。

 2006CBは現在2匹います。それが真ん中と右の個体。(右の個体の見上げる目が何ともいえずかわいらしいと思います)。

 ということは左の個体が今はいません。



 その今はいない個体。2006CBの中で、一番成長の早い個体でした。模様もとても鮮やかで綺麗。
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 しかし、異常があるのが分かるでしょうか?

2009CB 1号の症状 その後の経過-その2-

 ニシキハコガメ2009CB 1号、最近はこのようにして餌を食べています。

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 食べているのは、ピンクマウスの潰したもの。月夜野ファームのピンクマウスソーセージを試しに購入して食べさせています。左手でカメを持ち上げて、爪楊枝に付けた肉をカメの顔の前に持っていくと
自然に口を開けるので、サッと肉をくわえさせます。他のものを近づけても口を開けないのに、赤い肉だと口を開けるのが不思議です。

 以前よりも持ち上げた時に抵抗する力が強くなってきたような感じがします。また動きが素早くなってきました。そして、今朝大きい糞をしているのを初めて見ました。

2009CB 1号の症状 その後の経過

 2009CB 1号の経過報告。
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 前回の日記の後、半ば強制的に餌を食べさせられるようになりました。

 その方法は、①仔ガメを手のひらで包むように軽く保持する。 ②親指と人差指で仔ガメの頭を引っ込ませるようにしながら視界を遮る。 ③仔ガメは嫌がって、小さいながら口を開けて噛もうとする。 ④その口を開けた瞬間を狙って、切断したジャイアントミルワームやデュビアを口にくわえさせる。 ⑤そのまま仔ガメは液状の中身を飲み込む。

 これを毎日続けるとストレスになるかなとも思い、二日に一度、温浴と(適宜サプリメントも添加しながら)給餌をしています。給餌以外は、30℃ほどに保温した容器の中でやや湿ったミズゴケに包まって休んでいます。これまで十日間ほど繰り返していますが、少しずつですが元気が戻りつつある感じがします。

 そしてこの仔ガメは、過去に足だけでなく、たぶん顔面の鼻あたりも噛まれています。

 それで思い当たるのは2006年に孵化させた個体。その中の一番成長の良かった1匹が、きょうだいである他個体から顔面を噛まれ、不幸にも鼻の辺りがとてもとても深く傷つき、結局は餌食いも悪くなって、他の個体に成長の点で抜かれ、1年ほどたって死亡しました。

 幼体のうちは特に噛み合いに注意ですね。この種では致命傷になりかねません。