腹甲の傷の観察-その4

 昨年導入のニシキハコガメ♀個体。剥がれた甲板の切除から105日目で、傷はかなり元通りになりつつあります。

 背甲長;以前と変わらず10.2cm。 体重;350g。 急激に体重が増えています。

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 それもそのはず、この♀個体、“抱卵”しています。

 今まで名前がありませんでしたが、我が家の伝統にしたがって“スジコD”と呼ぶことにします。

腹甲の傷の観察-その3

 10月に導入した傷ありの♀個体。現在甲長こそ導入当初とほとんど変わりませんが、体重が徐々に増えています。280gから318gになりました。状態良く飼育するのに手のかからない、なかなか優秀な個体です。今ではお気に入りです。
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 この個体は導入当日に腹甲に大きな傷を発見したため返品・返金もできたのですが、結局手元に置いておくことになりました。(過去の日記↓)
腹甲の傷の観察-その1
腹甲の傷の観察-その2

めくれた甲板を切除した後25日が経過した11月17日の画像↓。再生部分の凸凹がなくなってきました。
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 31日経過の11月23日の画像↓。再生部分の表面がきれいになり、周りの腹甲より盛り上がってきています。
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 40日経過の12月2日の画像↓。
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 そして今日、久しぶりに傷を観察したらこうなっていました。
61日経過の12月23日の画像↓。
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 放射模様がずいぶんはっきりと見えるようになっていました。
 修復は外側から中心に向かって進むんですね。これは理にかなっているでしょう。もしこれが中心から外側へだったら? ・・・ こんな細かいところにも知恵が表れています。

 加温飼育中とはいえ、この修復の速さに脱帽です。この後どう修復が進むのか目が離せません。

腹甲の傷の観察-その2

 新たに導入したニシキハコガメ♀の腹甲の傷に進展がありました。
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 ショップから到着直後、乾燥させてみて腹甲のめくれがみつかったのが10月21日。我が家に残ることになり、めくれた甲板を切除したのが翌22日。かなり大きな傷になっていました。

 この後から傷口が排泄物にまみれないよう気を遣いました。といっても傷口を何かで覆ったりしたわけでもなく、最初こそ床材は新聞紙を使用しましたがあとでは普通の黒土で、傷口が乾燥ぎみになることだけに気をつけていました。また、餌を食べるだけ食べさせて、体力増強と内部からの修復を促しました。

 切除後10日経過した11月2日撮影の画像↓。向かって右上に柔らかい組織の部分が幾らか見えます。
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 その後少しずつ傷口が盛り上がってくるようになり、15日に傷表面の硬い部分がポロポロ取れて下地が出てきているのに気づきました。

 切除後23日経過した11月15日撮影の画像↓。
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 はがれかかった表面の硬い部分をすべて取り除こうとしたら、まだ隠れていた部分があって、傷自体は以前より大きくなってしまいました。しかし、その下にはまだ凸凹はありますが腹甲が再生していました。さらに感動したのは、その表面にニシキハコガメ独特の模様がうっすらと再生しつつあること。導入当初の好奇心いっぱいの疑問が解決しそうです。それにしてもひどくならないで良かったと安堵しています。


 さて、11月になって某オークションでニシキハコが新たに出ていますが、それらの個体たちと私が購入したショップの個体たちは、同じ方の繁殖個体と聞いています。某所ではレプトミンを爆食しているとありましたが、うちでは最初から活餌だったので、配合飼料を食べるかどうか分かりません。活餌が美味すぎてもう反応しなくなっているかもしれません。
 オークション出品個体でも、噛まれ傷を負った個体が毎回出ていました。幼体のうちはやはり気をつける必要があると思いました。また、甲羅に傷のある個体が多数出ていた点は、うちの導入個体と何か似ているものを感じます。

腹甲の傷の観察-その1

 前述のニシキハコガメ♀個体、うちに届いて乾燥させてみたらご覧の通り。販売者も気づかなかったとおっしゃるのですが、どんな環境で管理していたんでしょうか?かなり湿らせた環境?

 つくづくニシキハコガメの導入は自分にとってうまくいかないことが多いなと感じてしまいました。
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 それでも販売者は良心的に対応してくださり、返品返金を申し出られました。しかし、10cmクラスの個体はそうそういませんし、そこまで成長させるのに何年もかかります。この傷以外の状態はすこぶる良く、すぐに愛着も湧いてしまったので、これ以上悪化しないだろうとの予想のもと、交渉の末結局我が家に残ることになりました。

 乾燥させるために剥がれた甲板を切除したところ。(薬を塗ってあります。)
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 二人の自分がいます。一人は敢えてリスクを冒してまで飼育するなんて、と言う自分。もう一人は好奇心旺盛の自分で、ニシキ独特の腹甲の模様はどうなるんだろう、どんなふうにして治癒するんだろう、これを機に問題対処の点で成長したいと考えている自分です。 結局、後者の自分が勝ってしまい、飼育し続けるという決定をしてしまいました。

 ニホンイシガメで腹甲にひどい潰瘍があるものをきれいにしてやり、あとは何年かかけて自然に治癒したという経験はあります。しかし、ニシキハコガメでこんな個体は今までに見たことがないのでどうなることやら。

♀の導入-傷あり!

 ニシキハコガメの♀が1匹、某所からうちにもやって来ています。

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 甲長11cmと表記されていましたが、たぶん腹甲も含めた長さで、背甲長は10.2cmでした。ですから亜成体といったところでしょう。繁殖に使うには来年は無理でしょうが、再来年くらいにはもしかしたら使えるかも?しれません。ただ孵化後何年目くらいから繁殖するのか分からないので、あくまでも甲長だけからの想像です。「背」甲長が11cmあたりから繁殖するのではないかと、限られた経験から勝手に想像しているので。ただこれでもそこでは一番大きい方の個体でした。

 体重に関してもそこでは一番重い280gあり、ずっしりとした個体でした。目の輝きもよく、とても元気な個体でした。

 しかし、私も販売者も到着まで気づかなかったのですが、1か所だけ大きな傷がありました。乾燥させてみて分かった傷、この画像からも見て取れます。