イシガメ拾い

 旅行から帰ってきたら、ニホンイシガメが自然に孵っていました。事前回収できなかった卵の分です。

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 石ころと同じ色なので、踏みつけないように細心の注意を払いながらカメ拾い。出てきた穴はどこにも見当たりません。

 6頭回収。出てきて間もない感じ。


 インキュベーター管理のイシガメも孵化してます。その分はすべてTSD♂候補。球磨川産の♂がなかなか手に入らないんですよね。





 そうそう、名古屋で妻の親友たちと食事した際、プレゼントでもらったものは...

熊谷守一 (石亀) 1957年 一筆箋になってます。愛知県美術館で購入したのかな?
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 シンプルだけどイシガメだとすぐにわかる絵。
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 消しゴムハンコ ヒビコレ製。 ※名前部分は塗りつぶしました。
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 ここ見てるので改めて言います。いつもありがとう!



Japanese pond turtle (Mauremys japonica) 

まもなく飼育21年

 20日の豪雨、初めて経験するようなひどいものでした。6人が亡くなり、甲佐町では1時間雨量が150mmに達したそうです。次から次にやって来る雷雲に、我が家の近所でもあっという間に増水し、排水が追いつかないのか、大きな道路でも冠水。今夜も未明からまた大雨の予報。どうなるんでしょ。
 大地震に続いて、梅雨の豪雨、そして今後は大型台風も来るのではないだろうかと不安になっています。

 がんばれ熊本。




 我が家の最古参のニホンイシガメ(球磨川産)。ブルーファンタジアというお店で若い個体を購入し、まもなく飼育21年になります。当時5,000円で購入した記録が残っています。
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 再びミズガメに戻るきっかけになったカメです。それだけにひと際愛着があります。

 少しいびつに育ってしまったかな。
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 6月17日(中潮)に産卵しました。

 今年のニホンイシガメの最初の産卵は5月29日(小潮)でした。どの個体が産んだのか分かりません。5月に産むのは記録上初めてでした。

 ほかの個体もお腹の中に卵があるので、もうそろそろイシガメにとっての本格的な産卵シーズンが始まる予感。当然そのなかには5月に産んだ個体もいるわけで、2クラッチ目を宿しているのがいるということです。



Japanese pond turtle (Mauremys japonica) 

穴の再利用

 また梅雨に逆戻りした感じです。

 池のそばの地面に、大きな穴がぽっかりあいていたのは昨日のこと。穴の底にはわずかですが水が溜まっていました。あぁ、これは、ニホンイシガメがあけた穴。昨夜の大雨でたぶん池の水があふれ、放棄された穴だと思われます。砂利があるところを掘るイシガメは、1995年から飼育している最古参の球磨川産ニホンイシガメ。抱卵していたからね。今年は2015年。まだ亜成体だった彼女を飼育し続けてもう20年になるのか、と感慨深くなります。

 するとその穴が、翌日にはきれいに無くなっていました。

 おかしい、何か変。ということで、穴があった所の土を除け始めました。すると・・・出たぁ。

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 再利用していたわけね。固い地面を二度も掘る手間を省いたわけね。

 深さ15cmほど掘って埋めてありました。周りの土が固く、池のそばだということで土をできるだけ掘り崩したくないので、ピンセットを使って卵を慎重に取り出しました。

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 掘るそばから産んだ本人が近寄ってきて、掘り上げた卵を餌食にしようとします。やはりカメですね。



 たぶんこのニホンイシガメを最後に、今年の産卵はほとんど終わりかなと思います。

 それでも、梅雨が明けた後の、ニシキハコガメの産卵をまだ期待していますが。ここ日本では、なぜ秋に産むことがあるんでしょうね。



Japanese pond turtle (Mauremys japonica) 

100個目はニホンイシガメ

 本日、今年度の確保した卵の数が100個を超えました。100個目はニホンイシガメ。うちでは6月から7月がニホンイシガメの産卵期です。外産の他のカメより遅い感じ。昨年が過去最高の総産卵数で、7月9日に100超えでした。今年はそれを時間の点では抜いたことになります。ただ、昨年はニホンイシガメをもっと多く飼育していました。今年は飼育頭数を大幅に減らしているので、それがない分、卵の総数では昨年を上回るのは厳しいのではないかと思います。

 このブログではかつて、趣味的なイシガメ捕りの記事を書いており、その際は極力場所を特定されないよう配慮しているつもりでした。ただ最近の傾向として、イシガメ捕獲とか、亀罠とかいう検索キーワードで、このブログを訪れる人がかなり増えてきています。それで、現在はその記事を表示しないようにしています。自分にとっては思い出深い、少年の日のときめきを彷彿とさせる記事ですが、このご時世仕方ありません。ニホンイシガメの大型個体を大量に輸出しようとする時代です。

http://www.asahi.com/articles/ASH5L7DK5H5LOIPE03C.html

ニホンイシガメは本州・四国・九州の河川などに生息する日本固有種。輸出数は13年度が3850匹、14年度は1万1155匹と増えている。いずれも輸出先は中国が大半を占めるという。




 このままで大丈夫かニホンイシガメ。一方・・・・・。



 本日のNHK「所さん!大変ですよ」を興味深く見ました。「仰天!農産物を食い尽くした謎の生物」という題でした。

今、アメリカで、日本に輸出されるある生物の卵が巨万の富を生んでいるという。しかも、この生物、旺盛すぎる食欲と、素早い動きで、全国各地で深刻な問題を引き起こしていた。その正体は?所さんも仰天した、事件の意外な真相。


 私はその放送を知らなくて、その放送の最中友人から連絡があって、急いで録画視聴しました。

 内容は、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)です。


● 徳島の水田でレンコンの芽が食い荒らされる被害。収穫量3割減も。2万匹の獰猛な生物。→ミシシッピアカミミガメ。
● 各地で被害。(例)120本の空芯菜の苗一夜で全滅(愛知)。ヒシの食害(福岡)。カルガモのヒナを襲う(東京)。
● イシガメの2倍の繁殖力。
● ミドリガメは年間10万匹日本へ。
● 所轄官庁は、輸入禁止にするつもりはない。また、特定外来生物には指定しない。すでに飼われている180万匹の遺棄などが起こるから。

養殖場訪問
●ルイジアナ州、ミシシッピ川沿いの養殖場。
●養殖場にアポを取ろうとするも、軒並み取材拒否。その中で1軒だけOK。自分の仕事は「恥ずべき仕事ではない」から取材を受ける。
●地元の人もその存在を知らない。
●やっと探し当てた養殖場は、家が3軒も建つ、プール付き豪邸。
●60年以上前から養殖をしており、現在3代目。
●東京ドームと同じくらいの敷地に養殖場はあり、年間30万匹養殖。親ガメは雌雄合せて1万匹。8-15個卵を産み、仔ガメは1匹平均100円で売れる。
●なぜひっそりと養殖しているのか。それは1970年代のトラブルが原因。それ以降日本への輸出が増えた。
●米国では、研究材料、科学的理由がなければ仔ガメの販売は禁止。→サルモネラ菌のため。
●1975年4インチ法制定。子どもが誤って口に入れないよう10cm以下のカメ販売禁止。
●養殖場でもサルモネラ菌消毒機を導入。
●EU、韓国、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど約30か国が輸入禁止。現在は中国と日本に輸出。




余談; 卵を掘り出すシーンもありましたが、そのとき使っていた道具に注目。
足をかける部分のある小さめのシャベルの、尖った下半分がない形。卵が産みつけられている深さぎりぎりまで土に差し込み、容易に卵の上方の土だけ取り除けるもの。


タイムスクープハンターがおもしろい

 NHKで放送されている「タイムスクープハンター」が面白い。今季も残り1回になった。


 番組に出てくるタイムスクープ社とは、タイムワープ技術を使い、あらゆる時代にジャーナリストを派遣し、人々の営みを歴史に介入することなく映像で記録し、アーカイブ計画を推し進めている会社という設定。


 9月5日放送の「衝撃!戦場の偽装工作」では、戦国時代にタイムワープした。当時戦場では、自分の立身出世のために、びっくり仰天の手柄偽装が行われていた。教科書では習わない裏の歴史で、非常に興味深かった。なかなかの力作であった。


 そして7月16日放送の分は、特にカメ飼育者には興味深かったであろう。それは「白熱議論!亀は誰のモノ?」だった。

 時は江戸時代、将軍徳川綱吉の時代、かの有名な「生類憐みの令」(これは繰り返し出された多数の法令の総称である)が出されていたころにタイムワープ。

今回の取材対象は放生会(ほうじょうえ)の亀売り。放生会とは旧暦の8月15日に各地の神社・仏寺で行われた行事で、捕らえられた生き物を放して、殺生を戒め、慈悲を促す儀式である。1695年、天秤棒を担いで亀を売り歩く男、久作。甲羅に藻が付いたみの亀を長寿の象徴と客が喜んで買ったところ、突然、男が現れ「俺が飼っている亀だ!」と主張。そこに生き物の殺生を取り締まる役人も登場。亀の所有を巡り大論争に発展する。  ≪番組のブログより≫



 亀売りという職業があったのも驚き。私も目的こそ違えブリードしたカメを販売している。そして当時は、亀を飼うことが禁止されていた・・・。どうすりゃいいんだよ、おい。どうしても現代に投影してしまう。

 見どころは、ある「みの石亀」がもとで、亀売りと、そのみの亀を飼育していたと主張する男、そのみの亀を夫の病を治すために調理しようと買った女、そして殺生を取り締まる役人の4人が、みの亀が誰のモノかと白熱議論するところ。しかし、議論しているうちに、当の亀が脱走し行方不明になってしまう。必死に捜す4人。亀はどこに行った? そしてついに見つけた時カメは? 人々が右往左往するドタバタ喜劇の様相を呈しているが、物言わぬ亀はいたって冷静。タイムスクープ社のジャーナリストがイシガメに取り付けたマイクロカメラの映像も、カメ目線でいい味を出していた。最後は、ドタバタすべてが丸く収まるような、うまいまとめ方であった。プチ感動。

 まあ、観ていない方は一度見てくださいまし。

 なお番組中に出てきたカメはすべてニホンイシガメだった。やはりそうでなくっちゃ。




生類憐れみの令、その発布の理由は、徳川実記によると、戦国時代の殺伐とした社会を改めさせるためだった。当初は、病気の生き物や他者に対し、慈悲の心を持とうというスローガンであり、道徳を広めることが目的であった。旅人の看病、捨て子の禁止、牢獄の環境の改善などもうたわれている。